今年は「伊藤若冲」が大変注目を浴びた京都です。その若冲が晩年を過し、自らデザインした石の羅漢が深草の石峰寺にあることを先日購入した「澁澤龍彦の古寺巡礼」(コロナ・ブックス)で知りました。石峰寺に五百羅漢があることは以前から知っていましたが、その作者が若冲だったとは。今回の目的地「石峰寺」へはまず伏見稲荷を目指します。梅小路から京都駅を越え、東福寺から本町通を通ると伏見稲荷大社に出ます。稲荷の南側の細い道を山側に進むと石峰寺にたどり着けます。黄檗宗らしい赤い小さな山門が見えます。境内はこの時期、「ホトトギス」や「紫式部」が自然と咲いています。勿論境内には誰もいません。お寺の奥さんが羅漢さんは竹やぶの中でまだ蚊がいるとの事でうちわを貸してくれます。本堂裏手の山に、いろんな顔をした羅漢さんが僕たちを迎えてくれます。笑顔や泣顔や怒っているのやら、しばし時間を忘れます。あんな繊細な日本画を描いた同じ人物とは思えない、ほほえましい羅漢さんでした。見上げればもみじの木が結構多く、ひょっとして隠れた紅葉の名所なのかな?そしてお昼ごはんに向かいます。つづく。
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