PHOTO:バトウの薄造り
(写真上はお母さん十八番の〆サバ)
おなじみの旬の魚シリーズです。
12月の元松江水産事務所○○氏の“つぶやき”は、
「旬の魚 12月 ~罵倒できないバトウ、薄造りで~ マトウダイ」 です
漢字で書くと「的鯛」もしくは「馬頭鯛」。
その字が示すとおり、
体の中心にある黒丸●が的のように見えることや
馬のように面長なのが由来です。
(画像は水産技術センターHPより)
馬頭が転じてバトウになったのでしょうが、
決して罵倒してはいけません。
今回、○○氏がおすすめしているのは、
三枚に卸したもの(フィレー)の活用。
さばく手間やゴミが出ることを嫌って、
近年は消費者から敬遠されがちですが、
フィレーだと手軽に手を出せますね。
水産業の抱える課題のひとつに魚離れがありますが、
このように消費者が使いやすい形に
手を加えて提供していくことも、
大事なことですね。
師走になりました。
今年は比較的暖かく過ごしやすい年末ですね。
まあ、このままで今冬は終わらないでしょうが、…。
さて、今年のラストはマトウダイを紹介します。
このブログで昔々(平成22年11月)紹介しました。
再度登場です。
渋いメタリック調で背びれや尻びれは長く、
その付け根には三角錐状のごつい鱗が
ずらりとついています。
ロボット調にデフォルメすると
アニメのガンダムに出てきても良さそうなお魚です。
島根ではバトウの愛称で呼ばれていますが、
罵倒するようなお魚ではありません。
大変美味です。
今回はシンプルに薄造りを楽しみましょう。
おろし方は、前回を参考にしてください、
ポイントは料理ばさみの活用。
でも近頃はスーパーで皮をはいだ
フィレー(三枚おろし)をよく見かけます。
超簡単に薄造りができます。
いいですねぇ~。
年の瀬の夕餉、バトウの薄造りと
純米吟醸のコラボはいかがでしょうか。
~作り方~
フィレー(3枚卸)を購入
片身を手で3分割できるので分ける
(肉間骨はありません。これも魅力。)
薄く作って適宜盛りつける できあがり
※バトウのレシピはこちらが秀逸→松江水産事務所HP 10月のおすすめ料理
少し早いですが、皆様よいお年をお迎えください。