週の半ば、新しい墓が菩提寺に完成。
住職に「開眼供養」の法要の読経をお願いしました。
晴れの日だったものの、少し肌寒い中、「入魂」セレモニー終了。
新しい墓は、お寺さんが造成した墓地の中。
数十もの墓が並ぶ一角。駐車場から、横移動できる平坦な場所。
都市部の霊園と異なり、ゆったりしたレイアウト。
法要の中でも「開眼供養」は慶事。
お花を飾り、果物やお菓子を「高月」に盛り、華やかな雰囲気。
そうは言えども、「法要」のため礼服に黒ネクタイ。
私のデザインしたモニュメント風の新しい墓。
供養の始まる時まで、「さらし」が巻かれ、開始時に取ります。
住職が新墓に水をかけ、このさらしで丁寧にぬぐい開式。
両親や祖父母に比べ、信仰心の薄い私でしたが、改葬を決意。
永年 心の奥底に墓の「移転」についての迷いがあったのは事実。
学んだ「実践心理学」に言う、「決断の時間設定」のタイムリミットでした。
改葬を決意してからは、「上りの階段イメージ」を一気にステップアップ。
住職のアドバイスを仰ぎ、永代供養依頼、墓地の場所選びと仮申し込み。
仕事により訪問していた石材店4社。経営者の人柄で発注先を選択。
モニュメント風の石碑の「ポンチ絵」を提示、石材店が「パース」化。
良心的な見積もりも契約の一因。受注が立て込む石材店とのスケジュール調整。
完成時期に合わせて、住職と「閉眼供養(墓終い)」「開眼供養」の日程調整。
少し前 近隣の古老たちから、寺の護持会の責任役員就任依頼がありました。
信心の薄さと従来役員との年齢差が大きいため、躊躇。
しかし 新住職の謙虚さと新感覚のイメージから、受諾。大役です。
無事に墓終いと新墓建立の法要が終了。
「終活」の一歩を踏み出しました。
勤務の市役所の所属の課は、コロナ苦難の商工業者への助成対策立案部署。
苦悩する担当者を横目で見ながら、落ち着かない私です。
Uターン・Iターン情報と相談も減少。
県を超す行動自粛要請が出ているために仕方ありません。
人間界の苦難の中、着々と時を刻む自然。
庭の白いフジの花が五分咲き、青い空に映えます。
畑に撒いたヒマワリも発芽。小さな芽に散水し、もみ殻を被せました。
建立した石碑に刻んだ言葉は「安寧」。
世界中のコロナの終息を祈ります。
画像 五分咲きの庭のフジ 白い花は珍重されます。匂いは香様。
新しい墓 石碑風、周りとの違和感もないように。
開式前で石碑に巻かれた「さらし」