元ベース弾きの田舎暮らしは

60歳で田舎にUターン、素人の「米と野菜」作り
音楽が縦軸の人生
就職相談・紹介が「天職」

「ブラックリスト」NETFLIX

2022年06月12日 | 映画/テレビ

最近 時間があれば見ているアメリカのテレビドラマ「ブラックリスト」。

 

荒唐無稽なストーリーながら、ぐいぐい引き込まれたのです。

2013年から現在も、全シリーズで200話以上の人気ドラマらしい。

ほとんど連続ドラマを見ない私も、ついつい見てしまう面白さ。

 

FBIに免責と引き換えに情報提供し、犯罪者を摘発する「犯罪者」が主人公。

面白いのは、情報提供の窓口のFBIの新人捜査官が「娘」。

「なぜ 自分が窓口か知らない」娘。幼いころに別れた父親だから。

 

200話以上の人気シリーズ。一話完結形式ながら、伏線は父の心の「闇」。

犯罪者の父親の頭の良さと、芸術の知識、幅広い人間関係。スーパーマンです。

しかし 登場人物の中で、私が惹かれるのが父親の「執事」役の役名「デンベ」。

 

主人である犯罪者の価値観に「抵抗」し、悩みながらも従う黒人従者。

その行動力と「縁の下の力持ち」的な存在は、ドラマに深さを。

「スーパーマン」の主人公たちにはない、人間的魅力があります。

 

一話ごとに明かされる組織や個人の犯罪の手口。アメリカの負の世界。

その大部分が日本でも進んでいるかと思うと怖いのですが。

私自身にもある悪への「誘惑」。このぐらいなら許せると思ううちにずるずると・・。

 

楽しい出来事や、美味しいものを食べているとき、ふと感じることは

娘や孫や、弟妹は「幸せな」日常を送っているのか? と。

困っていることや、楽しさ美味しさを味わっているだろうか?

電話やメールやLINEの既読でそれとなく確認し、安堵する心配性の私です。

 

三女が申し込んでくれ契約しているNETFLIX。

多くのドラマの中で、偶然見始めた「ブラックリスト」。

シリーズ半ばしか観ていないが、楽しみなドラマです。

 

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「権力志向」と「反権力」

2020年07月11日 | 映画/テレビ

最近欠かさず録画して見るドラマ二つ。

アメリカの「ハウス・オブ・カード」と中国の「長安 24時」。

大統領を目指し、なりふり構わない手段をとる民主党の議員を描くドラマ。

片や 権力に屈せず、唐の長安を守る元軍人を描く中国の時代劇。

 

偶然見始め、その面白さにはまってしまいました。

共通するのは、分析能力と行動力。

リアリティは少ないものの、自分にないものを持つ主人公たちから、目が離せません。

 

「ハウス・オブ・カード」のタイトルが暗示する内容は、二つの意味が。

「カード」で組み立てた家のもろさと、切り札を意味する「カード」。

主人公夫婦は、政治に集中するため子供を持たないことを決めた夫婦。

苦労を共にしたスタッフを、あっさり切り捨てる非情さを持つ夫婦。夫婦というより「同志?」

人に裏切られても、瞬時に対応策をとり、反撃に転じる「パニック耐性」には驚きます。

 

中国ドラマの主人公は、西暦700年代の、唐の都・長安の町を愛する元軍人。

信義を重んじ、情に厚いという「絵に描いた」ようなヒーロー。しかも「腕力」まで。

その裏に、過去のデータを蓄積した友人の存在と街の隅々まで知っている「現場気質」。

高額の製作費用を費やしただけあって、昔の街並みの再現と群衆シーンは圧巻。

当時の政府組織と縄張り・派閥は命を懸けての「闘い」だったらしい。

 

     

 

コロナと自然災害に見舞われた世界で、必要なのは指導者の「決断力」と「行動力」。

ドラマの主人公たちの持つ想像力と選択肢の数。そして明確な方向性と部下への指示。

優れたドラマを支えるのは、シナリオ。形容詞や修飾語を省き、シンプルに伝える能力。

上司に現場の状況を報告し、自分なりに意見を上奏するのは、私たちの役割かも。

 

昔 勉強した「実践心理学」の中の、「ノミ」のエピソードを思い出します。

四角い透明なガラスケースに入れられた「ノミ」は、飛ぶ毎に「ガラスの天井」に衝突。

抜群の跳躍力を持ちながら、いつの間にか飛ぶのをやめた「ノミ」の話。

自分の能力の限界を作るのは自分であるという「寓話」です。

 

