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森羅万象 ~ 歩く印象派

金比羅参りで参った人物とは・・・?前編(さぬきうどん巡礼5)

2006年09月07日 12時32分41秒 | グルメ
まずは善通寺市の「宮川製麺所」でうどん第1弾を体験した我ら一行が
向かったのは、金毘羅山であった。金毘羅は四国でも有数の観光地で
ある。しかし、うどんを食べに来たのに金毘羅参りとは?
これには訳がある。まだ、朝の6時半を少し廻ったばかりで、この時間に
開いているうどん屋はそう多くはない。そこで、今後のうどん巡りに備え
腹ごしらえならぬ「腹減らし」の意味も含め、金毘羅散策に向かったので
ある。金毘羅の鳥居から少し離れた駐車場に車を停めオ・寒氏、大きい人、
私の3人で歩き出した。天気は曇天2月下旬ということで幾分肌寒いが、
出発地の北関東に比べれば、空気もほのぬるく歩いていると次第に身体が
温まってくる。いや、これはどうも汗ばんでくる。

千段を越えるという石段を登り始める。
けっこうな急登だ。急いで登れば確実に大汗をかいてしまう。
大きい人とオ・寒氏はかなり先の方にいる。頂上にあたる奥の院まで行く
と言っていたからたぶん、もっと距離は開くだろうなあ。
2人の足取りはかなり軽そうだ。見かけによらないものだと一人納得する。
冬用のウェアで汗をかくと、今度はそれが冷えてべたべたと身体に密着し
非常に気持悪くなる。これを放置しておくとまず持って風邪を引くのは必
至だ。きちんと山用のアンダーウェアを持参していないため、これ以上登
り続けるのは得策ではないと判断し、途中で「下山」することにした。
まだ、帰りも運転することを考えればスタミナを残しておくことも大事だ
し、また別の「掘り出し物」に出会えるかもしれないと「前向き」に考え
下り終えてから市内の通りに向かってゆっくり歩いた。
(下の写真は地元企業丸金醤油さんの奉納品か?)

(これはあの太平洋横断の堀江さんのハイテクボート。
 こんなものまで奉納されているのか!)

(この付近で、オ・寒氏、大きい人の姿を見失った。)

時間は9時を回ったところ。通りの店のシャッターも開き始めた店もあれば
まだ降りたままのところもあって、人通りはほとんどない。
ほどなく本屋を見つけた。地方都市に昔からよくある小さな本屋だ。
店のおばちゃんと思しき人が入り口を丁寧に箒で掃き清めていた。
これはいい情報をゲットできるかも♪私はおばちゃんに「おはようございます。」
と声をかけ、一礼しうきうきとした気分で本屋の扉を開いた。

そのころ、奥の院へ向かう二人組の間で、ある「議論」が巻き起こっていたの
だが私は知る由もなかった。その「議論」とは?
(後編へ続く)