依頼者は中途半端なツッコミでウケない中上。
中上は毎晩何者かに弁当を届けてもらっている。
犯人は中上の母親だった。
村木が見た夢は弁当。
依頼者の漫才コンビに名前がない。ブログに感想を書くときに困るので、何か設定して欲しかった。
ボケの澤井役が趙●和だった。「(大)東京トイボックス」のチーフプログラマー依田である。同じテレビ東京だから起用されたのかな。ツッコミの中上はキングオブコメディの今野浩喜。
澤井が大川端探偵社で、あらゆる部分に探偵っぽいと感動する。僕もミステリ好きとして、本物の探偵事務所に入ったら、同じように感動すると思う。
ZがSになってる給食のネタは確かにつまらないが、今野がいかにも下手にやってるように見えてしまっていた。彼は実際のお笑いの現場でも仏頂面だから、同じ顔で中途半端なツッコミをされると「ほんとは下手じゃないんだが」と思ってしまう。
ネタよりも、その後のやり取りのほうが面白かった。というか、そういう風に脚本を作ってある。
「ネタは俺が書いてるだろ」
「コンビの地味なほうがネタを書くって法律で決まってんだ」
「どこの法律だよ」
「カンボジアだよ」
「帰化したランナーじゃねえし」
細かいところは違ってるかもしれんが、こういう感じ。野暮を承知で補足すると、帰化したランナーは猫ひろしのことだと思われる。
さらに、調査料は「童貞割」で10万ぽっきり…の会話もウケた。「だから童貞じゃねえって」「探偵には守秘義務がありますから」「童貞割でお願いします」
中上が自転車を華麗に乗り捨て、ちゃぶ台のガラクタを手で払って弁当を食べるところは、そのまま弁当屋のCMに使えそうなクオリティだった。
弁当を見た村木の感想「茶色主体ですね」が伏線というかヒントだったんだな……。
村木の調査方法が、実に普通の張り込みだった。あれで10万は高いわ。とはいえ、さすがプロなので居眠りなどせず、あっさり弁当を置きに来た女性を捕捉。僕は「母親だったりして」と思っていたので、あれ?と思った。新規開店の弁当屋のモニターにされてるのかな、と予想を変更。
わざとらしいヘリコプターの騒音で会話を消し、レッドカーペットで犯人登場。やっぱりお母さんだった。お母さんは弁当工場で働いていて、焦げて廃棄する揚げ物などを息子用に詰めて、同僚の女の子に頼んで届けてもらっていたのだ。
こんな秘密でもなんでもない真相のために10万も払って、母ちゃんにしかられるぞ、と思ったら、やっぱり叱られた。だが、その叱られ方がネタのヒントになって、次のライブでは大いにウケたのであった。実話ネタなので、笑わせてるというより笑われてる、とオカンは評していたが、女の子の「売れたら(交際を)考えてもいい」言質を取った。
オカンの顔の触りかたをそのままネタにしてウケた。
やっぱり親は常に子供のことを気にかけてるのだ、というのが今回のテーマかね。オカンがブサイクな息子を貶しながら励ますところは、いい母ちゃんじゃないか、仲のよい親子だなと思った。
原作の宣伝もあった。
●は王偏に民
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執筆時はコンビ名がないと思っていたが、見返すと「給食当番Z」がコンビ名だった。失礼しました。