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森羅万象 ~ 歩く印象派

公明、全国の党所属地方議員と創価学会会員を東京に動員し、親類や知人のつてをたどって票の掘り起こし

2009年07月08日 06時24分23秒 | 時事スクラップブック(論評は短め)
>まさに「党利党略」のお手本のような記事でした。
>東京都は「宗教法人の監督官庁」であり議会での議決・承認がないと、宗教法人の査察が出来ない。公明党が衆院選より都議選を重視する理由だ。
衆議院選挙と都議選挙が同一日になる」事を恐れる学会政治部・公明党を参照ください。

7月5日0時24分配信 読売新聞「公明、都議選直後の解散に警戒感」

 公明党が、東京都議選(7月12日投開票)直後の衆院解散に警戒感を強めている。麻生首相が都議選期間中に、前もって解散を「宣言」する可能性もくすぶっており、太田代表ら幹部は神経をとがらす日が続いている。

 「首相が8~10日にイタリアで開かれる主要国首脳会議(サミット)の最中、同行記者に解散を宣言しようとしているらしい。何としても阻止しないといけない」

 太田氏は2日、国会内で漆原良夫国会対策委員長と会い、こうした危機感を共有したという。

 都議選を重視する公明党と支持団体の創価学会は、目下、全国の党所属地方議員と創価学会会員を東京に動員し、親類や知人のつてをたどって票の掘り起こしに全力を挙げている。このため、同党は、衆院選の時期について「都議選と1か月以上離してくれないと困る。8月下旬以降の投開票が望ましい」と、首相に要望し続けている。

 これに対し、首相は同党に一切言質を与えていないようだ。しかも、都議選後に「麻生降ろし」の動きが強まることを警戒し、「都議選直後に解散。8月上旬の投開票」を模索し、事前の解散宣言も検討している。

 公明党としては、都議選と衆院選が切れ目なく続くと運動員の負担が大きい。まして、都議選期間中に解散宣言されてしまうと、「事実上の解散と同じ。運動員が地元に帰らなければならなくなり、都議選の活動が失速しかねない」(党幹部)というわけだ。

 太田氏ら幹部は手分けして、自民党実力者に対し首相の「解散宣言」を阻止しようと働きかけを強めている。

 公明党の意向を受け、自民党の森元首相は6月30日、都内のホテルで首相と会談した際に「都議選の期間中に(解散を)言って負けたら『首相のせいで負けた』と恨みを買うよ。それでもいいのか」と忠告。だが、首相は明言を避けたという。

 解散戦略について首相の真意をつかめない中、2日の党常任役員会では「最悪の事態を考えて準備しよう」として「8月上旬投開票」も想定して対応すべきだとの意見も出された。

 自民党内では麻生降ろしが顕在化しているが、公明党は昨年9月の福田前首相退陣では、「流れをつくった」と批判を浴びただけに、麻生降ろしには及び腰で、党内には手詰まり感も漂っている。

最終更新:7月5日0時24分