元ベース弾きの田舎暮らしは

60歳で田舎にUターン、素人の「米と野菜」作り
音楽が縦軸の人生
就職相談・紹介が「天職」

私の働き方改革「4勤3休」

2019年03月30日 | ビジネス

来週から新年度。
今の職場で、4月から新しい「働き方」スタートです。

社会に出てから、およそ半世紀。フルタイムでの勤務終了。
週の半ばに、休日を1日設けることにしました。
大半が、ハッピーリタイアーしている団塊世代の私。

新年度から、休日を増やすことをお願いし、了承を得ました。
「わがままな申し入れ」に対し、年齢を考慮して、配慮いただいたようです。
当然 収入はダウンです。でも休日増は嬉しいこと。

市役所で、UターンやIターン、市内の転職者、障がい者の就職相談をする毎日。
また 事業者を訪問し、求人情報確認や子弟の状況ヒアリング。求職者探索です。
およそ 20カ月で法人500社、個人企業500社、併せて1000社訪問しました。
多分 運転走行距離では、市役所でトップスリーに入るくらい走っているはず。

仕事人生で、最初の就職先は製造メーカーの新規部門。営業からスタート。
人見知りし、話すのが苦手な私が、一番避けたかったのが営業マン。
問屋や専門商社、傘下の販売店訪問の毎日。当然成績は芳しくありません。

同期入社の仲間から「一番最初に辞めるのが、お前だ!」と自他ともに認めるミスマッチ。
いつ辞めようかと、悩む毎日でした。
そして、上司とそりが合わず、出向。「どうせ片道切符」と居直ったのが、転機でした。

30代後半、高額の「宝くじ」に当たったようなもの。
現場を知ることから、大きく変わった人生観・仕事観・家族のありがたさ。
今思うと「3年間の出向経験は、宝物」。やがて出向が解け、1年後いきなり本社です。

企画部門、営業管理、人事、品質管理、最後は業界窓口。なんと定年まで勤務するとは・・。
この間、休日出勤は当たり前、有休どころか代休もままならない時期もありました。

定時退社し、残業もなかったのが、定年後勤務したふるさとの「ハローワーク」の相談員時代。
でもフルタイム。そして週4日勤務になったのが、今回の市役所勤務3年目。

「働くことは罰、いつか休める」から、「働けるのは今しかない」と心境変化したのは定年後。
ただ 高齢になると体力ダウンが付きまとうもの。今回の休日増は肉体的欲求。

農業とともに「生涯現役」が今の私の理想。
野菜作りや米つくりの産物、就職した人の笑顔や感謝の言葉。
「自分が与えられるもののほうが大きく嬉しい」ことに気づいたのです。

画像  移住した友人の家から感動的な雲海が見えます

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「嵐のチケット」が当たりました

2019年03月23日 | 音楽
かみさんが応募した「嵐のライブ」のチケットが当たりました。

解散発表後のチケット当選確率は、宝くじ並み。
せっせと応募するかみさんに、「神風」が・・。
前回 嵐の当選は、もう数年前。台風と重なり、本当に「嵐の中の嵐」。

娘四人の内、嵐に熱狂的なのは長女。その長女も今回当選。
「どこの会場でも良い」にチェックしたため、なんと「北海道」会場。
かみさんは、東京ドーム。わが家の確率は驚異的。

この1年間のチケット獲得の「戦果」は、目覚ましいものがあります。
昨年9月のB'zの30周年。12月のXJAPAN YOSHIKIのクラシカル。HYDEとコラボ。
今年2月福山雅治の「50祭」、そして4月の嵐、7月のB'z。連戦連破。

応募の際の「コツ」を聞いてみると、「ファンクラブ」加入は当然。
土日を避け、ウィークデイに「特化」するという徹底ぶり。
娘たちと同行のため、応募は首都圏エリアに絞っています。

それぞれのコンサートに同行の娘たちの「棲み分け」は、完璧。
長女は嵐、次女はB'z、三女は福山、四女はクラシカル。
同行できない場合は、二番手が応じます。

東京に住む娘たちとのライブ参加は、かみさんの一番の「楽しみ」。
上京中 四人娘を集めての食事会や「食の名店」巡り。
それだけでなく、娘たちの通うカリスマ美容室を訪問するのも目的。

「髪のまとまる」カット技術で、普段の髪の手入れが簡単なのだそうです。
残念なのは、地元でそういう店に出会えてないこと。

コンサートやシーズンに合わせて、着るものや小物のチョイスも楽しそう。
金をかけないため、実物確認は店で、購入はネットで と実利的。
ライブまでの気分の盛り上げは、事前のCD三昧。
興味のない私が曲を覚えるくらい、四六時中聴かされます。家でも車でも。



