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かみさんも年金受給の年齢に

2019年12月28日 | お金、投資

12月中旬、かみさんが初めての年金を受給。

金額はわずかですが、もらえるのは嬉しいらしい。

夫婦とも年金世代突入です。

 

加給年金受給中の私の心配は、かみさんの受給で加給が止まらないか?

かみさんが受給前に年金事務所に出向き、確認したとき影響なしとの言葉。

なら もらえるものはもらおうと夫婦で判断しました。

 

配偶者が、年下で年金未受給なら、年額40万円弱が支給。これが加給分。

かみさんのわずかな年金で、40万円をふいにしたくなかった私。

加給年金をもらい始めてもう6年、総額230万円は大きな金額です。

 

70歳になった時点で、勤務先の厚生年金の引き落としもなくなり、高齢者の仲間に。

自分の退職金を預けている企業年金も、あと数年分は支給される見込み。

年利2%の保証のお陰だと、以前勤務の会社に感謝を。

 

  

 

もうすぐ97歳を迎える母親は、遺族年金・国民年金・軍人恩給と三種も。

給料の少ない若い世代より、多いかもしれません

現在入所中の特養の費用も補填なしで払える金額です。

 

高齢者の三大話は、病気・年金・孫の成長。

この話が始まると、延々続く話題らしい。

 

この年金を当てにして、市内の様々な業種がイベント開催。

スーパーは年金支給日の15日をシニアデーと称し、割引を。

パチンコ屋も出玉サービス、あとでごっそり回収するのでしょうが。

 

年金開始年齢を引き上げたい国の方針。

そして労働力不足を補う目的から、定年が70歳時代ももうすぐです。

市内でも70歳定年の事業所がぼつぼつ、出現を。

 

71歳で勤務中の私の存在も、まれではなくなる時代になるでしょう。

自営業の娘だったかみさんは、70歳を過ぎても働くのは当たり前との持論。

「もっと働け」の叱咤激励は、運動不足解消や認知予防だけでなさそうです。

かみさんは、正社員で勤務中。私にはないボーナスももらえる身分です。

 

働けるだけ働いて、娘たちに迷惑をかけない「ピンピンコロリ」が目標です。

そのためには、宅地内の古い建物の解体や、墓の問題を解決しなくてはなりません。

「日残りて、昏るるに未だ遠し」の心境です。

 

まだまだ 私の「残日録」は続きます。

 

画像  仕事で訪れた事務所   73歳で元気な店主は、電気の制御と音響管理の仕事を

                山の中の立派な事務所。健康で頭もクリア。私の目標です。

    年金事務所       南に隣接する高梁市、当市には事務所はなし

 

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 クリスマス・キャロル 「ヒラメ物語」

2019年12月25日 | 友人たち

週末 夜9時を過ぎたころ、一本の電話。

「今から行ってもいいですか?渡したいものがあるので・・」

近くのクリニックに週1回勤務する四国の産科医からの電話です。

 

こんな遅い時間に、何だろうかと思いながら、コーヒーを準備。

しばらくして、現れた彼が持ってきたのは「大きな鮃(ヒラメ)」です。

「漁師に頼んでいたヒラメが入ったから届けに来た」と。

 

この友人は、学生時代のオーケストラの仲間で、オーボエ吹き。

クリニックの忘年会参加後、わが家に来たらしい。

トロ箱には、見たことのない大きさのヒラメ。高級魚です。

 

かみさんと思わず顔を見合わせます。

美味しい魚は食べたいけど、かみさんも私も魚が捌(さば)けないから。

 

夜中までこの友人と、近況報告と音楽談義。かみさんも興味津々。

四国からわざわざ、活きのいい魚を届けてくれた友人に驚き、感謝です。

 

          

 

 翌朝 近隣の器用な知人に、魚の調理を頼みました。

「普通の魚なら何とかするが、ヒラメは・・。知り合いの寿司屋に頼んでみるから」

結局 知人の寿司屋に持っていくことに。

 

この寿司屋に持っていき、待つこと15分。刺身とソテー用にパックが完了。

捌(さば)き賃を払うと言うと「とんでもない。頼まれた人に申し訳ないから。」

3人の友人・知人のお陰で、美味しいヒラメを味わえました。

 

この世の中、捨てたものではないと実感。

人情・善意が廃れたと言われるこの時代、この地域は素晴らしい人たちが住んでいます。

 

     

 

昨晩 届いた歳暮にもびっくり。

なんと 「とらふぐ」の刺身。木箱の中の皿に盛ってあります。

こんな贈り物をしてくれたのは、昔の得意先の相談役。

 

ガンに侵されながら、新薬に助けられ、奇跡的に回復したこの友人にお礼の電話。

「今年も正月を迎えられることに感謝している。」との返事。

 

頑張る友人・知人の存在は、私の「たからもの」です。

 

画像   地元新見駅前のイルミネーション  これを主宰しているのは豪雨で家が半壊の人

     松ぼっくり            母親に贈ってくれたのは、

                      倉敷真備で家を失い、移住の人

     とらふぐの刺身          ガンのステージ末期でも頑張る大分の友人

 

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高齢夫婦の休日の過ごし方

2019年12月21日 | 娘達・家族

「週4日勤務」の私と「不定期休日」のかみさん。

休日の重なるのが、月に数日あるかないかの夫婦です。

休日の過ごし方で、最近心がけていることは、小ドライブ。

 

アメリカの統計で、夫婦で車で出かける時間が多いと「離婚」が少ないとか。

狭い車の中では、「会話」せざるを得ないためか?

