元ベース弾きの田舎暮らしは

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改葬②「開眼供養」(入魂法要)

2020年04月26日 | 住まい、場所

週の半ば、新しい墓が菩提寺に完成。

住職に「開眼供養」の法要の読経をお願いしました。

晴れの日だったものの、少し肌寒い中、「入魂」セレモニー終了。

 

新しい墓は、お寺さんが造成した墓地の中。

数十もの墓が並ぶ一角。駐車場から、横移動できる平坦な場所。

都市部の霊園と異なり、ゆったりしたレイアウト。

 

法要の中でも「開眼供養」は慶事。

お花を飾り、果物やお菓子を「高月」に盛り、華やかな雰囲気。

そうは言えども、「法要」のため礼服に黒ネクタイ。

 

私のデザインしたモニュメント風の新しい墓。

供養の始まる時まで、「さらし」が巻かれ、開始時に取ります。

住職が新墓に水をかけ、このさらしで丁寧にぬぐい開式。

 

両親や祖父母に比べ、信仰心の薄い私でしたが、改葬を決意。

永年 心の奥底に墓の「移転」についての迷いがあったのは事実。

学んだ「実践心理学」に言う、「決断の時間設定」のタイムリミットでした。

 

改葬を決意してからは、「上りの階段イメージ」を一気にステップアップ。

住職のアドバイスを仰ぎ、永代供養依頼、墓地の場所選びと仮申し込み。

 

仕事により訪問していた石材店4社。経営者の人柄で発注先を選択。

モニュメント風の石碑の「ポンチ絵」を提示、石材店が「パース」化。

良心的な見積もりも契約の一因。受注が立て込む石材店とのスケジュール調整。

完成時期に合わせて、住職と「閉眼供養(墓終い)」「開眼供養」の日程調整。

 

少し前 近隣の古老たちから、寺の護持会の責任役員就任依頼がありました。

信心の薄さと従来役員との年齢差が大きいため、躊躇。

しかし 新住職の謙虚さと新感覚のイメージから、受諾。大役です。

 

無事に墓終いと新墓建立の法要が終了。

「終活」の一歩を踏み出しました。

 

     

 

勤務の市役所の所属の課は、コロナ苦難の商工業者への助成対策立案部署。

苦悩する担当者を横目で見ながら、落ち着かない私です。

Uターン・Iターン情報と相談も減少。

県を超す行動自粛要請が出ているために仕方ありません。

 

人間界の苦難の中、着々と時を刻む自然。

庭の白いフジの花が五分咲き、青い空に映えます。

畑に撒いたヒマワリも発芽。小さな芽に散水し、もみ殻を被せました。

 

建立した石碑に刻んだ言葉は「安寧」。

世界中のコロナの終息を祈ります。

 

画像   五分咲きの庭のフジ    白い花は珍重されます。匂いは香様。

     新しい墓         石碑風、周りとの違和感もないように。

                  開式前で石碑に巻かれた「さらし」

 

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「移り住んだ」家

2020年04月19日 | 住まい、場所

コロナの侵入していない岡山県北の我が町 新見市。

ただ 緊急事態宣言により、外出自粛・自宅待機は全国同様。

学校・施設も閉まる中、私もかみさんも出勤しないと務まらない仕事。

 

東京の娘たち4人の内、出勤組2人・自宅組2人。

自宅にこもりきりの孫たちは、エネルギー発散が出来ずストレス?

「巣ごもり」の家の広さや環境が家族にも大きな影響が考えられます。

 

     

 

かつて 転勤族だった私、全国を転々とした経験が。

10軒もの「社宅」に住み、「住みやすさ」「住みにくさ」を体験。

その体験が、自宅の新築に役立ちました。

 

バーベキュー好きな家族のために大半は戸建てで、マンションは1回のみ。

その戸建ての大半が、「リロケーション」物件。いずれ家主が住む予定の家。

借家用に建築した物件と大きく異なるのは、間取りと遮音と収納。

 

子供が4人というと、入居を断られるケースも。

柱や床に傷つけられることを嫌がる家主の気持ちも理解できます。

家を借りる私たちも退去時に、莫大な修理費用を払ったことも。

 