ここ3年、UターンやIターン情報を求めて、市内を廻っています。

法人事業者500社、個人事業主550社は2年間で訪問済。

最近は、民生委員130人。老人クラブ会長90人。振興会長70人。

地区のことに精通した人々。情報収集の可能性は低いものの、価値はあります。

 

組織を通じての通達を促すアドバイスもあるものの、それは効率優先主義。

「FACE to FACE」が人を「動かす」と確信しています。

私の年齢を知り「まだ働いているの?」「大変だね!」(と哀れみも)

「働けるだけ働いた方がいいね!」とエールも。

 

体力降下と記憶力減退はあるものの、相談と運転を続ける高齢者の私です。

 

画像    長安24時

      ハウス オブ カード

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「刑事 モース」 (オックスフォード事件簿)

2019年06月26日 | 映画/テレビ

楽しみにしているテレビドラマ。

「刑事モース」ーオックスフォード事件簿、wowowのドラマです。

最新作が近々放映とか。

 

昔 偶然見たドラマが「刑事 モース」。

イギリスのオックスフォードを舞台にしたシリーズもの。時代は1960年後半。

イギリスの小説「警部モース」の主人公の若かりし頃を描いたものらしい。

 

クラシック好きの主人公に共感を持ったのがきっかけだったかもしれません。

当時のイギリスの生活やトピックスは知らないが、「セピア」色の印象。

自分と同年代の青春時代も好感の原因でしょう。

1話完結ながら、その1話を1時間半でのストーリー展開のため、丁寧で面白い。

 

等身大の主人公のためか、共感を持ちます。

スーパー刑事でなく、日常生活の中で悩む姿は「普通の人」の感じ。

オックスフォード大学中退。注意力・推理力はさすがですが。

相棒の警部の、父娘の葛藤も、自分の娘のことのようで興味深いのです。

 

脚本が素晴らしく、イギリスでもシャーロックホームズ以上の人気だとか。

 そしてカメラワークも素晴らしい。

「スチール」にしても良いくらいの、アングルと風景などの取り入れ方は秀逸。

ズームを多用せず、刺激的な描写をしないのです。

 

人間を丹念に描くドラマは面白い。

日本のドラマと異なり、犯人は最後まで分からないのも飽きない理由。

犯罪の起点・原因が、結構古いのも特徴。

何十年も恨みが増幅され、復讐を企てるストーリーは、横溝正史風。

 

主演のモース刑事は、ショーン・エヴァンス。上司の警部役はロジャー・アラン。

期待するテレビ番組が少ない中、楽しみなドラマです。

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「鬼平」のエンディング曲

2011年01月08日 | 映画/テレビ
心をかき立てられるギターの音色。
ジプシーキングスの「インスピレーション」がその曲。

この曲が時代劇のエンディングの場面に使われています。
このミスマッチが、妙に「はまっている」から不思議。

もうすでに何回も放映されたドラマシリーズ「鬼平犯科帳」のエンディング曲。
このドラマは江戸の中期の火付盗賊改方 長谷川平蔵が主人公。実在の人物。
盗賊とは徹底的に闘う半面、改心した盗賊を子分にする粋なストーリー。

このエンディングが大好きです。
ドラマの最後に、江戸の四季と庶民の生活をリアルに描き出します。
これがまた丁寧に当時の生活を再現。
金をかけたロケとセットでの撮影。これだけでも別な映画が撮れる気がします。

春は五重塔や堀の船と桜。夏は風鈴売りや花火。
秋は紅葉。冬は夜泣き蕎麦に降る雪。

この風景に、ギターが重なり。印象深いのです。
日本人が好む哀愁を帯びたジプシーの曲。
昔この曲が気に入り、探しましたがわかりません。
ある時「インスピレーション」の曲名を、クレジットの中に見つけ、さっそくCD購入。

休日の夕方近くに、ボリュームを上げ、この曲を数回かけます。
日が暮れる直前の寂しさとこの曲がよくマッチします。
冷めかけたコーヒーがその曲想に拍車をかけます。

いい音楽といい映像は、溶け合うようです。
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迫力のCG、映画「2012」

2009年11月23日 | 映画/テレビ
かみさんと四女と真夜中に映画を。
公開直後の「2012」です。

地球崩壊をCGで撮ったもの。
その迫力は、とても作り物とは思えません。
CGもここまできたか との驚きです。
音のすごさも加わって、2時間半があっという間でした。

