大森インプラントクリニック松元教貢歯科医院腫れ痛みなく早く、骨不足でも骨ができて直ぐに歯が入る幸せのブログ

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やはり時代はまだまだ混沌としている・・・と言わざるを得ない・・・

2016年05月15日 | 患者さんの知らないンプラント業界の話

何を持って新しくて正しいとするのか?

インプラント業界は、まだまだ甚だしく混沌としている、と言わざるを得ない、と私は率直に思います。


患者さん側の要求、より楽に治ること、より早く治ること、より綺麗に治ること、を叶える為に術式の改善、改良は果てしなく進化し続けていて、データを集めて、PC上で計画を立て切ってしまって、後はそれを実行するのみ、と言うのは確かに一理はある、と思います。


しかし、私は生意気に感じられてしまうかも知れませんが、PCの中でバーチャルで全てが解決することが本当に信頼性が置けるなら、データだけ集めてビッグデータが出来上がってしまえば人の感性が反映する部分が弱くなってしまうのではないか?と敢えて危惧を表明します。



私は何時も書いていますが、総義歯畑出身でそこから歯周病・インプラント治療に進み、今に至っている者です。


なので、自分自身のインプラント治療臨床で、総義歯感覚が相当の力を発揮している、と言うことを実感しています。


言い換えるなら、総義歯感覚とは無から有を創り上げる力であり、それがあれば、患者さんを診査させていただいた時点で、こう言う状態にしたい、と言う感じが立体的に掴めてしまいます。


そして、常に感じるのが、総義歯臨床の難しさで、表面から見ているデータ、粘膜の状態、骨の状態、顎の関節噛み合わせの状態をだけでは全然分からないこと、即ち臨床上私の持っている感性で答えを探して行かねばならない、つまりデータだけ見ててもちゃんとした解決には至らない、と言う経験をしているのです。

その経験から、インプラントを類推するのはおこがましいのかも知れませんが、データ上で骨、歯茎、噛み合わせを幾ら積み重ねて集めても、おやっ?何かがずれている気がする、と言う感性が必須なのではないか、と感じて仕方がないのです。


分かり辛いことを書いてすみません。

簡単に言うと、臨床経験を凄く積んで実力を身に付けているDRがPC内で全て終わらせたとしても、まだ現場に応じての瞬間的解決力が絶対的に必須であろう、と感じて仕方がないのです。


所詮、CTで精査してもそれは濃度判定での推測にしか過ぎず、粘膜の硬さとか質はそこには表現されないでしょうし、それは最も肝心な骨でも全く同様でしょう。

又、何よりもその患者さんが持つ治る力、免疫力、治癒力をPCのデータ、血液検査、精密検査を幾らしても掴むことは出来ないのです。


そこにPCプランニングの限界がある、と私は思います。

そして、現状でも尚幾ら精密なCT使っても、誤差が生じることを0ゼロには出来ないと言う厳正な事実。


そしてこう言う事実をキチンと現場に伝え切れているのか、と言う不信感と患者さん達がどう受け止めるのか、と言う不安感が、私は拭い切れません。


成果、結果を均一レベルで出す為に、そう言うことまでするのか?と言う代表例としてAll-on-4では残存歯槽骨をまっ平らにする、歯槽骨全体をほぼ全て削り取って顎骨だけにして施術する、と言う方法が罷り通る危険性、を感じて仕方がないのです。


成果結果を出すことでそう言う治療方法が正当性を主張し、良き正しきものとして伝えられて行くと言うのなら、私はそう言う流れに対しては反逆者に成ろう、と決めております。


何故なら、医療の介入は、最小限が当たり前であり、現存組織に出来る限り犠牲を強いない、温存する、と言うのが本道だ、正しいと信じるからです。

それが、業界全体が混沌としていて、低侵襲、即時、審美で語られてしまう危うさ。

それは絶対におかしい、とどれだけ反論、非難、誹謗、中傷等々を受けようと主張し続けます。


勘違いしないでいただきたいのは、PC内での計画とかビックデータを活用することを否定している訳ではないのです。


そこに夢を見て、理想を描き、患者さんの望む低侵襲、即時、審美を達成する為に活用するのは、正しいと思います。


新しい活用方法、活かし方、更なる進化改善で、より理想の医療が実現することは全く正しいこと、です。


しかし、現在の到達点、本当に姿をちゃんと明らかにすべき、だと言いたいのです。


そこには、かつて即時荷重インプラント治療で通って来た苦い歴史の思い出があります。


私自身は2000年以降現時点で1000症例の及ぼうとする経験数、成功率98%以上を軽く維持出来ているレベルに成りましたが、ほぼ同時期の頃、他で為された掃除荷重インプラント治療の散々な成績、結果はそれはそれな酷いモノでした。

一説には、半分超える程度だった、と言われています。


なのに、患者さんにはその実態が一切伝えられることなく、HP、ブログで語られること騙られること、それは現場の当事者だったので、私は痛いほど良く覚えています。

そして、私も同類と見做され、誹謗、中傷受け続ける辛さ。

あれは経験したものでないと分からない苦しさ、辛さの日々でした。


しかし、私だけはやり続け、成功率維持し、更なる改善改良し続け、通常のインプラント治療即時荷重出来ない手術方法と遜色はない、と自分の臨床では証明して来ました。

実例として、2004年2007年のPRDでポスター発表していた当時、かの著名なDRワン教授が全面的に即時荷重特に部分的欠損への治療を否定していた、勿論他の内外の著名DR(日本のTN先生、YK先生、NS先生等)も右に倣えだった、と言う歴史的事実があります。


そんなものだったんです。


昔話はそんなもので良いでしょう。


そして、現在、歴史の流れ、学問としても方向性で誰が正しかったのか?は後世のDRが正しく評価してくれるでしょう。



私は、そう言う歴史、肌で知る者、として、今尚混沌状態は収束していない、危険性と背中合わせであり、そのことをキチンと明言すべきである、と意見表明します。

実態を正しく表明すべき、と。


それらを乗り越えてこそ、正しい方向性として歴史に一歩を記す、でしょうから。


最後に、患者さん側が知るべきこととしては、そのDRの総合的包括的治療の実力、特に総義歯と歯周病治療を詳しく尋ねるべきである、と明言します。

言葉を濁すようなDRに絶対に身を委ねてはいけません。


全体を把握出来ない、インプラントしか分かってなさそう、と言うDRからは逃げるべきです。

分かり辛かったかもしれませんが、そのことをつらつらと詳しく書いているのです。


家を建てる時に、全体の設計図書けないような建築士には任せないでしょう、と言うことです。

森を見て木を見る、木を見て森を見る、が同時並行で出来る実力者を探して下さい。



5月14日(土)のつぶやき

2016年05月15日 | Weblog

『急告:フェイスブックをお使いの方へ;facebook ウイルス発生中』 fb.me/7ayKiaqYh


『[Global Rich List]あなたの年収は全世界で何番目ですか?』 fb.me/5azbEEVRT


本当の話をお伝えします。

普通のセミナーで語られることは、そちらにお任せして、私にしか語れないことを包み隠さずお話します。

有志の先生方、ご参加ください。 fb.me/2hXDq0wSb