元ベース弾きの田舎暮らしは

60歳で田舎にUターン、素人の「米と野菜」作り
音楽が縦軸の人生
就職相談・紹介が「天職」

価格差30倍、コーヒー豆の世界

2020年05月30日 | 食べ物、飲み物

「飽き性」の私が40年以上続ける朝の日課。

それは、コーヒー豆をミルで挽く作業。手作業でなく電動ですが。

コーヒー大好き人間のルーティンワークです。

 

「嗜好」か「趣味」か・・。淹れたてのコーヒーの匂いが大好き。

「酸味」のある「モカ」か「キリマンジャロ」が好み。強い「苦み」は避けたい方。

 

焙煎を「商い」とする人を紹介され、私の好みの味の豆に「煎って」もらったことも。

試作の浅煎りのモカの豆を試飲。確かに酸味は強いものの、味が「薄っぺらい」のです。

この専門家は、味に「深み」を出すためには、ほかの豆とのブレンドが重要とレクチャーを。

 

しかし 私のオリジナル豆を焙煎してもらうことは断念。

味は最適ながら、経済的理由からです。

毎日のコーヒー豆の消費量が多く、オーダーを続けると私の小遣いが無くなると判断。

今も、市販の豆で楽しんでいます。

コーヒー好きを知っている娘たちや親戚・知人も中元・歳暮に豆を送ってくれます。

 

消費量の多い理由は、職場にポットでコーヒーのデリバリーをしているため。

私専用の小さめのポット、職場用は大きめのポット。

古巣のハローワーク訪問時には別の大きめのポットを追加。

 

「冷めて酸化したコーヒーなんて」の外野の声もなんのその。

私のコーヒーを待つ同僚のために、毎朝 重いポットを抱え通勤。

始業1時間前に登庁、先着5~6人には、紙コップでウェルカムドリンク。

そのあとはセルフで。固定ファン?が増え、あっという間になくなります、

コーヒーによるコミュニケーションは、仲間意識を高めます。

 

         

 

1人前の豆8~10g、毎日100~200gを消費。

200g入りの袋を買うことが多かった過去、最近は500gの袋入りを。

そのために、コストを意識するようになりました。

 

私の好きなモカ・モカブレンドの価格を比較すると100g換算で、

イオンオリジナル100円、ドンキ120円、成城石井200円

カルディ400円、キャピタル400円などなど。

 

東京の販売店のコーヒー豆は、娘たちが購入し宅配で。

一番驚いたコーヒー豆は、アメリカのアレグロ社製340gでアマゾンでも1万円?

娘婿が贈ってくれた豆、渡航の友人に頼んでくれたらしい。

 

この豆は40年間飲み続けた豆の中で最高価格。

袋の英語を、スマホカメラの翻訳ソフトで読んでも豆の記述はなし。会社の歴史のみ印刷。

アレグロ社はリッチなアメリカ人向けの会社?日本ではなじみのない豆でしょう。

もったいなくて、まだ未開封。好みでない味なら、がっかり。

 

フィルターも、百均では1枚1円40銭、手漉き和紙1枚300円。

コーヒーの雑味が取れるという「触れこみ」の和紙。コーヒー豆より高い。

「雑味が旨味」と自分を納得させ、一回限りの使用で終わり。

 

     

 

カップもマグから、ウェッジウッドまで、およそ30種類。

かみさん好みのフランフランが、大半。旧作の値引き品を狙います。

飾っておかず、気分次第で使い分けます。

好みはホワイト系の薄手、コーヒーの色との対比がくっきり。

複数の来客にもセット物は使わず、銘々に色違いを出すと喜ばれるもの。

 

     

 

コーヒーとオーディオが趣味なら、喫茶店を経営したらと進めてくれる人も。

ケーキ作りを楽しむかみさんの「チーズケーキ」と「芋羊羹」もメニューにと。

しかし 商売にするとコーヒーが「楽しみ」でなくなる可能性もあります。

 

「天職」の職業相談と米つくり、そして音楽とコーヒー。

経済的余裕はないものの、田舎の生活は「人生の楽園」かも。

 

画像    コーヒーメーカー  外気に触れずにコーヒーをポットに淹れる優れもの

                同じものを買い替えて使っています。ロングセラー?

