最近増えた力仕事。
実家の大改装前の荷物の片付けです。
もう延べにして10日間以上。これでもまだ半分のスペースしかできません。
大きなビニール袋が既に50以上。段ボールは数知れず。
「もったいない」という母親の声を聞こえないふりで捨てる準備。
100年前からあったもの、ここ数十年でたまったもの。
明治から残っていた道具類、来客用に揃えた数十人前の食器。
古い電化製品も。テレビ、冷蔵庫、ストーブなども数台づつ。
片付けのため何十年ぶりに入った離れの二階。
驚きました。大きな太った猫が寝そべっています。
視線が合いました。のっそり立ち上がります。
宮崎駿のアニメに出てくる猫のようなふてぶてしさ。
猫も慌てたでしょう。まさか突然人間が上がってくるとは。
しばらく 見つめあっていました。そしてゆっくり出て行きます。
大物の感じ。どら猫とは異なる風格が。
しつけてあったのか、汚物はありません。きれいに使っていたのです。
割れた入口のガラスの間から出入りし、休息の場に使っていたのかも。
この離れは高校時代まで私の使っていた部屋です。
懐かしい部屋。思い出でいっぱいです。
深夜放送を聞きながら、夜昼逆転の生活をしていたころの「私の城」。
転勤のたびに実家に送ってきたオーディオ類も埃の中に。
古いモジュラーステレオ、アンプ、プレーヤー、スピーカーが3セット。
ドイツのブラウン製、国産ではYAMAHA、OTTO(サンヨー)製など。
昔 憧れだったAKAIのテープデッキ、ソニーの大型ラジカセ。
母親には「不用品は捨てろ」と言いながら、自分のものには愛着が。
でも置き場所を考えるとやはり廃棄物処理場行きでしょう。
母屋と中二階の物置は今から。
「なんでも鑑定団」行きの掘り出し物があるかもと淡い期待。
古物商も何度か来たと母親。赤絵の皿を欲しがったとか。
しかし 先祖は貧しい百姓。珍重品がある確率は宝くじなみでしょう。
腰を痛めないようにしなくては。
画像 猫の居た離れの二階の部屋(久しぶりに風を入れます)
離れから見た母屋(散ったイチョウの葉が、屋根・樋を痛めます)
埃だらけの昔のスピーカー(ブラウン,YAMAHA)