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森羅万象 ~ 歩く印象派

お彼岸!安藤勇寿「少年の日」美術館へ出かけた。

2006年09月27日 12時01分27秒 | 歩く印象派
燃え立つような緋色の曼珠沙華。
暑さ寒さも彼岸までの諺通りに、もう真夏の日差しは懐かしいものになっている。
山間(やまあい)の田んぼの畦に咲きそろう曼珠沙華。緋色の鮮やかさの潔いこと。
彼岸の中日、父の墓参りを済ませた後、安藤勇寿「少年の日」美術館へ向かった。
下の絵を見てほしい。
すべて色鉛筆だけで描き込まれたものだ。
数年前に一度訪れているのだが、色鉛筆でここまで表現できるのかと驚いた覚え
がある。今回は「一枚の絵ができるまで」と題した展示が行なわれている。
(詳しくはこちらを参照下さい。)

メルヘン調の建物外観。

真夏には活躍したであろうパラソル。

冷えた麦茶も用意してあり、暑い日には喉を潤せるように配慮が行き届いている。

時計の針がもう少しで3時を指す。傾きかけた陽が眩しい。

美術館の前に流れる川を眺めるには絶好のベンチ。

静かな里山の風景が広がる。
前回来た時は子供が素っ裸で川原で遊んでいたな。
(大人だったかな?)

美術館からの帰りの道々にも曼珠沙華がかしこに見られた。

私の好きな句を紹介する。
曼珠沙華(まんじゅしゃげ)一群(ひとむら)燃えて 秋陽(あきび)強し
    そこ過ぎている  しずかなる道   (木下 利玄)