元ベース弾きの田舎暮らしは

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「保科洋先生」指揮の定期演奏会

2020年11月28日 | 作曲家 保科洋

昨日 届いた定期演奏会の案内。

母校の交響楽団の67回定期演奏会開催の知らせです。

卒部して50年経つのに、いまだに届く案内状。

 

楽器初心者の私が、大学のオリエンテーションの演奏に感動して入部。

その後の人生に大きく影響したオーケストラ経験です。

卒業後、音楽関係の総合企業に就職し、社内結婚もしたのはこの体験があったからこそ。

 

定期演奏会の開催には、在校生や関係者の苦渋の決断が?

サマーコンサートは中止だったため、4年生の最後の演奏会開催への熱望があったのでしょう。

今回の演奏会のオンライン配信も計画中とか。

コロナで聴けない遠隔地のOBや、地元の大学オケファンに配慮したものでしょう。

 

開催会場は、岡山シンフォニーホール、12月27日18時30分開演。

曲目は、ブラームスの交響曲№1、ストラヴィンスキーの火の鳥など。

ブラームスとストラヴィンスキーのプログラム構成は、学生オケには難易度が高いはず。

私たちの在部時代の技術水準では、考えられない曲目です。

 

後輩たちの定期演奏会に思い入れがあるのは、保科洋先生が指揮を続けているため。

指揮者就任から、なんと55周年。ギネスです。

名もない地方のアマチュアオケをこんなに永く指導いただけた事に感謝。

 

卒業後も、関東地区の演奏会で先生が指揮すると聞くと「追っかけ」も。

浜松の本社勤務時代、我が家にお招きし、音楽好きな娘たちに「レクチュー?」も依頼。

「演奏技術もさることながら『うたえる』かどうかが大切、上手だったらなおさら楽しい」

音楽を目指したい幼い娘たちへの、温かくも厳しい言葉が印象的でした。

 

     

 

地元の新見ウィンドアンサンブルの演奏会で、先生作曲の有名な「風紋」の指揮も依頼。

「なんで地方のウィンドに先生が自ら指揮を?」と近隣の県からもファンが押し寄せました。

実家にも、先生・奥様においでいただき、高齢の母親にも会っていただきました。

音楽とは縁のない母親も、ご夫妻の人柄に触れ、ファンになりました。

 

学生時代のオケ仲間とは、今でも親交が。大切な仲間です。

彼らと話すとき、50年以上の時を超えて、「赤い糸」を感じます。

勉強も仕事も中途半端な自分が、唯一遺した「微かな足跡」がアマチュア音楽。

 

後輩たちの演奏会には、スケジュールを調整し、かみさんとも一緒に行きたいもの。

開演を告げるブザーやチャイムに、いまだに気持ちの高揚を感じます。

演奏会の興奮を伴って、楽屋の先生ご夫妻を訪ねることは、「至福」の時間です。

 

          

 

「昔のオケの学生は仲間なんだ。いまの学生とは年齢が毎年離れていくんだ。」と先生。

先生は音楽の師ながら、50年前は「兄貴」だったのです。

 

画像     定期演奏会チラシ

       練習風景       地元のウィンドアンサンブルでの練習風景

                  先生作曲の「風紋」の指揮

       保科先生       頭にタオルを巻き「ダメおやじ風」、多分合宿中?

                  50年前。今は亡きオケ仲間と

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欲しいもの「お掃除ロボット&電動ソファ」

2020年11月21日 | 好きなこと、もの

現在 欲しいもの、買いたいものが二つ。

必需品ではないが、あると楽しいだろうなと思うもの。

高齢夫婦の私たちには、「決断」を要する高価な買い物。

 

その一つが、「お掃除ロボット」。

先日 スティック型掃除機を見に大手家電量販店に。

買いたいメーカーを数社に絞り、実物を確認しました。

この商品にしようと決め、帰ろうと思った時、隣に気になる商品が。

 

     

 

それが、お掃除ロボットだったのです。カタログをもらい家に帰り検討開始。

かみさんも大乗り気。まさかの展開。何か楽しそうにカタログを見続けるかみさん。

実用的なスティック型とは異なり、「遊び心」をくすぐる掃除機。

スティック型をネット注文済ながら、ロボットのカタログとネット評価に夢中です。

 

職場や友達に、お掃除ロボットの使い勝手を聞こうとしても意外な事実が。

このロボットを使っている人が、たった一人のみ。普及率は意外に低いことを発見。

バリアフリーの住宅でないと、その効果が発揮できないのです。

 

一番高い機種で十数万円。安いもので2~3万円。

猫を威嚇したり、「戦う」ロボットを想像するだけで、思わず「にやり」。

電気の残量が少なくなると、自分で「基地」に帰り、自動充電。また出かけるロボット。

まるでペットのような製品です。ペットも孫もいない老夫婦には、格好の「おもちゃ」。

いきなり買うのではなく、お試しキャンペーンで我が家に合うかどうか決めることに。

 

          

 

もう一つが「電動ソファー」。最近テレビでやたらとCMを打っている商品。

電動リクライニングで足元のフラップも連動してアップ。

オーディオ・テレビ観賞用というより、「仮眠ソファー?」

真っ赤な色とソファーの真ん中に置かれた「しゃれたテーブル」。

我が家の経済生活とは乖離していても、なぜか気になる家具です。

 

狭いリビングに果たしておけるかどうか、またほかの家具とのバランスは?