昔 私も学生時代にクラシックを聴くため、大阪のフェスティバルホールへ。
新幹線開通前のため、山陽本線で時間をかけ大阪通い。
アルバイトで貯めたなけなしの金で、チケット購入。

コンセルトヘボウのブラームスの低弦に圧倒されたこと。
レニングラードフィルのチャイコフスキーの金管の柔らかさに驚いたこと。
当時 レコードでは感じなかった「空気」に感動したことは、今は思い出。

かみさんは、ライブの費用捻出のため働いているようなもの。
還暦を過ぎても、ライブを楽しむ元気さと行動力には、脱帽。
ストレス発散がライブなのは健康な証拠と「諦めて」います。

画像   庭の水仙      植え替えをしないので、だんだん小さくなります
     自慢のプレイヤー  しばらく使っていません 
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「移住・定住・Uターン」の勧め

2019年03月16日 | 住まい、場所
今週 大阪から来た若者と市内の企業見学を二日間。
新見市内に移住のための職探しです。

見学し、その中で気に入った会社の面接を受け、即採用決定
その会社の経営者の人生観・経営スタンスに共感したようです。

なぜ新見市を選んだのか? 私が一番知りたかったことです。
理由は、都会に生まれ育った彼の「眼」から見て、「田舎そのもの」が魅力的だったとのこと。
「コンビニに働く人たちが、こんなに親切だったのは初めて!」
見学した企業の責任者が「新見は、良いところだよ!」と断言したのも新鮮だったらしい。

地元に生まれた大半の若者が、市外に就職する昨今。
逆に、外部から新見に就職する人もいる事実。
もちろん出ていく人のほうが圧倒的に多いのですが。

リーマンショック以降、市内の有効求人倍率はうなぎのぼり。
今やその倍率は2.06 過去最高です。
つまり100人の求職者に対し、求人が200以上ある計算。
IJUターン者には20万円の就職奨励金や資格取得者への補助金も。

ところが、地元の人たちの口癖は「新見には、仕事がない」。
親や周囲の人たちの、この言葉が子供たちに影響するのは当然のこと。
専門的な求人は、もちろんありません。大企業も数社のみ。

もちろん 一度は、都市部で働き、故郷の良さを認識してもいいのでしょう。
最近の若者の仕事観は変化してきている実感が。
給料はそこそこでも、休みが多いところがいいとのこと。

都市部と新見市内の通勤時間の比較をすると、1日往復で1時間程度の差。
40年間働くと仮定すると、1年で250時間、生涯で10,000時間の差。
労働時間を、1日8時間とするとおよそ1、250日、つまり5年分の自由時間が持てる計算に。

新見市に移住する人の多くは、農業希望者。
ピオーネ・トマト・リンドウ作りが目的。1000万円の収入のある人も。
手厚い助成措置。研修費用は150万。新築・リフォーム・アパート代助成策も。
ワイン特区になり、ワイナリー設立やアマゴの養殖を始めた人も。

起業にもマックス100万円助成。貸事務所家賃は月5000円から準備。
最近の起業例は、手作りチョコレートの店、美容室、アウトドアグッズ販売、パン屋さんなど。
民宿やペンション経営も。



多くの選択肢のある新見市。

しかし「バラ色の生活」だけでなく、厳しい現実があるのも事実。
「デートする」店や施設はほとんどなし。大型商業施設もありません。
4年制大学は1校、存続を問われる高校が1校、統廃合によりバス通学の中学校。
脆弱な医療施設。夜間のドクターヘリはまだ飛んでいません

しかし 自分にとって「大切なものは何か?」
自分の価値観を明確にした人には「桃源郷」です。

40年ぶりに故郷に「帰還」した私。
2反5畝の田んぼ作りの真似事と就職相談・企業訪問をする毎日。
「70年の人生で今が一番いい。」と思っています。

最近 血圧が少し高めなのが気になっていますが・・。

画像  家の近くのダム  最近「ダム・カレー」が市内で流行っています。
    岡山・出雲を結ぶ伯備線の「特急 やくも」 一時間に一本ペース
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「スッキリ、さっぱり」しました。

2019年03月10日 | 住まい、場所
 庭と周りの樹木の手入れ完了です。。

10年前にUターンしたときも多くの樹木を伐採。
家が隠れるほど覆い茂った周囲の雑木を切り倒しました。

10年経つと再び大きく伸びた樹木。
我が家の「象徴」のイチョウや石崖の上の伸び放題の杉垣で隠れた庭。
今回 これらを「バッサ、バッサ」とカット。「スッキリ、さっぱり」です。

