元ベース弾きの田舎暮らしは

60歳で田舎にUターン、素人の「米と野菜」作り
音楽が縦軸の人生
就職相談・紹介が「天職」

白い藤の花と遍路接待

2016年04月30日 | ふるさと
最近 朝の庭は花の香りと羽音に満ちています。

庭の白い藤の花が満開。日の光に輝き、春爛漫。
その花に群がる「あぶ」。大きいものから小さいものまで数十匹。
花の蜜を吸いに来るのです。高低差のある羽音が「ブーン」と。

例年より10日ほど早く咲き始め、5月を待たず満開に。
その香りは「上品な香(こう)」の様。近隣にわかるほど強いもの。
藤の花の色は、通常文字通り「藤色」。しかし我が家の藤は貴重な白。



また野草の「海老根」も花盛り。可憐な小さな花が、およそ100本以上。
蘭の一種でこれも貴重な花。
適度な湿り気と日陰が必要なため育ちにくいらしいが、条件が合うのか毎年増加。
両方とも、母親の好きな花。
この花を見るために、施設から毎年一時帰宅します。

このシーズンに毎年訪れるのは「お遍路さん」。
近隣の八十八か所を廻る人たちの「接待」も。
今年は我が家が、当番の接待役。この役目は女性陣。

かみさんも仕事を休んで、到着を待ち、茶菓でもてなし。
四国では当たり前の遍路が、岡山県北にも存在。
相当な距離を歩く人の到着は夕方。最後に近い札所がわが集落にあるのです。

     

庭では、さつきや名も知らない花が続々咲く季節。
もみじやイチョウの新緑と色のある花との対比が素晴らしい景観。

畑も夏野菜を植える準備のために、管理機で耕します。
休耕の畑や荒れ地の草刈りも欠かせません。
何もしなかった冬から、体力を必要とする春の作業がめじろ押しの黄金週間。
「なまった」体にはきついものの、汗を流すことは結構楽しいもの。

ローテーションで働くかみさんには、黄金週間は関係なし。
暦通りの休みが取れる私とは、すれ違いの毎日。
近隣で開催の「石楠花まつり」くらいは、一緒に行きたいもの。

田舎暮らしも8年目、普段と変わらない生活が「幸せ」なのかもしれません。
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20年カレンダーの勧め

2016年04月11日 | ビジネス

桜が終わり、窓の外は「花桃」が満開。
深い赤が華やかな花。母親が大好きな花(木)です。

4月に入ると、職場の就職相談窓口に大勢の人が訪れます。
年度末に退職し、離職票を持参し、雇用保険の給付申請のために。

若い人から、シニアの定年退職の人まで幅広い年齢。
会社都合で辞めざるを得なかった人には、辛い春です。
熱心に求人検索を続ける人が増えました。

相談に訪れる人たちに、アドバイスするための小道具二つ。

一つは職種別の求人数と求職数の棒グラフ。
事務や製造、軽作業は希望者が多いこと。
逆に介護や土木は求人が多いことなどが、一目でわかります。

もう一つ力を入れているのが、「20年カレンダー」の勧め。
自分や家族の年齢を10年単位で記入し、将来をイメージさせるものです。
今の年齢に10歳・20歳づつを加えて、10年先・20年先の自分や配偶者・子供を想像する手法。
年齢の横に、時々のイベントも記入。
退職・再就職、新築・リフォーム、若い人だと結婚・子育て・入試などの項目も。

中にはそんな先のことより、今の就職先を早く見つけたいという人も。
焦りや不安から、安易な就職が再離職の可能性があることも伝えます。
前職より給料などの条件が良くなる人は、わずか25%。

実践心理学で私自身が体験したこの「20年カレンダー」。
思いがけない「出向」で苦労した時代に、出会った「成功哲学」。
その出会いが今の自分を育ててくれた実感があります。

カレンダーには様々な種類があります。
日めくりから、月間、年間とさまざま。
日めくりを毎日見る人はその日のことを、月間カレンダーはひと月のスケジュールを想像。
では年間カレンダーは?もし20年カレンダーがあれば?

自分が持っている時間がいかに貴重かを気付いてもらう小道具。
私自身20年先に、生きているかどうかの年齢。
娘たちは中年になり、孫たちが大学生活を楽しんいるだろう年代。
その時の自分の収入と蓄財の必要額はいくら?

求人の現在の給料も大切ですが、昇給・ボーナース・退職金制度の有無は?
生涯賃金がどうなるか、職種や業界の動向・将来性は?
希望の求人が本当に自分の望む求人か?
一晩考え、家族と相談して、意思が変わらなければ応募を勧めます。

多くの人にハッピーになってほしいと思います。
準備不足で、苦労して欲しくないとも。
地元で就職のお手伝いをする自分に、今何ができるか思い悩む今日この頃です。

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