昔 新発売のミニバンの購入決定要素が「赤い色」だったことを思い出しました。

実物も見ずに、スペックも確認せず、色だけで車種を決めたかみさんの「衝動的」買い物術。

それを認めた私。夫婦揃っての浪費癖。お金が貯まるわけがありません。

 

           

 

この記事を書きながら、少し熱が冷めてきました。

しかし この二つの商品には、「わくわく感」が。一つだけでも実現したものです。

「何、これ!」と、帰省して、驚く娘の声も聞きたいのです。

 

画像   帝釈峡       我が家から車で50分くらい。広島県庄原市。沢山の人出。

     お掃除ロボット   ペットも子供もいないけど、面白そうな家電。

     電動ソファ     現在のソファーは、バネが「へたって」きました。

     庭のもみじ     毎日落ち葉掃き。でも綺麗です。 

 

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父親の「就職観」は?

2020年11月13日 | ビジネス

先日 息子をUターンさせたいとのある父親から相談要請が。

希望職種の求人数件と就職プロセスの資料を事前に送付。

そして 息子の帰省のタイミングで自宅を訪問しました。

 

50年前 父親の願望を知りながら、遠くの企業に就職した私。

県内の異動のみで、「聖職」と言われていた教員が父親の希望でした。

学生時代、他学部の教育のカリキュラムを受講し、教生にも。

親の期待に応えたいとの気持ちが少しはあったのです。

 

学生時代授業とサークル活動で帰省することも少なかった記憶が。

たまに帰った時は、黙って私の話を聞いている父親。

そして 就職先を告げた時も、うなずくだけでした。

 

 多くの兄弟がいたため、進学をあきらめた父親自身にも夢があったはず。

かなわなかった希望を私に託していたのではと思ったのは、亡くなった後。

58歳で交通事故で亡くなった父親とは、もっと話したかったと後悔。

 

             

 

相談者の自宅を訪問し、息子と話をするとき、父親も同席。

遠慮がちに「横にいてもいいですか?」と言われ、「どうぞ」と私。

地元では、旧家で見識ある人、退職後も多くの役職を担っている人です。

 

私の勧める企業の情報も詳しく知っており、的確な評価を下します。

でも 親である自分より、他人の私に相談を希望。

どんな仕事でもいい、近くの会社に勤めてくれるならとの希望。

 

         

 

「父親とは」 長いレンジで子供の成長を考えます。

共に過ごす時間が欲しい、でも子供の希望も叶えてやりたいと悩むのでは?

よりレベルの高い学校、安定した職種を望むと親との物理的距離が・・。

 

大学を卒業し、就職すると、子供への金銭的援助が無くなり、自立へ。

金が要らなくなったとき、ホッとしながらも「寂しさ」を感じる親?

母親に、そのことを漏らしたと後で聞きました。

 

         

 

しかし 子供だけに楽しみを見出していただけでなく、趣味もあった私の父親。

新しもの好きで、いち早くオートバイを購入、颯爽と通勤。

地元で自家用車購入は早かった記憶も。そのため町に土地を提供し、道路の拡幅も。

 

学生時代、ふるさとの小中学校の生徒に生の交響楽団を聴かせたいと仲間と遠征。

その時、我が家で造った「ちらし寿司」数十個を演奏会場に運んでくれた父母。

息子たちの演奏する姿を見るのが楽しみで、又誇らしかったのかも。

今でも、その時の光景を思い出すとき、胸が詰まります。

 

     

 

就職相談員の私に、東京の娘たちからも転職相談が。

的確なアドバイスは身内には難しいのです。感情が入るから。

でも相談があるのは、嬉しいかぎり。

 

相談を装いながら、実は自分で結論を出していることも多い娘たち。

「頑固おやじ」に了承を得るための「偽装?」

しかし 娘と長電話できる幸せも感じます。

 

かつて、孫娘の幼稚園の「お受験」の願書を書いてくれないかと、娘から依頼。

その時、婿に書いてもらったらとアドバイス。

男親の書く志望理由のほうが、合格率が高いことを知っていました。

自分の体験を交え、家庭の教育方針を書けるのは父親。

 

「父親」は威厳を保ちながらも、ロマンも語れるのです。(笑)

 

画像  ホンダ ベンリー   高校時代から大学まで乗っていたオートバイ 125㏄ 

    新見県民局                      父親が退職後 3年間勤務

    就実せんべい     教生で行った就実高校、大学の土産。

               数年前、新米のお礼に学長からいただきました   

    マツダファミリア   1970年ころのマツダ車、多分父親が初めて買った車種?

