皆さんは、インプラントの治し方は似たり寄ったりで大した差はない、と信じているのでしょう?
しかし、インプラントの治し方、最後の締めになる被せものの取り付け方では、スクリュー固定の方法とセメント固定の方法の2方式があって、全く違うんです。
今日はそのお話をします。
結論から先に言うと、スクリュー固定は写真で見て分かるように、こんな小さなネジで留める治し方をするものなので、使っているうちにネジが折れてトラブルを起こす可能性が非常に高くなってしまうものだ、と言うことです。
特に最近話題のALL-ON-4と言う治療方法は、必ずスクリュー固定方式であり、しかも斜めに留めると言う方式を採用している為に、非常に折れたりして後々困る、トラブルが多発するであろう、と言うことが予測されます。
非常に困ったことに、某メーカーの商業的動きで一気に広まってしまったようです。
日本人の食生活習慣、噛む力、噛み癖、嗜好は、歯の負担をかなり強いています。
しかも、治療と言うものは何事もないした直後が最高の状態で、そこからは必ず坂を下って行くものです。
年を取れば必ず体は委縮し、具体的に言えば背も縮み、体は痩せ、歯茎だって骨だって衰えて行きます。
そして、ブリッジのダミー、歯がない所は経年的に痩せると分かっています。
そうなった時に、ALL-ON-4はどうなるんでしょうか?
したDR,患者さんの自己責任で終わりで、メーカーはまた全く違うコンセプトで平気でインプラントで商売しているんじゃないでしょうか?
最終的に迷惑を被るのは誰?それが怖いから、私はネジで止める方式は使っていません。
ネジ交換すれば良いから、と言っていますが、そう簡単なもんじゃないですよ・・・
指との大きさの比較でネジの小ささを実感して下さい。
噛む力の強さは、体重以上になることもあると言われます。
その力が全て、こんな小さいネジで大丈夫、と思う方がどうかしている、と私は個人的に思っています。
それでも、あなたはネジ留めにしますか?