曖昧批評

調べないで書く適当な感想など

不正軽油撲滅ポスターの謎

2013-10-21 00:03:00 | 社会
バスの中で「一掃!不正軽油」というポスターをよく見かける。作っているのは東京都不正軽油撲滅推進協議会という団体である。



写真ではわかりにくいが(すいません)、ポスターは不正軽油は脱税であり、環境汚染の原因にもなり、公正な市場競争を阻害すると主張している。

まあ、そうなんだろうなあ、とは思うが、これ、誰に向かって言ってるんだろう?

今日本で売っているディーゼルエンジン車は、日産エクストレイルのディーゼル版と、マツダCX5のディーゼル版くらいのはず。あとは、メルセデスのディーゼル系(ブルーエフィシェンシーというカッコイイ名前が付いてる)が思いつくが、めったに走ってない。ディーゼルユーザーは、まだまだ少数派である。つまり、一般の人に不正軽油撲滅を訴えても仕方がない。軽油なんて買う必要がない人がほとんどなんだから。

では、トラックの運転手に向かって訴えているのだろうか。石原元都知事がディーゼル締め出し令を出してから、トラックもディーゼルじゃなくなったのかな、と思っていたのだが、調べると、日野デュトロなんかはディーゼルがメインだった。でも、トラックの運転手がそんなにバスに乗るとは思えない。

ガソリンスタンドの経営者を脅しているのか? うーん。ガソリンスタンドの経営者がバスで自分の店に出勤するとも思えない。

では、このポスターは、誰に向かって不正軽油撲滅を訴えているのか? バスの乗客が対象ではないのは明らかだ。

あくまで僕の想像だが、このポスターは、撲滅推進協議会は怒ってるんだぞ!ということを広くアピールしたいだけなのではないたろうか? そう考えると、確かに軽油で悪いことか行われてるなんて知らなかったし、このポスターを見なければ一生知らずにいただろう。

問題は、その不正がどういうものなのかが分からないことだ。なんか混ぜてるとかかい?

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