曖昧批評

調べないで書く適当な感想など

フィット3 ハイブリッド本気試乗

2014-10-17 23:13:56 | クルマ
なんとなくフィット3の商談が行きつけのディーラーで始まっている。

先日は、ハイブリッドSなのか、ガソリンRSなのかの決着をつけるべく、ハイブリッドのマジ試乗をしてきた。約4時間、営業マンの同乗なしのソロでじっくりテストさせてもらった。SではなくLパッケージだったが、決着はついた。

結論から言えば、ハイブリッドはないと思った。

すでにハイブリッドを買っているユーザーは不快になる話が多いかもしれない。申し訳ない。

1速のモーターのみ発進のとき、遠くからコーンというチャイムが聞こえる。歩行者に聞かせるための音らしいが、毎回毎回聞いてると嫌になってくる。

エネルギーフロー表示にしていると、エンジンのみ、モーターのみ、ハイブリッド走行、回生の有無が目まぐるしく変わるのが分かる。微妙な加速状況では、0.2秒単位くらいの速さで変わる。細かく制御してるなあと思う反面、DCTなのにまったくダイレクト感がないのはこれのせい(シフトショックを消すためのモーターとクラッチの細かい動作)だろうなとも思う。エンジンのみなのは、今が4速だからかな、なんて思うが、確かめるすべはない。

Sモードが、低いギアを積極的に使うモードではなく、単にエンジンを常時回すスイッチだった。アクセルオンの反応はビビッドになるが、アクセルオフのエンブレはまったく効かない。そして、ノーマルモードのエンジン音より格段にうるさい。それも、ホンダらしからぬガラガラ音で雑音が多かった。

Sモードボタンを押すと絶対にアイドリングストップしない。Sモードを切ると絶対にアイドリングストップになった。アイドリングストップのオンオフスイッチとしては使える。うるさいけど。

前の車が安全運転で、段々車間が詰まってきたけどブレーキは踏みたくないとき、ストリームだとパドルで3速まで落としたりするのだが、フィットHVでLに入れるとワンテンポ遅れてウィーンウィーンと唸ってダメだった。極端な低速用であって、50キロから40キロに減速するようなときには使えない。

リバースでは、アクセルオンで加速しすぎる。等速で後退してほしいのだが、チョンチョンと踏んでグイッグイッと小刻みに後退してしまう。慣れの問題かもしれないが。

タコメーターが1500回転から?始まっている。そんなに回さない車なんだから、低回転域も見えないとしょうがないと思うんだけど。

パワーは余るほどある。モーターのみの出足はもっさりしてるが、そこからの加速は余裕たっぷり。床まで踏んでキックダウンさせたときの反応は鈍いが。

ecoモードにすると、俊敏に加速はしなくなるが、イライラするほどでもないなと思った。常用しても問題ない。

市街地と山道をミックスしたコースでフル加速やSモードも試して80キロほど走行。平均燃費は23.6km/lだった。葉っぱマークの5段階評価は全部5。

特殊な駆動系からくる変な音とか感触に慣れるまでの苦痛は、省燃費でも相殺できないなと思った。DCTなのにコントロールしてる感がなくて運転が面白くないし。慣れれば面白いのかもしれないが、今の時点で「長い目で見ればいい車かも」程度の感想を抱くものに200万円近い金を払うわけにはいかない。

というわけで、ガソリンRSでほぼ決定。嫁がちょっと高いんじゃないのと言ってるのが気になるが。


アラバスターシルバーのハイブリッドLパッケージに試乗した。


途中から始まるタコメーター。回転数命のホンダらしくない。


テストするために全開加速もしたのに平均燃費23.6km/lを記録。普通に運転すれば25は行きそう。


床まで踏んだりもしたのに満点だった。


純正ナビは、渋滞なしの青い矢印が無数に表示されて何が何だか分からなかった。

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