お宿&かふぇ 布屋 《主人のひとりごと》

120年経った京町家を改修した民宿『布屋』

祇園祭 その5

2007年07月31日 19時45分07秒 | 京都観光
祇園祭が山鉾巡行だけだと思っておられる方が大半だと思いますが、僕も数年前まではそうでした。ところが巡行の終わった日の夕方に3基の神輿が八坂神社の前に揃い踏みして、それぞれ所定の氏子区域のコースを巡り、四条の高島屋の少し横にある御旅所に奉安され、24日に又、氏子区域を巡り、八坂神社に戻るという「神幸祭」「還幸祭」があります。午後6時少し前に四条通に行くと既に歩道の手すりには場所取りの人の列。徐々に人が増えてゆき、午後6時30分には通行止めになった八坂神社前はちょっと異様な雰囲気。そして3基の神輿が石段下で豪快に「差し上げ」を行うと見物の皆も前へ出ようとして、中々祭りらしくなってきます。そして「ホイットー・ホイットー」のかけ声で神輿が四条通へ進みだします。思っていたより大きな神輿とたくさんの担ぎ手で、祇園祭の違った顔がみれます。でも黙っていたら京都人と思われるうちの奥さんは実は東京の「三社祭」の神輿を担いでいたらしく僕が「中々勇壮な神輿やね」と言っても、「やっぱり京都の神輿は雅やね」と小さくつぶやきます。三社祭みたいに神輿の上に人は登らないもんね。

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