2反5畝(25アール)の田んぼで、米つくり10年。
今年の田植えの準備ができました。
耕運した田んぼに水を入れ、トラクターで代掻き(しろかき)。
苗を植えるための重要な作業。同時に液状の除草剤を撒き、雑草を抑えることも。
この作業は、近隣の農業のプロに依頼。
今週土曜日に田植えの予定です。
秋の収穫まで、畦の草刈りと水管理が必要。この作業が私の仕事。
水管理で畔を歩くことは、運動不足の私に必要。
少し高い場所にある自宅。
この自宅から田んぼが一望可能。水の多寡も朝晩確認。水管理が楽です。
お手伝いながら、ここ数日 携帯の万歩計が2万歩超え。
素人ながら、米つくりの真似事を始めたのは、出来不出来の差が少ないこと。
トラクターやコンバイン購入の投資を避け、プロに依頼を決断。
結果 昨年の収支はマイナス15万円。私の作業費用は除いての話。
耕運1回2万円が年4回、田植えが2万5千円、刈り取りが5万円。
購入の苗代4万円、肥料・除草代2万5千円、脱穀・乾燥3万円。
もう一つの決断は、米の品種決定。
「コシヒカリ」や「秋田こまち」などを避け、無名の「きぬむすめ」を選定。
栽培スケジュールが、昔ながらの晩稲だったことが理由。
6月に田植え、10月に稲刈りは、天候・気温が最適との「先人の経験」を尊重。
市内でも「きぬむすめ」がここ数年で急増、2年連続 岡山県で旨い米 No1に。
赤字ながら、米つくりを続ける理由はたった一つ。
「美味しい」と言ってくれる人たちの存在。
娘たちや知人・親戚のことばが、厳しい作業や損益を忘れさせてくれるのです。
画像 自宅裏から田んぼを望む
トラクターで代掻き(しろかき)中の近隣の人
田植えを待つ「きぬむすめ」の苗 50箱