お宿&かふぇ 布屋 《主人のひとりごと》

120年経った京町家を改修した民宿『布屋』

電車男 2014 電車王国 富山へ その1

2014年10月10日 19時36分14秒 | 旅先で
この10月第一週に毎年恒例のうちの奥さんの同窓会旅行が実施されました。それに合わせて僕も電車の旅を決行してきました。うちの奥さんの旅は信州豪華温泉と松本散策の旅ですが僕は今回は鈍行乗り継ぎの電車王国富山への旅です。



9月のとある日にJR西日本のHPを見ていたら「鉄道の日記念 JR西日本一日乗り放題きっぷ」を発見。10月4日から10月19日までの期間限定です。値段は1枚3080円。うちの奥さんの同窓会旅行の出発日がなんと10月4日!僕もその日から出かけるのでピッタリ。というわけでこの切符を2枚握りしめての電車旅となります。そういえば昨年は僕は長野、金沢方面に行き、うちの奥さんは小豆島でしたが生憎の台風との遭遇で小豆島では予定通りに行けず大変でした。そして今年もまた台風に遭遇しそうです。あーあー。
京都6時14分の始発の「のぞみ」で名古屋乗り換えで信州へ出かけるのを見送り、僕は6時31分発の湖西線普通列車で出発です。平日のこの時間帯の電車は通勤通学で一杯ですが今日は土曜日なのですごく空いています。もうそろそろ引退しそうな117系で一路近江今津へ。そこからは新型の福井行普通に乗り、福井からはやはり新型(521系)の金沢行に乗り継ぎ金沢には11時25分に着きます。ここまで全部坐れます。しかも新型電車なので二人掛けシートはとても快適です。北陸地方の古い電車に乗ったり、撮影したりするのが今回の目的ですが実際の移動にはやはり新型電車に乗る方がいいですね。とかなり矛盾しています。



金沢駅に到着します。右が乗ってきた新型521系左が七尾線用の415系です。見た目も歴然と差がありますね。今回は来年3月14日に開通する北陸新幹線のためにJR北陸線は金沢から先富山を越えて直江津までが第三セクターに移管されるので、来春の新幹線開通以降は今回のような切符や18きっぷも金沢以遠は使えなくなります。また新幹線開業に合わせて今まで走ってきた特急列車も大幅に削減されたり消滅したりします。また併せて去年少しだけ乗った「富山地方鉄道」も気になるので富山で2泊して電車三昧の旅にしようとやってきました。まづお昼ごはん。



金沢駅構内の食堂街に穴場発見。おでんの「黒百合」です。調理場を囲むようにカウンター席が設えています。そしておでん舟がカウンターに鎮座。白い和食の調理着の親方が魚を切ってます。注文を取りに来たおばちゃんが「呑まれますか?」とまづ尋ねます。ここはまだ写真を撮ったりするので「おでん定食」をオーダー。カウンターの周りをみると結構この時間からビールとか日本酒とかで一杯やってる一人客がいます。中年のおばちゃんもチラホラ。刺身盛りとかもあり帰りの電車待ちにいっぱい呑むのに丁度いいかんじです。お昼も食べたし一旦駅の外へ。



金沢駅の新幹線工事は順調のようで只今内装とかの工事が真っ最中です。



金沢駅の割にでかい屋根だなあと思っていましたが新幹線の駅が正面側に出来てくるとなかなかいい感じです。さてそろそろ目的の列車の時間です。北陸線を走っている特急のなかで鉄道ファンに一番注目されている列車が金沢と新潟を結ぶ特急「北越」です。他にも「サンダーバード]とか「はくたか」とかも来春には経路が短くなったり廃止されたりしますがどちらも新型車両です。そこへいくと「北越」は昔ながらの485系を使用した最後の定期特急です。これに乗るのが第一の目的です。「鉄道の日きっぷ」は18きっぷ同様に特急には乗れないので乗車券と特急券が必要です。費用も時間も限られるのでここは金沢から糸魚川までとします。駅のホームに上ると、鉄道ファンに交じってお母さんと子どもたちとかもいます。今の時期でこうだから最終日に近づくころはスゴイ人でしょう。





やってきた「北越」は485系でも残念ながらリニューアルした車両でした。でも



車内は昔懐かしい2人掛けシートが並び



窓の外には日本海が臨めます。でもなんだか雲行きが怪しい。1時間半の乗車でしたが糸魚川に到着します。さすが雪国のこの駅では



ラッセル車がこれからの冬にそなえ待機していました。つづく。