お宿&かふぇ 布屋 《主人のひとりごと》

120年経った京町家を改修した民宿『布屋』

2015年 初詣 その2のつづき

2015年01月19日 18時03分51秒 | 京都観光
「たまき亭」でパンを買った後で黄檗にある「万福寺」を訪ねます。たまき亭には来るが万福寺は小学校?以来です。ところで今年はうちの娘が「本厄」なので先日立木観音にお参りしてきたそうです。日曜日なのですごい人だったようで、階段を登るのも人の列がずーーっと続いていて、僕たちは誰もいなかった鐘撞きも階段にずらっと並んでいたそうです。帰りに同じように「たまき亭」に寄ったら、クルマを止めるのに並んで、いざお店の前に行ったら5人くらいしか並んでなくてラッキーと思ったら、反対側の歩道にずらーーっと行列で結局30分くらい並んだそうです。土曜、日曜の「たまき亭」恐るべし!さて万福寺ですが



総門をすぎると「三門」があります。その次に





中国から渡来した「隠元禅師」の開創である黄檗宗の総本山である万福寺は至る所に中国様式が見られます。



おおきな布袋さんがにこやかに迎えてくれます。とても大きなお寺ですが、ほとんど拝観者を見かけません。





有名な「開版」(かいぱん)です。木魚の原型とのことで万福寺では時を報ずるものとして今も使われています。しかし大きなお寺なので風がよく通り抜け寒いのなんの。丁度僕達がこの前にいるとき修行僧がきて「カンカン」となにやら報じてささっと去っていきました。みると僕がいつも着ている「作務衣」(いつも僕なんかその上にフリースですが)・・もちろんそれ1枚に裸足で雪駄です。あくまで修行です。こういう姿を見ると普段の自分たちの戒めにもなります。が、凡人にはこの寒さに裸足は無理です。ところがこのお寺は「禅修行」というのがあり、一般の会社向けに座禅研修もしています。この寒いのにどこそこ会社研修会とかをされていて、さっきの修行僧のように「作務衣」でお寺のなかを小走りに歩いているのを見かけます。うーーん我が「布屋」も最近生ぬるい生活?!をしているので修行に来ようかと提案するもうちの奥さんから即座に「無理!」と回答を得ます。





万福寺の本堂にあたる「大雄宝殿」は日本で唯一最大のチーク材を使った歴史的建造物です。というわけでたまき亭に行かれた際は是非足をのばして万福寺も訪れるのもいいものです。(もうすこし暖かい季節のほうがゆっくりと過ごせますが・・)おわり。