お宿&かふぇ 布屋 《主人のひとりごと》

120年経った京町家を改修した民宿『布屋』

錦市場と周辺散歩 その2

2014年09月11日 19時06分13秒 | 京都観光
朝晴れていたのでちょっと布団を干そうと屋根に広げたら突然雲行きが怪しくなり、片付けているとまた晴れてきます。ちょっと折りたたみ傘は手放せないかも・・。錦市場のつづき。
津之喜酒舗を通り過ぎると富小路です。角にお正月の定番「鴨ロース」を作る際に必ず買いに来る「鳥清」があります。そして、いよいよこの辺りから食べ物屋さんが続きます。まづ



出し巻の「三木鶏卵」があります。早い時間はショーケースのすぐ後ろのガス台で出し巻を専用の鍋(有次の出し巻用の鍋)を器用に両手で二つ、三つ同時にくるっと返して焼いているのが見られます。芸術的で思わず見とれてしまいます。



威勢がいい魚屋の「魚利」では店頭で「はもカツ」を売ってます。結構中国系の観光客が買い食いしています。



何時の間に出来たのか「蜂蜜屋」さんがあります。河原町三条のアーケードにあるお店の支店のようです。



八百屋さんの「池政」です。以前は京野菜や果物を販売していて、その奥にちょっと椅子テーブルを並べて野菜料理が食べれる「いけまさ亭」がありましたがなんと店は閉めて七味屋さんになっていて



2階で本格的に食事処をされています。ちょっと吃驚。



いけまさ亭の隣がかまぼこの「丸常」です。かまぼこというか我々は「てんぷら」と呼びます。他所ではどのように言うのかな?ようするに揚げ天のことですね。ごぼう天とか海老天とかいろんな種類があります。なぜか「丸常」と「丸亀」と隣同士で競っています?!ちなみにうちの奥さんにいつもどっち買うの?と尋ねると即座に「丸常」と返ってきました。柳馬場通りを越えると



高級野菜を扱う(いわゆる京野菜)八百屋の「かね松」があります。この八百屋さんの2階で始められたのが「やお屋の2かい」です。2001年オープンとあります。その当時は錦市場でモノが食べれれるお店というのは寿司屋さんかうどん屋さんか食堂くらいだったはずです。そこへ八百屋さんの2階で野菜料理が食べられるなんてすごいアイデアでした。今でも人気でこの日も「売り切れ」の看板がでていました。



あまりの人気で向かいのビルの2階でも支店を出されていて、10年くらい前に一度行ったことがあります。今回通ったらさすがに支店はなくなっていてカフェに変身していました。八百屋さんの隣が



打田漬物です。市場だけあって漬物屋さんも何軒もあります。みんな試食ができます。あれっ、うちの奥さんもつまんでいます。



打田漬物の隣が佃煮とお惣菜の「井上」です。



錦市場でお惣菜を買ってきて布屋のお部屋で食べられる方は必見です。肉じゃが、おから、ひじきとか年中あるメニューから今の時期は万願寺とおじゃこの炊いたんとかいろいろあって思案のしどころです。見ていても楽しい。うちん奥さんなんかじーーっと見るだけで「今度これ作ろう」なんて呟いています。井上の隣が



平野です。大丸とかデパートにもお店があります。味は平野も美味しいとのこと。錦市場が閉まっていても(午後6時には閉まっています)大丸の地下にある平野でお惣菜を買ってくる手もあります。少し進むと堺町の角に



麩嘉さんがあります。布屋の近くに本店がありますがなにぶん生ものだからお帰りの日にいろいろ観光される場合は錦市場に立ち寄りここで調達される手もあります。本店は料理屋さん向けに作ってるので生麩も1本が大きいですが錦店は家庭用に小さいタイプがあります。麩嘉さんの向かいが



こんなもんじゃです。豆乳ドーナッツを皆さん美味しそうに食べています。錦市場も残り一筋になりました。つづく。