母親が一か月ぶりに退院。
一時は、危険な状態。医師から覚悟するように言われました。
しかし その逆境を跳ね返し、見事「帰還」。
9月下旬、入所の施設から、母親の緊急入院の知らせ。
急いで病院に駆けつけると、医師から厳しい言葉。
血液検査の結果、感染症で細菌が血液にも及んでいるとか。
加えて、誤嚥による肺炎も発症。血圧も上が70前後で危ないと。
血圧降下と血液検査の結果に悲観的な医師の見立て。
昇圧剤投与と強めの抗菌剤で感染を抑えてみると医師の言葉。
特別室に収容され、当然面会謝絶。
血液検査のデータを説明する医師。
どの数値も、危険水域を超えていて、高齢者には耐えられない状態らしい。
しかし 不思議だったのは、持病の胆石に起因する発熱・嘔吐ではないこと。
遺漏なのになぜ誤嚥性肺炎?
医療知識のない素人の私が、心配したのは母親の体力。
今から治療を始める医師に、無知な質問をしました。
「治療方針は、お任せします。しかし点滴の低カロリーで体力は?」
「少しでも数値が改善されたら、高カロリーの点滴や栄養は可能?」
この質問に医師は「感染の細菌に栄養を与えるようなもの」と厳しい答え。
入院の翌日から、毎朝 病院に電話を。
担当の看護師に「母親の病状を教えてください。血圧は?熱は?意識は?
数日後 医師から携帯に連絡が入りました。
「血圧も上が100を超し、熱は下がり、呼びかけると反応も・・」
「お母さんには免疫力があります。試験的に栄養投与も開始します。」
入院以降、病状報告と退院可能告知まで医師からの電話が5~6回。
その連絡に「嬉しい電話ありがとうございました。」と私。
医師は「退院可能の連絡は、私も嬉しい」。
98歳の高齢の母親を心配する「モンスター家族」の私に辟易したかも?(笑)
昨日 ガラス越しながら施設で母親と面会。
元気な姿に弟や妹もホッと一安心。見舞いのカサブランカに母親も見入っています。
この歳で、母親が居てくれることに感謝です。