借家用物件は、部屋数は多くとも、一部屋が狭いことが多いもの。

動線を考慮してないため、使いづらく、生活しにくいことが。

部屋を広く見せるためか、収納部分が狭いのが一般的。

また 建築費用のコストを下げるためか、壁が薄く、遮音が良くありません。

 

その点、リロケーション物件は、家主の「こだわり」が感じられます。

一部屋が広く、採光も、遮音も、収納も考慮してあります。

キッチンや風呂・トイレなどの設備に最新型が採用されていることが多いもの。

 

ただ移り住んだ40年間に、畳の部屋が少なくなり、最後はフローリングのみ。

照明器具にこだわりが感じられ、中には芸術的なものも。

 

     

 

長く住んだ中で、家主が大手ゼネコンの設計士の家は、驚くばかりでした。

30年前に広いシステムキッチンが採用され、床が特注のオーディルームも。

九州 博多近くの戸建て団地の家も、部屋数6室。閑静な住宅街で文教地区。

お陰で小さな子供にもそれぞれ個室が。喜ぶ娘たち。

 

数多くの家に移り住んだ経験からわかったこと。

老後を考えると、二階建ては必要なく、平屋が最高。

収納部分をたっぷりとり、置き家具をできるだけ減らすこと。

部屋数は出来るだけ少なくし、一部屋を広くすること。

子供の小さいときと巣立ったあと、マイホームの在り方が異なります。

 

     

 

庭の藤の花が咲き始めました。

今年は施設入所の母親の一時帰休の「フジ花見」が出来そうにありません。

昨日 フジの花と写真と手紙を施設に届けました。

面会謝絶の母親の慰めになればいいのですが・・。

 

平穏な通常生活に早く戻りたいものです。

 

画像   自宅新築棟上げ

     新百合ヶ丘の借家     新宿通勤は満員電車の小田急

     舞の里の借家       九州千鳥駅が最寄駅

     浜松の家からの引っ越し

 

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10年ぶりに「ボーナス」がもらえるかも?

2020年04月11日 | ビジネス

4月 市の臨時職員で相談員の私に新たな辞令が。

今年度から、臨時職が「会計年度任用職員」に変更。

雇用条件が変わるらしい。しかし 難しい職員制度の呼称。

 

民間の製造業から、国家公務のハローワークの相談員、3度目の職場が地方公務員。

市の臨時職でも最高齢の私。市長や部長クラスも全員年下。

孫のような年齢の同僚と一緒の職場。

 

今までと変わるのは、期末手当(ボーナス)の支給と休暇の増加。

ただ 次年度の雇用が保証されるわけではありません。

フルタイムとパートの区分がある中、私は4勤3休を昨年から希望。

前期高齢者として、体力を考慮したから。「働き方改革」です。

 

新制度の特徴は、休暇の増加です。

年次有給休暇に加え、忌引きや人間ドック休暇、無給ながら介護休暇も。

子育て中の女性や正職を目指す人にとっては最高の条件でしょう。

 

収入面から考えると、「ワーキングプア」のレベル。

厚生年金や企業年金がなかったら、生活は厳しいでしょう。

しかし 「天職」ともいえる「職業相談」ができることが嬉しい。

 

     

 

最近「老人クラブ」「民生委員」「地域振興協議会」「営農組合」を訪問中。

市外・県外に住む子供や孫を故郷に帰したい人の情報収集のためです。

ただその情報が入る確率は非常に低いもの。「砂の中の金」を探すようなもの。

 

少ない情報から、面談し、就職決定に至った時の満足感は大きい。

親や求人充足の事業主も満足の「ウィン・ウィン」の成果。

求人に即応募でなく、職場見学のプロセスを踏み、ミスマッチを防ぎます。

 

40年近い民間の会社、10年の公務の経験が「実体験」として、求職者に伝えられます。

「リテール」「看護職」「事務職」「音楽・芸術」の世界については、娘の体験が参考に。

私の出向経験や失敗事例はリアリティをもって、話せます。

 

     

 

