曖昧批評

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「軍師官兵衛」第42回「太閤の野望」の感想

2014-10-20 00:09:16 | 大河ドラマ
いよいよ朝鮮出兵。名護屋城は今までとは雰囲気の違うセットとCGを組み合わせたものだった。広間の人がいないほうはCGだよね。たぶん。

無謀無謀と言いつつ立派な城はしっかり設計してる官兵衛。大河の官兵衛の人物像と、史実の官兵衛の業績が食い違ってる感じ。あのへんの町割りなんかは、官兵衛と三成の共同作業なんだよね。ほんとは。

茶々が「私はまだ若うございます」と言う。まだ子供埋めますよと。エグいねえ。ちゃんと「エグ」だけカタカナに変換するPoBoxグッジョブ。

夜、暗闇の中で茶々が三成に「殿下の世継ぎを産みまする。それが私の戦」と宣言。青いライトを下から軽く当てたりして、非常に意味深だった。鶴松も、秀頼も、三成の子だったのか?

しかし、人工受精の技術のある現代ならともかく、このドラマの三成と茶々が密かに子作りするとは思えないんだよなあ。雰囲気的にも違うし。

で、第二子解任で喜ぶ秀吉。心当たりがあるから喜ぶわけで、秀吉も茶々といたしているわけで、せいぜい三成と秀吉どっちの子かわからん、という程度ではないかと。

朝鮮戦線は、日韓関係に配慮して図解とナレーションだけかと予想していたのだが、意外に見せてくれた。セットは窓の格子などだけ部分的に朝鮮ふうにしたもの。漢城と雑然とした道端、船の中くらいで、ここは朝鮮だとナレーションが入って初めて、そうなのねと分かるレベル。もっと空気感や光の具合を変えて欲しかった。

突然登場した宇喜多秀家が総大将。もう少し前から見せてくれないと。普通に見てたら、あきらかに小早川隆景のほうか適任だよなあ。

小西行長はヘタレすぎたが、史実では平壌まで攻め込んでいる。功を焦ってるような加藤清正は、史実では朝鮮半島東海岸を縦断して、現在のウラジオストクのほうまで侵攻している。それを、ショボいスタジオセットとナレーションと「漢城を守る派VS.明まて攻める派」の口喧嘩なんかで表現されて、スケール小さいなあと思った。

三成に頼まれて帰国した官兵衛、秀吉に滅茶苦茶叱られた。三成の頭の下げ方が絶妙で、僕もこれはマジで頼んでるなと思ってしまった。官兵衛のことを批判できない。


今までで一番おっかなかった秀吉。


恐ろしい男と呼ばれた三成。

今週は、この二人のダークサイドが光る回だったが、予告の官兵衛改め如水のツルツル頭に全部持っていかれた。もちろんカツラだろうけど、ジャニーズのタレントが、あの頭でテレビに出るなんて画期的なことだ。たぶん。

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