顔を見ることなく会話できることが、その効用?(笑)しかも長時間。

 

きっかけとなったのが、3年前の知人の「喪中欠礼」の手紙。

3年前 クモ膜下で奥さんを、今年 動脈乖離で息子を亡くしたとの悲劇の連絡。

「最後の会話ができなかった」との後悔の言葉に、かける言葉が見つかりません。

 

     

 

数日前、広島に「買い物ツアー」に出かけました。

新しく買い替えたかみさんの車が、エコで快適なため、いつも利用。

もちろん運転は、夫婦交代で。

 

かみさんの友人の経営するラーメン屋で昼食。持ち帰り用を10食。

夫婦二人で、連日ラーメンを5日食べることができる量。

店も呆れるほどの、ラーメン好きな私たち夫婦です。

 

     

 

広島市内の業務スーパー2店でコーヒーやフルーツカクテルをゲット。

最後に立ち寄ったのが、「生もみじ」饅頭の店。

老舗の出先で、比較的新しい店。帰途寄りやすいロケーション。

 

「生もみじ」は最近ブームになっています。

生菓子なのに、日持ちがする包装。20日は大丈夫らしい。

もう一つ「せとこまち」も。瀬戸内海の八朔味とレモン味。広島大学との連携商品。

初めて食べたとき、味と香りが新鮮でした。酸味が程よい「珍品」。

 

     

 

かみさんは仕事柄、朝早く出勤することも月に数日。

事務しかできなかったかみさんが、高齢でも資格の取れる調理師に。

早朝出勤に付き合って、私も4時起床。冬の車の暖気運転始動は私の担当。

 

私より年の若いかみさんでも、急病や不慮の事故に遭遇の可能性も。

最後の会話や様子を、子供たちに伝えるためには、行動を共にする必要があります。

常識的には、私のほうが先だが、逆のケースも考えておかねばなりません。

 

数少ない私の自慢は、小学校から高校まで、忌引き以外休んだことがない皆勤賞。

そして、予防注射もしないのに、生涯一度もインフルエンザに罹ったことも無し。

かみさんも、結婚後 出産以外寝込んだことも入院経験もなし。

夫婦揃って健康に恵まれていることに感謝です。

 

ただ 軽度の高血圧や、肝臓の「フォアグラ化」、背中の筋肉痛など病気予備軍の私。

立ち仕事の多いかみさんは、足や股関節に相当の負担があります。

いつ お互いの看病・介護が必要になるのかわからない状況です。

 

経済的には厳しいものがあるものの、元気なうちに出かけることが、高齢夫婦の日常です。

 

     

 

かみさんは、休日の昨日数時間 ポップコーン作りに集中。

クリスマスプレゼントとして、友人・知人の子供たちに贈るためです。

子供たちの喜ぶ顔が見たいために、火傷を避けながらの作業。

キャラメルコーンが一番人気です。

 

画像   もみじ饅頭のにしき堂   広島祇園新道の店

     シクラメン他       隣町真庭の花屋さんで購入  激安です

     生もみじ他        餡のないもみじ焼きも素朴

     お菓子の寿城       寿司屋の帰途寄る米子の観光客用の店

                   (接遇に慣れが・・)

     ポップコーン       20人分以上、友人知人に大好評のため大量を

     

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獣害

2019年12月15日 | ふるさと

午後3時ころ、車で帰宅すると猿の「軍団」に遭遇。

車に気づいた10匹以上の群れが、畑から山に一目散。

そのスピードは驚くほどの速さ。

 

畑の大根が壊滅です。

大きめの大根が、地上部分でほとんど折られています。

辺り一面に、食い散らかした大根が散乱。

小さめの大根や隣に植えた白菜・レタスなどは手付かず状態。

 

裏庭の富有柿も、波状攻撃に遭いました。

豊作だった柿が、無残に落とされ、噛みかけの柿があちこちに。

枝に残った柿も、大半に歯型が。

 

休日 猿の鳴き声で、襲来に気づき爆竹を数回鳴らしました。

一時的に逃げるものの、数時間後に現れる猿たち。

爆竹が音だけの威嚇と知っているのでしょう。

市内のいたるところで、移動中の猿を見ます。

 

     

 