「認知予防」「リハビリ効果」「収入増」の目的のかみさんの叱咤激励が、働く意欲にも。

「もっと働いてくれる!」の言葉は「両刃の剣」です。

「よおし 頑張るぞ!」と「もう いいんじゃない。」を行ったり、来たり。

サラリーマンを50年も続けるとは、思いませんでした。

 

「閉眼供養」、月末の「開眼供養」など改葬セレモニーの実施。

菩提寺の「責任役員」も引き受けました。任期は4年。

来週の農業用水路の通水。田んぼの畔シートの埋設。いよいよ農業も開始時期。

 

家の前の畑にチューリップが、咲いています。

白い「西洋 すもも(プルーン)」、赤い「花もも」も満開。

チューリップの隣に、ヒマワリの種1000粒を撒きました。

 

公私ともに慌ただしい毎日。

一日は永く感じるのに、1年が経つのは速いと感じるのは、高齢者の所以でしょう。

 

画像   咲き始めたチューリップ  品種により開花時期が異なります。

                   手前赤いチューリップは珍しい品種。

     はなもも         濃い赤  母親の好きな花

     西洋すもも(プルーン)  白も結構目立ちます。 

                  同じ場所で、花ももと紅白の競演

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改葬「閉眼供養」(墓終い)

2020年04月05日 | 住まい、場所

汗ばむ陽気の中、「閉眼供養」を執り行いました。

俗に言う「墓終い(はかじまい)」です。

菩提寺の方丈さんにお願いし、「性根を抜く」儀式。

考えた末の結論ながら、これで良かったのかとの想いもありますが。

 

我が家の宗派は、禅宗の「曹洞宗」。永平寺が本山。

40基近い先祖の墓それぞれの四隅に線香、そして水とお米を供えます。

墓石に刻まれた戒名ごとに経を読む、長時間のセレモニー。

 

     

 

我が家の墓は、家から歩いて5分ほどの小高い場所。

しかし 年々この墓への道が「急坂」に変わる感覚です。

加えて、この道や墓周辺の草刈りが体に堪える年齢に。

 

改葬を考えた一番の理由は、私たち夫婦のが亡くなった後のこと。

私もかみさんも、若いころから、神や仏への信仰心が薄いほうでした。

散骨や樹木葬を候補にするくらいの「お気楽夫婦」。

 

四人の娘に恵まれましたが、全員東京暮らし。

二人は結婚、二人が独身。将来においても、娘たちの田舎暮らしは想像できません。

まして 「墓を守る」「家を守る」感覚は、私たち夫婦以上に希薄?

 

そこで、墓の改葬を決意。

現在の墓を終い、新たに菩提寺に永代供養をお願いしました。

車が横付けできる墓地です。「一等地?」ではないものの、便利な場所?

「先祖より、生きている人間の利便性を優先」した「罰当たり」かも。

 

娘や孫たちが、私たち夫婦の墓参りをすることもあるでしょう。

遠い未来 子孫の中に、自分のルーツを探す人が現れるかもしれません。

親や先祖に手を合わす対象としての墓が必要ではないかとの菩提寺のアドバイス。

 

     

 

考えた墓の形は、和洋の墓の形ではなく、モニュメント?です。

私の描いた拙い「ポンチ絵」を、石材店が「パース」で表現。

他家の墓が並ぶ中、違和感もないように、多少墓のイメージも表現。

 

石碑に刻む言葉は「安寧」。

多くの言葉の中から、早くから決めていた言葉です。

「世の中が穏やかで平和なこと。心身が無事で安らかなこと」。

奇しくもコロナ禍で騒然の現在、「安寧」の時が待たれます。

 

改葬の第一ステップの「閉眼供養」は終了。

後は、月末の「開眼供養」を待ちます。

開眼供養は、慶事で花も飾るそうです。

 

「閉眼供養」は、私が「終活」に踏み出した一歩。

元気なうちにやるべきことを模索中です。

 

画像   庭の雪柳      バラ科、花言葉は「愛らしさ」「静かな思い」

                白い色ながら意外に目立ちます

     菩提寺の江湖会   曹洞宗における新住職就任式

                近隣の住職が50人も集合、一大イベント

     石碑(墓)     新しく建立予定、石材店がパースにしてくれました

                墓らしくない墓を建てたかった私です

 

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