      アレグロの豆    アマゾンでも1万円?全く同じものはネットには出てないが

      ウェッジウッド   少し重い、本来は紅茶用  娘のプレゼント

      チーズケーキ    表面に塗るラム酒で溶いたアプリコットジャムが美味しい

                かみさんの作るケーキの中では逸品、ファンも多いケーキ

      

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「一発肥料」 100㎏を撒く

2020年05月23日 | 農業

今日は、土曜日。朝4時に起床。

明るくなった5時頃から農作業です。

米つくりにとって大切な肥料散布をし、そのあと水を注入する日。

 

撒く肥料は「一発肥料」。

苗への基礎肥料、追肥、穂の出るころに効く肥料など数種類がオールインワン。

必要なタイミングで効くために、成分が被覆してあります。

 

1反(300坪)に40㌔が適量。2反5畝のわが家は計100㎏を散布。

肥料散布機を持っていない私は手撒き。バケツに4~5キロを入れ、歩きながら散布。

課題は粗密が出ないようにすること。一握りの量を決め、扇形に前方に。

歩くスピードによっても、しっかり撒いたところ、薄いところの差が。

 

     

 

そして、水路から田んぼに注水。

苦労して、畦の内側に掘った溝に沿って水が回ります。

乾燥した土が水を吸うため、水の進み方は遅いもの。

目を離すと、モグラの穴に水が吸い込まれ、いつまで経って進まないことも。

 

これで、あとは苗の到着を待って、田植え。

その前に、トラクターで二度耕運。近隣のプロに依頼します。

より均一に攪拌し、高低差が出ないように。水口は少し高く、排水口は低く。

こうしないと満遍なく水が廻りません。

 

今年の確定申告は、農業部分で20万円の赤字。

耕運料・肥料代・苗代・田植え代・刈り取り代・乾燥・袋詰めの各工程の経費が。

夫婦二人で食べる量の数倍を、知人・親戚・娘たちに配り、JAに販売したことはなし。

私の作業代はサービス。大規模に米を作らないと採算は取れません。

 

もし米つくりをしないなら、経済的にはずいぶん楽です。

過酷な作業はあるものの、もし農業が無かったら、体も楽とは言えません。

トレーニングジムに通って、体を鍛える代わりの水管理・草刈です。

 

     

 

「お父さんの作った米は美味しい。」と言ってくれる娘や孫たち。

農作業が終わった後に感じる充実感や季節感。

流れる雲や、心地よい風は、田舎暮らしの醍醐味。

 

今日 万歩計が1万4000歩。

体の節々も痛みます。あと何年農業ができるのだろうか?

 

畑二か所に植えたヒマワリが、15㎝くらいに育っています。

今年初めて植えた背丈の低いヒマワリ2000本。開花が楽しみです。

夏に、ヒマワリを観に帰ってくる娘や孫たちに会えるのが嬉しい高齢者です。

 

画像  ヒマワリの苗   背の高いヒマワリは、枯れた後の処理が大変

             今年は低い丈のヒマワリを、早ければ7月初めに咲くかも?

    一発肥料     バケツ一杯に入れると、手や肩に負担が

             機械がないため手撒きしかできません

    注水中の田んぼ  畔の内側に廻る水

             田んぼ全体に廻るのは一日仕事

  

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「車が無くては・・」わが町の車事情

2020年05月16日 | ふるさと

ついに我が町でも、ガソリン価格が110円台。

 

近くのガソリンスタンドの給油担当者が嘆いています。

「最近の客は、警察と市役所と建設関係。一般客は来ません。」

観光客や遠来のビジネスマンはもちろん、市民も外出自粛では・・。

 

市内には、ガソリンスタンドが11か所。廃業した跡も数か所。

販売数量と貯蔵タンクへの投資を考えた末での結論でしょう。

 

我が家も私とかみさん用の2台。

今月は自動車税納付の月。年金のない奇数月の出費は痛いもの。

しかし 車のない田舎暮らしは、考えられません。

バスは朝晩を除き、ダイヤはほとんど空白です。

 

もっと山奥では、車は必須。

高齢の夫婦や単身者が運転できなくなると、早速「買い物難民」です。

高齢者のもみじマークを付けた軽トラックが数多く走る我が町。

 

車の保有台数は、県南の町に比べ多いはず。

その証拠に、3万人を切る町に整備や販売の車の会社が40社以上も。

ただ 整備の資格を持った人が高齢化・退職し、廃業に追い込まれる会社も。

 

     

 

「買い物難民」を救うのが、食品の移動販売車。

JAや民間で5社、パン屋が3社、大手個別宅配が1社。

しかし 移動販売をする経営者は、いつ止めるか検討中ばかり。

 

「年寄りの国民年金収入だけでは、売れる量は知れている。食べる量は減るばかり。

大量に買うときは、市内や県南の大手スーパーに行き、うちは間に合わせの時だけ。」

「賞味期限に厳しくなり、廃棄も出る。問屋は小口販売をしてくれないし・・」

 

人口減少と高齢者の事故報道による免許返納も増加。

私も運転中に「ハッ」としたり「ヒヤッ」とすることが。

狭い山道通過時やバック時に運転技術力の低下と自信喪失も。

それでも通勤や買い物には、車は欠かせません。

 

小さな町ながら、自動車教習所は繁盛。ピーク時は順番待ち?