ストーリーはいたって単純。
「ノアの方舟」の現代版。
地球崩壊を告知するかどうかの為政者の苦悩と家族愛。定番のパターン。
自然の破壊力に比べれば、ちっぽけな人間の思惑と存在です。

いつものように、映画館内のスターバックスのコーヒー。
映画を観る前のルーチンになっています。期待を高める時間。
昔は、開演のブザーとともに緞帳(どんちょう)が上がりました。
これが一番楽しい時間。わくわくしたものです。

家族と久しぶりに映画を楽しんだ夜でした。


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真夜中に映画「レッドクリフ」を!

2008年11月23日 | 映画/テレビ

久しぶりに映画の醍醐味を味わいました。

岡山のかみさんと四女を誘って深夜に「レッドクリフ」を。
私はどうしても見たい映画でした。
かみさんと四女も二つ返事。興味があったらしい。

しかし一部・二部と別れ、二部が来年春とは知りませんでした。
テレビのスポット広告が数多く入り、否が応でも期待を掻き立てられます。
「三国志」の「赤壁の戦い」を描いています。

いいところで二部に続く・・・。
肩すかしを食った感じ。
「楽しみがあっていいじゃないの」とかみさんと四女がのたまう。

日本からは、中国語がしゃべれない俳優と台湾人出身の俳優が出演。
役の軽重が全く異なります。やはり国際映画はバイリンガルでないと無理かも。

     

戦闘シーンは迫力がありさすがです。
音がすごいのです。音楽もリズム中心で映像を盛り上げます。
個人の戦闘の場面で、歌舞伎の「見栄」のようなシーンがあり、ちょっと興ざめの部分も。
どこまでが実写でどこからCGかわかりません。
うまく撮っています。

この映画館で不愉快なことも。

ひとつは、館内のお店で買ったコーヒーをもちこもうとしました。
入場口で「他のお店のものは、だめです。今回限りですよ」と。
この映画館の直営店分でないとだめだそうです。
だったら「同じフロアーに出店させるなよ」と言いたい。

もうひとつ。
映写中に後ろからシートを蹴る客が。
あまりしつこいので、後ろを振り返り「蹴るな!」と二度注意。
若い男二人連れ。
酒を飲んでいる様子。酔いで眠りかけ、足がシートに当たるのです。
「酒を飲んで映画に来るな、来たらちゃんと映画を観ろ」

歳をとると気が短くなっていけません。
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映画「容疑者Xの献身」のレイトショーに

2008年10月13日 | 映画/テレビ

新見の実家の母親を総社の妹の家に連れて行きました。
姪が幼稚園の先生、その運動会に行くため。母親は「先生」の孫を見たかったらしい。
私はその足で、岡山の家族の家に。

夜7時 家に帰ってきたかみさんから「映画に行かない?」とのお誘い。
「この時間から?どんな映画?」と私。「容疑者X・・・」とかみさん。
「それ何?」というと、「知らないの?遅れている」とかみさんと四女がのたまう。
「ガリレオの映画版!福山雅治主演の!」
思い出しました。そういえばテレビで見たような気も。「行ってもいいよ」と生返事。

かみさんがパソコンで席を予約。中央のいい席らしい。
岡山のシネコンは岡山港に近い南のはし。車で30分以上。
久しぶりの映画館。新見には映画館はありません。昔は三つもあったのに。

原作は本格的な推理小説。
しかし 映画としては不満が残ります。
冒頭の大がかりな仕掛けに展開を期待しましたが、あとはお金がかかっていません。
科学者同士の知恵の戦いを見たかったのですが、何か「人情話」の様子。
本来好きなテーマですが、押し付けられると「いやみ」なものです。
2時間を越します。家に帰ったら12時近く。

かみさんと四女は私抜きで何回か映画に行っているらしい。
浜松時代 夜子供たちと行っていたのを思い出しました。
岡山の映画館事情にも詳しそうでした。繁華街の映画館は「小さく汚い」のだそう。

