お宿&かふぇ 布屋 《主人のひとりごと》

120年経った京町家を改修した民宿『布屋』

「かまどさん」の故郷へ

2008年03月04日 17時03分51秒 | 旅先で
毎朝、朝ごはんを炊いている土鍋の名前が「かまどさん」。6年ほど前に町家民宿を始めるに当たり、ごはんを土鍋で炊いてみようとアイデアを出したのがうちの奥さんでした。そもそも今はなかなか予約が取れない銀閣寺の近くにある「なかひがし」でお昼ごはんを食べたのがそもそものきっかけです。その後「だんちゅう」と言う雑誌にごはんの土鍋がいくつか紹介されていて、あれこれ試してみて一番よかったのが伊賀焼きの長谷陶園(ながたに)の「かまどさん」でした。そして毎朝毎朝ごはんを炊き続け、ことしの7月でまる5年を迎えます。以前から伊賀に行きたかったのですがなかなか時間が取れませんでしたが昨日やっと我が愛車で行ってきました。最近あまり調子がよくなかったので多少の不安を抱えての伊賀行きでしたが滋賀県の瀬田から信楽を抜け思っていた以上に1時間半で伊賀焼きの郷にたどり着けました。展示室を兼ねた木造の趣ふかい建物が立ち並ぶ空間は平日のせいか、ゆったりした時間が流れます。うちの奥さんは正午のサイレンが鳴り響くなか、やおら一際目を引く茅葺のどっしりした建物の門をくぐります。つづく。