秋口にはイノシシによる栗の被害もありました。

夜行性のため、朝 栗林に行っても、収穫なし。

日中の猿とイノシシのダブル被害。

今年は栗も豊作だったため、一定量は確保しましたが・・。

 

一昨年には、100mほどの距離に、クマも現れた我が集落。

鹿の目撃情報も。なんでもいる我が家周辺。

人的被害がないのが、救われます。

 

     

 

こどもの頃、猿やイノシシの出没などなかった我が町。

こんなに、被害の出る時代になった理由は、まさに人間にあります。

 

過疎化で、人間の生活テリトリーが狭くなったことが最大の理由でしょう。

手入れをしなくなった山や放棄された畑・田んぼが急増。

温暖化が、動物の住める条件を緩やかにした可能性も。

 

     

 

2年連続の洪水で被害甚大の新見市。

カメムシの被害や天候不順で、等級が落ち、量も減った米。

ブドウや桃、トマトも不作でした。専業農家の経済状況は最悪です。

農業が基幹産業の我が町が、これほどの被害を受けるとは・・。

 

毎年 数百人づつ人口が減る我が町。

ここを終の棲家を考える人たちの叡智が試されます。

自然のすばらしさの恩恵を受ける地ゆえに、その対策は急務です。

 

     

 

画像   猿に荒らされた畑の大根  猿には抜けないため折るのです

     干し柿          猿に盗られる前に収穫の柿 

     熊に注意の看板      出没の熊はもっと小柄(写真を撮った人 談) 

     大山           標高618メートルの県境から鳥取の大山を

     葉ボタン         玄関の寄せ植え

 

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「保科節(ぶし)」を「チャイコフスキー」に聴く

2019年12月08日 | 作曲家 保科洋

昨晩 久しぶりに母校 岡山大学交響楽団の演奏会に。

岡山シンフォニーホールは開場前から多くの人が入場待ち。

入口のツリーのイルミネーションが、「暮の定期演奏会」の雰囲気です。

 

プログラムは、ベートーベンの序曲フィデリオ、リストのプレリュード。

メインがチャイコフスキーの交響曲№5と昔懐かしい曲ばかり。

指揮はもちろん 保科洋 先生。

案内と優待券をもらった時点で、必ず聴きたいと思っていました。

 

     

 

序曲は、初心者もいる1回生が、ステージに乗る初舞台。

緊張感からか、恐る恐るの音の出だしがあったものの初々しい演奏。

リストのプレリュードから保科先生の指揮。

一挙に50年前のオケのメンバーだったころの自分にタイムスリップです。

 

昔のリストはもっとテンポが速かった印象。

難曲のためコントラバス初心者の私が「指揮に追い付けなかった」ためかもしれません。

しかし 難なくこなす現在のオケのレベルに驚き。人生の「切なさ」さえ表現。

アマチュアの学生オケの最高水準でしょう。

 

チャイコフスキーはもっと完成されていました。

弦のしなやかさは秀逸。木管の安定感も。

低弦の人数がもう少し欲しかったのは、聴く側の欲でしょう。

 

チャイコフスキーの感傷と抒情は先生の指揮とベストマッチング。

テンポの揺らし方と「溜め」は何時聴いても私の心を動かします。

メロディラインの自在な動きとダイナミックス。

エネルギーをため込み、一気に解放。金管中心の「咆哮」に。

 

これぞ「保科節」、先生の指揮でないと聴けない演奏。

50年前の創成期には、先生は各パートの水準のばらつきに悩んだでしょう。

 

浜松在住の時代、娘たちの音楽への進路について相談していた時の先生の言葉。

音楽のプロは、「技術的にはうまい人は多い、でも『歌える』かどうかにかかっている」と。

音楽の道への厳しさを説かれました。

アマチュアへの提言は、「楽しいだけでも音楽、しかしうまくなればもっと楽しい」。

 

     

 

演奏会終了直後の楽屋に先生と奥様を訪問し、わずかの時間ながら会話を。

病後の指揮のハードさ、想像以上の体力消耗がある様子。

奥様から、私の母親を気遣う言葉も。

新見の我が家においで頂いた時から、母親は先生ご夫妻のファンになりました。

 

保科先生は、音楽の師であると同時に、「人生の師」。

音楽を人生の「縦軸」にし、就職の会社を選び、かみさんと社内結婚。

そして4人の娘を授かったのは、先生との出会いから始まったのです。

 

     

 

岡山から新見への車の帰途中、音楽の素晴らしさを反芻。

先生の健康と奥様のアテンドが永く続くことを願いながらの運転。

かみさんと母親への土産は、この夜のご夫妻のツーショットです。

 

画像   岡山シンフォニーホール

     シンフォニーホールのイルミネーション

     演奏会直後の先生ご夫妻   仲の良いご夫婦

     地元新見での先生      新見ウィンドアンサンブルで「風紋」の練習

 

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