「合宿により、短期免許取得ができる」と近隣の町や他県からも教習生が来るとか。

運転マナーはあまりよくない岡山県人。

ウィンカーを出さない人や遅い人、もっと安全教育をお願いしたい。

 

          

 

市内の工業団地に工場建設中の誘致企業の社長にヒアリング。新潟の企業です。

「何故 新工場建設の候補に我が町を選んでいただいたのですか?」と質問。

「この町は、山陰・山陽・四国・九州への配送の拠点に最適です。

岡山県北は地震も少なく、雪も少ないから、工場稼働・輸送にメリットが」の返答。

 

この町は地質・地政・気候・の点で、他所の人には魅力的な町。

ここに住む住民として、「誇り」と「自信」を持ちたいもの。

不便さは宿命として、生きていきたい町です。

 

画像  工業団地に建設中の工場   新潟県燕市から来てくれる誘致企業 本宏製作所

                  新見市では最大級の建築物、とにかくでかい

    我が家から見る集落     手前が田植え前のわが家の田んぼ  2反5畝

                  山の新緑が眩しい

    燕市の雪(2年前)     本宏の本社訪問時、雪が壁になって残っていたホテル横

                  酒と魚が美味しい新潟県

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「ワーカホリック」(仕事中毒)を楽しむ

2020年05月09日 | ビジネス

まさか 50年間も「宮仕え」(サラリーマン)生活をするとは・・。

メーカーの営業、ハローワーク・市役所の就職相談員を転々。

古希を過ぎても、ワイシャツが仕事着です。

 

営業時代の働き方・考え方・行動パターンが晩年になっても続く毎日。

ここ数年は、午前中は庁舎内での相談業務・資料作成、午後 公用車での訪問活動。

夕方 パソコンで訪問記録作成、「宿題」整理と事業所への連絡。

 

     

 

口下手で人と会うのが大嫌いだった若いころ。

一番避けたかった「営業」は、私には「暗黒」時代のようなもの。

「今日こそ会社を辞めよう」と思う毎日。よく鬱にならなかったもの。

 

そのためか営業実績は芳しくないのは当たり前。

10人以上の上司に仕えたものの、疎まれることが多かった記憶が。

その嫌な「営業」が、晩年の相談員業務に大きな影響を与えました。

 

           

 

いつの間にか「人」と会い、話すことが嫌いで無くなったから不思議。

事業所や団体の責任者の生い立ちや環境に関心が向く、「ミーハー」になったのです。

しかし 会う前は「どんな人?」「嫌いなタイプだったら・・」と緊張。

 

思い起こすと、小さなきっかけは「出向」時代に。

落ちこぼれ営業マンの「他責」意識を、「自責」に変えてくれた人と心理学。

不動産を営む経営者から、実践心理学である「成功哲学」の存在を教わったのです。

 

     

 

少しづつ「景色」がかわり、自分なりの「営業スタイル」も。

得意先と「相 対する」スタンスから「同じ方向を向く」スタンスにイメージ変化。

相手の会社やポジションでなく、個人・家族の生活に関心と質問を。

 

その前に住まいや自分や家族の話を先に開示。(自慢話にならないよう我慢しながら)

相手の心が開きかけたと感じたら、自分の失敗例と克服手法を・・。

その会話のあとは、 依頼事項を快く引き受けてくれることが多いのです。

今の仕事は、Uターン情報の収集。「わかった!みんなに話してみよう」と。

 

     

 

休日でも、高齢になると朝早く目が覚め、二度寝ができません。

明るくなるのを待って、必ず目の前に「成果の見える」農作業に着手。

草刈りや草取り・剪定をし、綺麗なった畑や田んぼの畔・庭に「充実」を実感。

それを見て、かみさんが「休日は休むものでしょ。」と「中毒」にチクリ。

「もっと 働いてください。」の言葉と矛盾するのだが、「片目」をつむる私。

 

農作業で一番きついのは、田んぼの「縁(へり)起こし」。

3枚の田んぼでたった2反5畝でも、外周は400メートル。

畔の内側を人力で溝を作るのだが、3メートルも進むと小休止。

残りの距離を振り返ると、ため息が出ます。

田植え前に、まんべんなく水を回すための必須作業。

 

     

 