でも家族一緒の映画もたまにはいいものです。

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NHKドラマ「監査法人」の教えるもの

2008年07月20日 | 映画/テレビ

昨日のNHKのドラマ「監査法人」の結末が気になっていました。
最終回の定石通り、ハッピーエンドです。
甘い結末と言えますが、心を打つ「セリフ」が印象的です。

「数値に表れない、行間が大切」たとえば「熱意」。
「真実の追求は重要、でもそれが誰かの役に立つこと」

シナリオの出来不出来でドラマは、リアリティを増します。
あまりに歳の若い主人公に深いセリフは似合いません。
でも深刻そうな表情は、ドラマの雰囲気に合っています。

私の母親が元気な理由は、いくつかあります。
その中大きなものは、「おせっかい」でしょう。
誰かに役に立っていると本人が思うこと、また真に役立っていること。

迷惑かも知れない電話を掛けまくります。
固定電話で月2万円の支払いは、85歳にしては異常な電話魔。
母の電話を待つ人も多いとか。まあ本人の弁ですから真実は闇の中。

近所や知り合いに、いただき物などをすぎるほど配ります。
何かのお礼と称して、ものを贈るのです。
田舎のばあさんにしては交際費がかかります。

昔嫌だった母親の積極性。当時は恥ずかしい思いでした。
どこでも知らない人に話しかけるのです。
でも人間関係は自分で結ぶもの、と母親に教えてもらいました。
いつの間にか母親と同じ行動をとっています。

誰かの役に立つこと、またそう思い込むことが長生きの秘訣でしょう。

画像  NHK ドラマ「監査法人」
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ピアノ天才少年が映画の中で弾くのです!

2008年06月02日 | 映画/テレビ

日曜日 借りてきたDVDが予想外に面白い映画。
あまり期待してなかったので、「新発見!」の感覚です。

それはスイス映画」私のピアノコンチェルト」
タイトルに惹かれてつい借りました。

ピアノの天才であるだけでなく、IQ180の少年の物語です。
天才がゆえに、大人の心が透けて見え、悩みます。
事故を装い、凡人に戻ったと偽装します。
後半は、子供ながら、密かにITを駆使し株取引で大儲け。
大好きな家族にさまざまなプレゼント。父親には会社まで。
自分は、広い部屋を借り、ひそかにピアノを楽しみます。

この映画のなかの、少年のピアノシーンが妙にリアルなのです。
映像と音がシンクロしていて、演技で弾く感じではありません。
最初 こんな少年が本当に難曲を弾けるわけがないと不思議です。

実は、本物の天才少年が出演だったのです。
だから違和感なく、自然な演技でピアノが弾けるのです。

     

観るまで低予算のスイスのB級映画と思い込んでいました。
金がかかっていると思ったのは、最後のコンチェルトのシーンです。
本物のオーケストラと満席の聴衆の前で熱演です。

管楽器は、吹く真似ができますが、ピアノや弦楽器は素人の演奏は、バレバレです。
しかし 日本映画のスウィングガールズでも出演者が練習し、演奏していました。
一緒に観に行ったトランペット吹きの娘が「本当に吹いているよ」と教えてくれました。
「のだめ・・・」もテレビにしてはリアリティがありました。

休日の音楽映画は、心がリッチになります。
音楽のすばらしさを感じます。

画像  お薦めのDVD「私のピアンのコンチェルト」
     ミューザ川崎(昨年三女がほかの音大と合同演奏したホール、きれいです)
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桜とふるさと「八つ墓村」

2008年03月15日 | 映画/テレビ

岡山にピアノの弾ける家が見つかり、後は四女の受験結果の吉報を待つだけです。
「サクラサイタ」 昔の合格連絡は、たしか桜開花の電報だった気がします。

花の中で、桜は「人間を狂気に誘い込む」と言われています。
桜の好きな私は、この季節少し「おかしくなる」のです。
なぜか気持が高揚し、落ち着きがなくなります。

桜の印象的なシーンは、映画の「八つ墓村」の中にあります。
桜吹雪の中を刀と猟銃を持って走る「狂った旧家の主」の姿です。
「たたりじゃ!」のせりふが有名です。
もう30年前の野村芳太郎監督の作品です。
新見市周辺でロケをしたこともあり、親近感がある映画です。

   

生まれたところを紹介するとき、新見出身というより「八つ墓村出身です。」
と言うと、なんとなく中国地方の備中の国の田舎をイメージしてくれます。
この地名が本当にあるのかとも訊かれます。(本当はありません)
原作者の横溝正史が疎開して、取材して生まれた作品です。
実家の宗派は、曹洞宗で福井の永平寺が本山です。
実際のいでたちなど葬式の場面も、映画では忠実に再現されていましす。

