(画像は、報道発表資料より メス成虫)
島根県農業技術センターが、独立行政法人農業環境技術研究所と
福岡県農業総合試験場で共同開発し、特許取得した、
フジコナカイガラムシの発生予察用性誘引剤が
富士フレーバー株式会社により商品化され、
このほど販売開始されています。
フジコナカイガラムシは、島根県では主にカキ、
ブドウ、イチジクなどに発生し、問題となっています。
この害虫は、樹皮の隙間など狭い部分に生息し、
成虫になると厚いワックスに覆われるため、
殺虫剤が効きにくい虫です。
また、虫は小さく、発生状況を把握することが困難です。
しかし、今回市販されるこの性フェロモンを
誘引源とするトラップを用いることで、
フジコナカイガラムシのオス成虫の発生状況が
簡単に調査できるようになり、その発生状況から防除適期である
1~2齢幼虫期を予測でき、効果的に防除することが期待されます。
3つの研究機関は、フジコナカイガラムシの
メス成虫180万頭分の匂い物質を捕集し、
その中からオス成虫に対する誘引活性を持つ成分(性フェロモン成分)を
分離、特定するとともに、実用化を目指し、
野外での害虫発生調査に役立つ性フェロモン・トラップの開発に
平成17年度から取り組んできました。
オス成虫
島根県農業技術センターが、独立行政法人農業環境技術研究所と
福岡県農業総合試験場で共同開発し、特許取得した、
フジコナカイガラムシの発生予察用性誘引剤が
富士フレーバー株式会社により商品化され、
このほど販売開始されています。
フジコナカイガラムシは、島根県では主にカキ、
ブドウ、イチジクなどに発生し、問題となっています。
この害虫は、樹皮の隙間など狭い部分に生息し、
成虫になると厚いワックスに覆われるため、
殺虫剤が効きにくい虫です。
また、虫は小さく、発生状況を把握することが困難です。
しかし、今回市販されるこの性フェロモンを
誘引源とするトラップを用いることで、
フジコナカイガラムシのオス成虫の発生状況が
簡単に調査できるようになり、その発生状況から防除適期である
1~2齢幼虫期を予測でき、効果的に防除することが期待されます。
3つの研究機関は、フジコナカイガラムシの
メス成虫180万頭分の匂い物質を捕集し、
その中からオス成虫に対する誘引活性を持つ成分(性フェロモン成分)を
分離、特定するとともに、実用化を目指し、
野外での害虫発生調査に役立つ性フェロモン・トラップの開発に
平成17年度から取り組んできました。
オス成虫