    旧実家        前の家を解体、しかしイチョウの木は残しました

 

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「神と仏に出会う」日

2020年11月07日 | ふるさと

午前中は、宮司が我が家に。午後は菩提寺で護持会の役員会。

 

今日は「神」と「仏」のイベントの日。偶然重なりました。

宮司が「摩利支天」を祀る家を巡回し、祝詞(のりと)を奏上予定。

午後は、護持会長を拝命した菩提寺で役員会開催予定。

 

     

 

先祖が八百万(やおよろず)の神を祭ってきた我が家。

建て替え前の我が家の奥の間には、祭壇を常設。

神道を崇める「宮司」の家の様。子供心にも、奥の間は神聖な場所。

 

新築の時悩んだのは、床の間と仏壇の配置。

狭い我が家のために、神様と仏様に「同居」をお願いしました。

相対しないように、同じ方向を向くレイアウトに設計。

 

「摩利支天」は、護身と蓄財の神。もともとはインドの神。

平安時代に日本につたわり、「開運・勝利」の神です。

そのため戦国時代には武将の信仰を集めていた神。

毛利元就や山本勘助、前田利家などが有名です。

 

「摩利支天」を祭る家は、肉を食べることが「タブー?」

牛を飼う農家や家畜の売買を商いとする「博労」が多く信仰。

信仰の故か、幼いころは、牛肉や豚肉でなく鯨を多く食べた記憶。

単に貧しさから、買えなかったのかもしれませんが。

 

     

 

午後は、護持会の役員会。

この4月から、新役員に選ばれ、寺の維持・運営の役回り。

老朽化した設備の保全・修理。駐車場・墓地の環境整備。

限りある護持会費の運用、檀家への根回しなどにも配慮が必要です。

住職の世代交代により、新しい護持会を模索中です。

 

昔は、寺やお宮の役員は地域の名誉職。

サラリーマンではなく、いつでも活動できる「旦那衆」が担っていたのでは?

時代の変化の中で、効率よく運営をしたいもの。

そのため、連絡はショートメールを多用。ミーティング回数を減らします。

 

     

 

「神」や「仏」に携わる仕事は、信仰心の多寡ではなく、田舎に住むための義務?

受けた以上、精一杯つとめ、後輩にバトンタッチするつもり。

明日は、秋祭り前の神社と集落の一斉清掃。今日明日は自分の時間はありません。

 

画像    頭打ち   秋祭りの子供のビッグイベント

            残念ながら今年は、コロナで中止。神輿も神楽も。

      床の間   建て替え前の旧実家の床の間、秋祭りのしめ縄奉納

      和室    新築後の和室。リビングの手前に仏壇と床の間

      江湖    住職の新旧交代の大イベント、2年前に新住職に

 

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朋 遠方より「カニ・タコ」と来る

2020年11月03日 | 友人たち

今日 夕方 「ピン・ポーン」と来客。

玄関に出ると、友人の産科医が。

手に発砲スチロールの箱を持っています。

 

お土産に持ってくれたのは、カニとタコ一匹。

四国からJRを乗り継ぎ我が家に。

四国で経営する医院の近くの漁師に頼んでいたものらしい。

 

一時間ほど世間話、忙しいのでと帰りました。

50年前一緒に学生オケで演奏した仲間。

彼はオーボエ、私はコントラバス。

音楽についても、明晰さも段違いの仲間です。

 

繊細で音楽理論も高度な人が多い?木管楽器パートのメンバー。

私は、音楽初心者でクラシックも初めての譜面も読めない学生。

「ひがみ」と「コンプレックス」から、「仰ぎ見た」人たちです。

 

10年前、ふるさとにUターンして40年ぶりに会った仲間。

「かかりつけ医院」として訪問したクリニックの「名誉医院長」でした。

週に一度四国から「通勤」。娘の「ふるさと出産」でもお世話に。

 

          

 

おかげで豪華な晩御飯。

「盆と正月が一緒に」の気分の夜です。

新鮮な魚介類は、高齢者にはありがたい土産。感謝です。

 

彼が、最初にわが町に赴任したのはおよそ20年近く前。

岡山県の「僻地」との想像から、見方が大きく変わったと言います。

豊かな自然と食べ物、人情が彼を虜にし、今でも遠い距離を厭わないとか。

飛騨の高山のように、観光や風土に可能性があると指摘。

県外の人の地元への応援団の存在は嬉しいものです。

 

彼が力を入れているのが、「おぎゃあ献金」コンサートの開催。

無事に子供を出産した親からの献金で運営するオーケストラを支援。

来年末か再来年に、産科医学会本部の支援で東京でコンサートを開催予定とか。

その指揮を保科洋先生に依頼し、快諾を得たらしい。

 

         

 

知り合って50年、出身地も、職業も異なる友。

彼の名前は藤田名誉医院長。庶民派の医師です。

仲間をつなぐ「音楽」の力を感じます。

 

画像    カニとタコ    友人のお土産

      クリニック    友人が名誉医院長、かかりつけ医院

      ミニコンサート  このクリニックの待合室で開催

 

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