営業時代には、娘4人の日常には、拘わらなかった私。

かみさん任せで、授業参観や入学・卒業式にも出席の経験なし。

反抗期の娘たちの冷たい雰囲気を感じながら、変えられなかった生き方。

父親の仕事内容も詳しく知らず、「父親」を書く作文は、困ったらしい。

 

いい父親でなかった自覚症状から、晩年の娘たちとの接し方にも困惑が。

娘たちも就職し、結婚して家庭を持つと、父親の「仕事人間」に多少理解が。

仕事観や人生観について、会話できるようになりました。

この娘との会話や仕事内容が、相談業務に活きている実感。リアルに話せるからかも。

 

     

 

先日 16歳の女性の就職のお世話をし、燃料を扱う会社に採用。

82歳のUターンの高齢者のお世話も。清掃関係に決定。

多くの相談者に「今が仕事人生で一番楽しい」というと、大概の人が口あんぐり。

SMSでやり取りし、遠隔地からのIターン者との相談は、休日出勤。

我が家においでいただき、私の淹れたコーヒーを振舞いながらの相談も。

 

何時まで働けるかわからないけど、就職が決まって喜ぶ人を見るのが私の「喜び」。

「ワーカホリック」を楽しむ「高齢」になりました。

 

画像   裏庭の岩場    手前柿の木、その奥もみじ、一番奥びわの木

               美味しい富有柿、びわは猿しか食べません

     広島の電車    広島駅前から出るチンチン電車

               広島産のかみさんの家の前も走ります

     富士山      東名高速から、かみさんが運転中

     博多人形     九州支店時代 餞別代りにもらったもの

               飲み友達の得意先の顧問からいただきました

     マグロ定食    新宿勤務時代によく通った店の定食

               定食は1000円、今思うと贅沢だったかも

     ラーメン     けやきは有名、一番好きだったのは旭川ラーメン

     福島のソバ屋   そば粉は北海道産が美味しい

              得意先の女性専務に「商売」を教わりました

         

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「旬(しゅん)」の「筍(たけのこ)」

2020年05月02日 | 食べ物、飲み物

黄金週間 初日は、体を動かす作業から。

朝 少し早めに裏山に出かけます。

目的は「タケノコ」。

 

歩いて10分ほどの距離にある竹藪。

イノシシに大半を荒らされ、見つかったのはわずか3本。

収穫ゼロではなく、少しホッとしました。

 

昔から言い伝えられてきた「美味しいタケノコ」が生える土地とは?

平らな竹藪でなく、傾斜地の竹藪に生える方が味は良いとか。

山道を登ると、わずか10分でも息が絶え絶え。そのうえ歩きにくい傾斜地。

 

今が一番美味しいタケノコの「旬」。

「筍(タケノコ)」の文字は、この「旬」の文字に「竹冠」。

「10日で竹に生長する」との俗説?からできた漢字かもしれません。

 

     

 

次に 以前から気になっていた山水の排水路の復旧作業を開始。

シャベルを握り、固い荒れ地と「格闘2時間」。それでもたった20m。

梅雨や豪雨時の山水の恐ろしさを思い出しながら、何とか終了。

後日 もっと深く、幅も広げなくてはなりませんが。

 

     

 

楽しい作業は野菜の苗を畑に植えること。

2週間前から、何回も管理機で耕運し、肥料もなじませています。

トマト・きゅうり・ナス・ピーマンなど。

孫たちが楽しみにしていたトーモロコシは猿に狙われ、ここ数年中止です。

井戸ポンプが畑の隅にあり、水遣りは楽です。

 

     

 

田舎のわが家に聞こえる「音」や匂いも「旬」。

朝のウグイス、昼はフジに群がるあぶの羽音。夕方は田んぼでカエルの合唱。

満開のフジの花の匂いが、香のようにあたりに充満しています。

 

   

 

緊急事態宣言による自粛はどうやら延長?

市内の商工業者は、支援求めて救済制度への問い合わせも急増。

飲食店は、店での飲食が激減したため、弁当販売にシフト。

市役所でも、日替わりで弁当の購入先を変え応援中。

10万円の給付のため、3万人の新見市でも100人体制で臨むとか。

 

落ち着かない毎日、前期高齢者の私も体調管理が最優先です。

 

画像  エビネの花    蘭の一種、庭の日当たりのあまりよくない場所に群生

             母親の好きな山野草

    タケノコ     香りを楽しむ山椒の葉を添えます

    排水路      豪雨時に裏山の山水を逃がす水路

    夏野菜の苗    しばらくは、水遣りが日課です

             根元にもみ殻を入れ乾燥防止

    フジ       白い花が拡がる庭、匂いも格別

             アブが蜜を求めて数十匹、かなり大きなアブたち

   

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