今年の桜の開花日は平年並みだそうです。
転勤族ですから、全国の桜を観てきました。
九州のころは、ずいぶん早い桜見物をしたものです。
今までで、一番印象的な桜は、伊那の高遠の桜です。
小高い城跡の桜です。360度のパノラマです。
上空も周りも全てピンクです。幻想的です。子供も喜びの声をあげます。

昔 東京では、赤坂御苑、昭和記念公園などに家族で出かけました。
今年は、近くに住む3人の娘達と花見をしたいと思っています。
東京最後の春だからです。

画像  神代桜(友人が撮った昨年の桜、天然記念物)
     岡山県高梁吹屋の広兼邸(映画 八つ墓村の舞台となった旧家)
      http://michiyo0520.blog20.fc2.com/ yumeさんのブログから
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青春時代のあこがれ  映画「ローマの休日」

2008年02月28日 | 映画/テレビ

先日 次女が私の貸したDVDを返しに来ました。

「ローマの休日」です。もう50年以上前の映画です。
街中で500円で販売していたDVDを、思わず買いました。
ビデオにとって何回も観ていたのも、もうはるか昔です。
映画はもちろんモノクロですが、ストーリーの面白さでカバーです。

観終わった後に、何か切なさを感じます。
王女のつかの間の休息を描いたものですが、立場上
ローマの2日間のことは、心に秘めた出来事だったのです。

映画の出来としては、いろいろ不満がありますが、
ヘップバーンの可憐さと気品に免じます。おとぎ話です。

       

この映画を、初めて観たのは映画館ではなく、テレビだったのでしょうが思い出せません。
王室の次期の後継者の王女の責任の重さは、個人の生活を犠牲にせざるをえないのです。

何回観ても飽きません。最後の謁見の場が好きです。
グレゴリーペックとのやり取りがたまりません。
互いの想いを口に出せず、別れます。でも気持ちは通じていました。

すべてを投げ打ち、ペックの胸に飛び込むシナリオもあったでしょうが
その場合、映画として薄っぺらなものになっていたでしょう。

昔の映画や音楽が懐かしくなったのは、歳をとった証拠でしょう。

画像   映画の中のヘップバーン
       DVDのジャケット
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マンションの前で映画ロケがありました

2007年11月04日 | 映画/テレビ


昨日はお休みでした。
午後 マンションの窓から気持のいい風が入っています。

外からにぎやかな声がします。
「本番 スタート!」と大きな声がします。
のぞくと、映画のロケが始ったようなのです。
まさか自分の部屋から、映画の撮影を見ることができるとは思いませんでした。

10人以上のスタッフが、忙しく働いています。
プロデューサーらしいスーツ姿が腕を組んで指示しています。

マンションの前の神田川にかかる橋を子供の手を引いた女性がわたるシーンです。
前から数回、並走しながら数回撮っています。

女優さんの顔を見ましたが、きれいな人です。反射板のせいか輝いています。
横顔を何回も見ましたが、名前はわかりません。

あれだけのスタッフを使う映画ですから、低予算のポルノではないでしょう。
どんな映画か興味はありますが、タイトルはわかりません。

カメラがこのマンションに向いているため、ずっと見ているわけにはいきません。
隣の部屋の住人は写らないように依頼されていました。

部屋で音楽を聴こうと思いましたが、外が気になって落ち着きません。
自分のミーハーさに自分であきれています。



西新宿を歩いて通勤しているため、月に一回くらいは、映画ロケに出会います。
さすが東京です。都庁周辺は絵になるのでしょう。

最近 DVDは借りますが、映画館には行っていません。
映画は一人で観るものではないと思っています。
その感動は誰かと共有するものだとの思い込みがあるからです。

いい映画を映画館で観たいと思いました。
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「勝ったのは百姓だ」  映画七人の侍より

2007年10月25日 | 映画/テレビ


昔の映画に「勝ったのは百姓だ!」という印象的なセリフの映画があります。

黒澤明監督の「七人の侍」です。映画の最後に、侍のリーダーの志村喬がつぶやくのです。
戦って勝った侍が見たのは、田植えをする百姓です。
戦いのことを忘れたかのように、たくましく、したたかな姿です。
犠牲となった侍を葬った墓の前の最後のシーンのセリフです。自分たち侍が負けたのだと言います。

