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森羅万象 ~ 歩く印象派

潰瘍性大腸炎、遺伝子に特徴 原因解明につながる可能性

2009年11月17日 20時11分46秒 | 歩く印象派
2009年11月17日8時4分朝日COM

潰瘍性大腸炎、遺伝子に特徴 原因解明につながる可能性

 大腸に炎症が起き、下痢や腹痛を繰り返す難病「潰瘍(かいよう)性大腸炎」の原因解明につながる可能性のある三つの遺伝子を、日本の研究チームが見つけた。これらの遺伝子が、通常の型ではなく、病気になりやすい型だと、発症のリスクが約1.3~1.6倍になるという。米科学誌ネイチャー・ジェネティクス(電子版)に発表した。

 患者数は08年度で10万4千人余。ここ10年間でほぼ倍増している。

 理化学研究所や九州大などが国内の患者1384人と健康な人3057人のゲノム(全遺伝情報)の違いを調べた。その結果、免疫などに関係する三つの遺伝子領域に変異があると、発症リスクが高くなることがわかった。この変異は日本人に多いこともわかった。

 近年の患者増加は、食事の欧米化など生活習慣と関係する可能性があるとも考えられている。久保充明・理化学研究所チームリーダーは「将来、遺伝子検査で発症リスクがわかり、子供の時から食生活に注意すれば、病気になりにくくできるかもしれない」と期待している。(小堀龍之)


中国空母、全長300メートル 武漢に実物大の模型

2009年11月17日 06時12分29秒 | 時事スクラップブック(論評は短め)
2009年11月17日5時2分朝日COM

 【北京=峯村健司】中国の内陸部、湖北省武漢市にある中国艦船設計研究センターに、実物大の空母の模型が造られた。中国初の国産空母の建造に向けた動きだ。

 同センターは、中国軍が2015年を目標に進める空母建造の6拠点の一つ。軍関係者によると、模型の建設は08年末に始まり、全長は約300メートル。レーダーや電気配線が設置され、実際の運用に備え電波の混信を調べるなどのテストをしている。甲板部分にはシートで覆われたロシア製戦闘機スホイ33とヘリコプターの模型が置かれている。

 訓練用空母として大連で改修している旧ソ連軍のワリャーク(6万トン級)と同型で、実際に建造する空母もこれと同じになる可能性が高い。

 中国軍は空母建造計画を公表していないが、香港在住の軍事評論家、平可夫氏は「この模型によって空母建造が完全に裏付けられた」と指摘。ロシアの軍関係者は「取り付けられたレーダーは本物で、建造が順調に進んでいることを示している」とみている。