お宿&かふぇ 布屋 《主人のひとりごと》

120年経った京町家を改修した民宿『布屋』

改修工事 15(おしまい)

2010年03月07日 17時37分07秒 | 布屋
3月に入りました。3月2日からご宿泊のお客様をお受けしています。ところが今回の改修のメインである書棚がまだ来ません。書棚はミセのテーブルや椅子と同じ京都幾何工房の建田(たけだ)先生にお願いしました。2月末の京都は非常に好天が続き、暖かく、おかげでベンガラ塗りも楽だったんですが、実は「漆」はあまり晴れた日が続くと乾かないと言うことで書棚の納品がぎりぎりになりますと先生からご連絡。そして届いたのが3月2日の午前中になりました。当日先生と奥様、助手の方でミセの間に運び入れます。テーブルと同じ「拭き漆」で作っていただいた書棚は写真のような大きいのと小さいのと2本です。大きい方は天井に届く位あり、70キロあるそうです。二つ並ぶと壮観です。テーブルと同系色なので床の濃い茶色とのバランスも丁度よく、先生に大変ご無理を言いましたが、やはりお願いしてよかったです。でもその夜からご宿泊のお客様があるので、とりあえず片っ端から雑誌や本を並べます。押入れの奥に仕舞いこんで今まで日の目を見なかった本たちが喜んでいます。お泊りの際は是非ライブラリーでゆっくりお過ごしくださいね。(おわり)改修後の詳細は今後HPにてお知らせする予定です。