お宿&かふぇ 布屋 《主人のひとりごと》

120年経った京町家を改修した民宿『布屋』

秋を訪ねて”07奈良 大宇陀を歩く その3

2007年11月27日 19時21分47秒 | 旅先で
古い町並みを歩く時に気をつけないといけないことのひとつに、お昼ごはんが食べられる食堂等があるかという問題があります。昔まだホテルに勤めている頃、一人で18切符で兵庫県の龍野を訪ねたときに、古くからある淡口醤油醸造所の周りを歩いていた時、何処にも飲食店がなく、当時は勿論コンビニも無く、夕方近くなって空腹のあまり気持ち悪くなったことがあります。幸いここ大宇陀には「本善食堂」があります。吉野葛のお店を少し行くと小さな路地に目指す食堂がありました。時間は午後1時を廻った頃。ぎいっと入口のドアを開けると、誰もいないお店に食堂のおばさんがテレビの前で昼ドラマのいいところ。悪いときに入ってきたが、古びた椅子に座り、オムライスを注文しました。昔ながらのオムライスと紙に包まれたスプーンに思わずにっこりしてしまいます。あとから常連さんのおじさんもやってきて「中華丼」と「串カツ3本」をオーダー。へーつ串カツも美味しそう。町の人に愛されている「本善食堂」で少し幸せな気持ちになります。つづく。