お宿&かふぇ 布屋 《主人のひとりごと》

120年経った京町家を改修した民宿『布屋』

「中国勝山」

2005年08月14日 12時15分04秒 | 旅先で
姫路から姫新線を乗り継いで3時間少しで中国勝山という駅に着きます。姫新線沿線には お醤油の「龍野」小京都の「津山」川沿いに蔵が並ぶ「平福」とこれまでにも18切符で日帰りで訪ねた町が点在しますが、今回は「中国勝山」の古い町並みと「御前酒」の醸造元を訪ねます。駅から町並み保存地区までの歩道は、木材の町だけあって木が使われています。旭川に沿うように古い町並みが続いていますがそれぞれの家には暖簾がかけられています。途中自転車屋さんの暖簾には自転車が表されていたり、それぞれ見ごたえがあります。そして目指す酒蔵が見えてきました。あまり予備知識無しで来たんですが、驚いたことに酒蔵を改修したレストラン「西蔵」があり、なまこ壁の中は欅の梁が高い天井を支え、なんとJAZZが流れる空間で、和食がいただけます。これには吃驚。早速「西蔵膳」2310円をいただきましたが、先付け3品に食前酒は、夏のにごり酒。メインが自蔵の酒粕を使った銀鱈の粕漬け。おもわず「にごり酒」のおかわり。車で来る人には真似が出来ない「電車男」だからこその醍醐味。(この町のパンフレットの交通手段にJRの文字は無いです。)もちろん帰りに蔵元によって「御前酒菩提酛にごり酒」を買い求めました。なんとなくやってきて、こんな風な発見が出来るのが18切符の魅力でもあり、また次に何処かの町を訪ねたくなります。この町から京都まで6時間かけて一升瓶を提げた「電車男」は帰ります。