曖昧批評

調べないで書く適当な感想など

「軍師官兵衛」第41回「男たちの覚悟」の感想

2014-10-13 00:30:46 | 大河ドラマ
朝鮮出兵、利休の切腹など、秀吉の悪行のすべてが三成の仕業のようなので、もう三成が全部悪いことにして、コイツのせいですって世の中に知らせて秀吉の評判を落とさないようにしたらいいんじゃないかと思った。それができたら本当の天才軍師と認めてやろう。

だが、軍師官兵衛の黒田官兵衛は天才軍師ではなく、とにかく「耳の痛い話」をストレートに怒鳴り散らすだけなのであった。せっかく平和になったのに明国と戦なんて無謀!淀のお方を寵愛しすぎてお家が分裂!そのまんまで誰でも言える!

今までも官兵衛は「流石天才軍師」と思えるような働きはほとんどしていない。ただストレートに正論っぽいものを振りかざし続けてきただけである。軍師らしい創意工夫や奇策の類がほとんど描かれてないんだよなあ。その場その場で道徳的に正しいっぽい行動を取ってるだけ。それで天下の軍師様扱いされてるからおかしく見えてしまう。

三角形の髪型の鶴松君。小さいのに眉毛がなかなか立派。響の長友に似てると思った。

三成と茶々が、以前からときどき視線を絡めあって意味深だった。まさか鶴松君は三成の子か?!と思っていたのだが、鶴松君死後の三成はあっさりしていた。違ったらしい。

紛らわしいことするなよ。

最終死亡フラグが立った利休さんの茶道講座が突如始まった。茶臼を「滞りなく回して」いた。茶葉を挽くところからやるんだね。茶道にはまったく疎いので勉強になったわ。

鶴松君死去で秀吉以下の主だった武将が髪を切って髷を落とした。全員ザンバラ髪の落ち武者状態で笑ってしまった。家臣筆頭の位置に座っていた官兵衛が「無謀!」を連呼。そこで叫んでも出兵は中止にならないし、下手すると「しつこい!」と言われてその場で切腹じゃね?

官兵衛って、諸葛亮孔明みたいな奇策秘策の記録とかがあんまり残ってないのかな? 残ってなくて、説得力のある作戦とかを創作するわけにもいかなくて、こんな有り様になっているのかな? このままだと、有能な軍師という一般的な評価にも悪い影響を与えそうな気がする。

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