ついでの家の下側の庭木も。
ガレージの上に伸びて落ち葉を落とす「花桃」。赤い花は綺麗ですが。
木蓮・銀木犀・柿の木・山椒などを2メートルの丈に切り揃えました。



家の前の白い花の藤・紅葉・高野槇・柊・松は剪定。
自分ではできない手入れをシルバー人材センターのベテランにお願いしました。
毎日3~4人で、5日かかって終了。経費も想定以上。

おかげで遠くからもよく見える「裸」状態の庭。
家の全景が見えるように。南側を除き窓の少ない家、まるで倉庫の様。

切った幹や枝が下の畑に山積みに。
少しづつ焼くしかありませんが、「野焼き」禁止の昨今、慎重にしなければ。
先祖の遺してくれた「資産」ながら、維持管理が大変です。



このほかに山林もあるものの、今は手入れの予定なし。
数年前 国土調査時に確認したのは、一部のわずかの面積。
残りは場所も境界も不明なまま。父親から詳しいことは、聞けず終い。

固定資産税が少ないために、救われます。
国産材の価格低迷で切り出しても赤字とのこと。
来年立ち上がる地元の「バイオマス発電」に業者を通じて出すのも選択肢の一つ。

人が住んでいるとの「生存証明」のためにも、庭木の手入れは必要な作業です。
10年後、再び手入れが必要な状態になるのは必至。
その時、健康で「綺麗な環境」を望む精神状態かどうかは定かではありませんが・・。



樹木や家屋の状態は見れば、客観的に判断できること。
しかし 心の状態は、どう変化したのか不明です。自分ではわかりません。
民間・国家公務・地方行政と仕事は変わったものの、「進化」したのか?、そうでないのか?
又 病気ではないものの、体力は確実に低下中。

ただ 楽しく生活できているのは事実。年金が主な収入のため、贅沢は出来ませんが。
食べたいものを食べ、行きたいところへ行く自由気ままな日々。
深く考えなくてもいいのかもしれません。

画像  庭が見えるようになりました
    下の畑には、切った枝が山積み
    昨年の白いフジ 4月末開花予定
    以前の赤い花桃 4月中旬開花予定
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新見市に吹く「新しい風」

2019年03月03日 | 食べ物、飲み物
温かな日差しの昨日、かみさんと市内の「食べ歩き」。
地元の「おかみさん会」主催の「ひな祭り」の日です。
普段ではお目にかかれない数の、多くのそぞろ歩きの人で賑わう商店街。

まず「新見パン工房 松陰」に。
ここで「変わり雛」に出会いました。
お雛様がパンを抱いています。背中の屏風もパン。

数年前にオープンしたパン屋さん。
奥さんの実家の新見に移住して、新しいパン屋を開いたご主人。
素材にこだわり、地元の女性たちに「美味しいパン」を提供したいとの「志」。
「期待値を上回れ」の「中村文昭」さんを講師に招き、多くの人に感動を提供した人です。

お昼に訪問したのが「Kuma′s Lab!」。
市内の中心部御殿町センターで、「びっくり箱」のような店を目指すご主人。
普段は、ラーメン・牛丼をランチ提供。曜日によって、パンや総菜も。
週末はイタリアン。ピザやパスタで新見の食の新分野に一石。
久しぶりにおいしいピザに「遭遇」。

食後、少し離れた上熊谷のJR芸備線「岩山駅」に。
ここにもお雛様。多くの地元のボランティアがおもてなし。
県北の「ひな祭り」を周遊するJRの特別列車が停車する駅。
普段は無人の、人気のない駅が今日は昔の賑わいに。

     

この岩山駅の近くに昨年オープンした「CHOCO′Sカフェ FUKU」。
手作りチョコレートの店。県北では珍しい専門店。
昨年 高知県から移住のご夫婦。チョコレート作りに「情熱」を注ぐ人たち。
暖かいとすぐ溶け始めるチョコレート作りに、新見の寒冷な気候が最適らしい。
高価なカカオ豆と、時間のかかる手作りのために、価格設定が難しいらしい。

めったに地元にいない週末の私。
Iターンのかみさんも知らない新見のお店の数々。
多くの人に声をかけてもらいました。

「雛祭り」を主催した事業主の奥さんたち。
「まち歩き」のアテンドをする知人、UIターンのお世話をする若い人。
新見を元気にしようと頑張る人たちです。捨てたものではない新見を実感。

夕方 自宅に二組のお客様。
新酒や殻付きカキ、イノシシの肉などをいただきました。

「日差し」と新見に住む人たちの「温かさ」を感じた一日でした。
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