最近のテレビコマーシャルで、黒澤がサザンの桑田と共演する場面が出てきます。
もちろん合成です。
駅の構内を騎馬軍団が、駆け抜けるシーンで馬に飛び乗る桑田が出てきます。

この場面を観て、黒澤と彼の映画を知っている世代が、どのくらいいるのかと思います。
たぶんこのCFを作ったプロデューサーは熱烈なファンだったのでしょう。

あまりに有名な「七人の侍」は、私の映画の「宝物」です。

ストーリーの奇抜さとリアルな場面は、モノクロにもかかわらず今でも強烈です。
この年になって、セリフ一つが奥深く感じるのです。

野武士に比べて、何の力も持たない農民がしたたかに生きるのです。



田舎暮らしとは、どんな時代にも適応できる生活のことなのでしょう。
しかし、私の場合心底、すべてのことがふっきれているかと言えばそうでもなく、悩むし、迷います

私にとって素晴らしい映画とは、娯楽であると同時に、生き方を考えさせるのです。

画像は   春訪れた北海道の地獄谷
      
今は亡き叔父の設計監理した日本有数の親子水車
      (岡山県新見市 実家のすぐ近くにあります)
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この開放感! 映画「ショーシャンクの空に」

2007年01月25日 | 映画/テレビ
勇気を必要とするとき観る映画(ビデオ)があります。

この映画をはじめてみたとき、その展開にときめいたのです。
最初映画館ではなく、ケーブルテレビでしたが、画面がなぜか大きな記憶です。

味わったことのない開放感を感じました。
観終わって、「人ってこんなに頑張れるんだ」と驚きました。
刑務所に永く繋がれ、看守や囚人同士の暴力に屈しなかったのです。
最後には自力で自分を開放するのです。

会う人毎にこの映画を薦めています。
多くの人が共感してくれました。もう既に高い評価をしている人も多いのです。

中でも看守の税務相談にのる場面は面白いのです。お礼のビールを囚人仲間と飲むシーンでは、ビールのうまさを思い出しました。一挙に仲間の信頼を勝ち取りました。併せて看守達の信用もです。

 モーガンフリーマン(囚人仲間)との友情は、もっと 熱いものです。
先に抜け出して待っているロビンス(主人公)に近づく、彼の嬉しさが伝わりました。
こんなに心が通じ合えて、信頼できる友をもてる彼がうらやましいと思います。

少し勧善懲悪的なところはあります。しかし非人間的な看守達への追求には溜飲が下がります。

映画の魅力と精神性において、トップクラスです。

何回観ても感動します。勇気付けられます。嫌なことが小さく感じられます。

(ショーシャンクの空にhttp://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=10909)
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「まぼろし」 映画 息子

2007年01月18日 | 映画/テレビ
 生まれ故郷と親を思い出す映画があります。

 三国連太郎主演の「息子」です。

 雪の中、三国ふんする父親が人気(ひとけ)のない家に帰り、瞬間 幻を見るのです。
その男の昔の家族の思い出でした。
囲炉裏の周りに祖父母、自分達夫婦、子供達がいて暖かな火の揺らぎの中で、貧しいけれど幸せな場面が浮かぶのです。会話がなくてもそこにいるだけで安らぐ時間があったのです。一瞬の幻です。あたたかい色でした。

 この映画のこの場面が全てです。

 その映画では、親に一番心配をさせただめな末息子とその婚約者(聾唖者)が
一番親思いだったという話でした。

 1991年山田洋次監督・脚本です。岩手の雪の中の話です。

 私も最近、昔の同じような場面を思い出します。

 幼い頃は家族3世代が、一緒に住むのは当たり前でした。
祖父と両親と私達兄弟が一緒に食事をしているのです。
祖父も父も寡黙なほうでした。黙って食事をしていました。
昔の我が家はひとりひとりに箱膳があり、食器を入れていたのです。
静かな穏やかな家族の食事風景でした。50年前です。

 しかし 昔は良かったという懐古主義だけでは、現在は生きてゆけません。
今どう生きるかを考えたいのです。
若い人が減りシニアが増えています。元気なシニアが年配者をケアーする時代です。

 昔老人だった60才は、今壮年です。ぴんぴんしています。
長生きするようになり、お金がないことは怖く惨めなことになりました。
もっと怖いのは、孤独になることです。

 家族や近所や友人のありがたみを今感じ初めています。

画像  癒し・憩い画像データベース  江崎 幹秀  樹氷 より
http://iyashi.midb.jp/search/detail.php?id=23193
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