昨日は私の好きなバーンスタインが取り上げられました。
指揮者としてではなく、作曲家として。
バーンスタインのジャズへの想いを題材にした構成です。
ジャズをあまり聴かない私でもわかりやすい内容です。
ブルーノートの音階説明や、シンコペーション、即興性は素人でも理解できます。
今回の企画はベリーグッドです。
「キャンディード序曲」に始まり、「ウェストサイド」の曲に入るとわくわくします。
ジャズの良さはわかりませんが、なぜかビッグバンドには興味があります。
この曲は管弦楽でもウィンドオケでも楽しめます。
演奏のシエナウィンドのメンバーものりのりでした。指揮の佐渡裕も。
ウェストサイドの映画も記憶にあります。もう50年も前の映画です。
イントロから、映像と音楽の融合です。
指をパチンと鳴らしたり、警官の笛が鳴るのがとても印象的です。
バーンスタインの指揮するニューヨークフィルの演奏は格別です。
ただ持っているレコードは、中心近くの収録のため、音質がいまいちです。
でもこのレコードの躍動感は、すでにクラシックではありません。
譜面どおりの演奏では表現できないリズムが要求されます。
シンフォニックダンスですから当然でしょうが、リズム命です。
打楽器とブラスの個人のレベルが試されます。
ほかの指揮者では、何かもの足りません。野性味がないのです。
朝の放送でなく、夜ならもっと心に響いたでしょう。
強いアルコールとともに聴きたい曲です。それも大音量で。
画像 昨日の題名のない音楽会より
バーンスタイン指揮のニューヨークフィルのレコード