24日午後3時の衛星画像。朝鮮半島の南に、九州北部に向かって放射状に広がる「テーパリングクラウド」が見える=気象庁提供
2009年7月25日11時32分
九州北部で24日に起きた集中豪雨では、次々と積乱雲が発達する「テーパリングクラウド」(にんじん雲)と呼ばれる現象が対馬海峡付近に発生し、集中的な大雨をもたらしていたことがわかった。福岡管区気象台が25日、明らかにした。強い南よりの風に運ばれた暖かく湿った空気が対馬海峡付近で東よりの風とぶつかって上昇、積乱雲が連続して発達したと見られている。
同気象台によると、24日には暖かく湿った空気の帯が、太平洋高気圧を回り込むようにして、九州北部付近にあった梅雨前線に向かって舌のような形で流れ込む「湿舌(しつぜつ)」という気象状況にあった。この湿った空気を吹き込む風が非常に強かったため、活発な積乱雲が次々に発達するテーパリングクラウドが現れた。
この雲は1カ所から細い扇状に広がることから、「にんじん雲」とも呼ばれる。テーパリングクラウドでは、大雨をもたらす積乱雲が連続して作られているため、集中的な豪雨をもたらすという。
2009年7月25日11時32分
九州北部で24日に起きた集中豪雨では、次々と積乱雲が発達する「テーパリングクラウド」(にんじん雲)と呼ばれる現象が対馬海峡付近に発生し、集中的な大雨をもたらしていたことがわかった。福岡管区気象台が25日、明らかにした。強い南よりの風に運ばれた暖かく湿った空気が対馬海峡付近で東よりの風とぶつかって上昇、積乱雲が連続して発達したと見られている。
同気象台によると、24日には暖かく湿った空気の帯が、太平洋高気圧を回り込むようにして、九州北部付近にあった梅雨前線に向かって舌のような形で流れ込む「湿舌(しつぜつ)」という気象状況にあった。この湿った空気を吹き込む風が非常に強かったため、活発な積乱雲が次々に発達するテーパリングクラウドが現れた。
この雲は1カ所から細い扇状に広がることから、「にんじん雲」とも呼ばれる。テーパリングクラウドでは、大雨をもたらす積乱雲が連続して作られているため、集中的な豪雨をもたらすという。