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医師もびっくり「母親の免疫力」

2021年10月31日 | ふるさとの母親

母親が一か月ぶりに退院。

一時は、危険な状態。医師から覚悟するように言われました。

しかし その逆境を跳ね返し、見事「帰還」。

 

9月下旬、入所の施設から、母親の緊急入院の知らせ。

急いで病院に駆けつけると、医師から厳しい言葉。

血液検査の結果、感染症で細菌が血液にも及んでいるとか。

加えて、誤嚥による肺炎も発症。血圧も上が70前後で危ないと。

 

血圧降下と血液検査の結果に悲観的な医師の見立て。

昇圧剤投与と強めの抗菌剤で感染を抑えてみると医師の言葉。

特別室に収容され、当然面会謝絶。

 

血液検査のデータを説明する医師。

どの数値も、危険水域を超えていて、高齢者には耐えられない状態らしい。

しかし 不思議だったのは、持病の胆石に起因する発熱・嘔吐ではないこと。

遺漏なのになぜ誤嚥性肺炎?

医療知識のない素人の私が、心配したのは母親の体力。

今から治療を始める医師に、無知な質問をしました。

 

「治療方針は、お任せします。しかし点滴の低カロリーで体力は?」

「少しでも数値が改善されたら、高カロリーの点滴や栄養は可能?」

この質問に医師は「感染の細菌に栄養を与えるようなもの」と厳しい答え。

 

入院の翌日から、毎朝 病院に電話を。

担当の看護師に「母親の病状を教えてください。血圧は?熱は?意識は?

数日後 医師から携帯に連絡が入りました。

「血圧も上が100を超し、熱は下がり、呼びかけると反応も・・」

「お母さんには免疫力があります。試験的に栄養投与も開始します。」

 

入院以降、病状報告と退院可能告知まで医師からの電話が5~6回。

その連絡に「嬉しい電話ありがとうございました。」と私。

医師は「退院可能の連絡は、私も嬉しい」。

98歳の高齢の母親を心配する「モンスター家族」の私に辟易したかも?(笑)

 

昨日 ガラス越しながら施設で母親と面会。

元気な姿に弟や妹もホッと一安心。見舞いのカサブランカに母親も見入っています。

この歳で、母親が居てくれることに感謝です。

 

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「新米」配達にみんなが笑顔に!

2021年10月24日 | 農業

昨日 朝から「精米」です。

近隣の無人精米機に玄米を持ち込み、連続運転。

10キロ100円の精米費用。100円玉を連続して投入します。

 

稲刈り、モミ摺り・袋詰めは、プロの農家に依頼。

一袋30キログラムの玄米が大量に届き、精米して配達開始。

早速 昨日は県南の倉敷・岡山の親戚に届けました。

 

   

 

先月 発表のJAの米価は、前年比30%ダウンの悲惨なもの。

販売しない我が家に直接的な影響はないものの、「農業の未来を象徴」する価格破壊。

米生産農家の悲鳴が聞こえます。

コロナにより外食産業の消費が激減、昨年からコメの在庫が積みあがった影響。

 

わが家の自家消費の米は、年々ダウン。

パンや麺類が増え、昔の半分くらい。炊飯器で炊く量は微々たるもの。

一回の食事の、ご飯の量は茶碗に八分目。昔は丼飯だったのに。加齢も影響。

 

親戚や知人には。10キロと5キロの袋に詰め直し、プレゼント。

精米後の米は「生鮮食料」。精米直後から劣化が始まり、美味しさが減少します。

面倒くさいけど、本当は食べる量だけの精米が理想。

自家用精米機を持つ人には、30キロの袋ごとプレゼント。

 

   

 

Uターン後始めた米作り。もう10年経ちました。

素人の米作りながら、不作の経験はなし。

台風直撃もなく、病虫害もないため、安定生産。

ただ 凶作に備え、平年作の70%を切るともらえる共済の保険には加入済。

 

毎年の確定申告に、農業の事業申告も。

年金・給与の所得を引き下げる農業の所得。毎年20万円の赤字です。

米作りのみで生計を立てるためには、3ヘクタール以上の生産が必要。

ブドウ・トマト生産はもっと効率がいいものの、設備投資とリスクの覚悟も。

 

Uターン者発掘のために、老人クラブ会長や民生委員・地域振興の役員訪問。

米作りを止めた人たちの多いことにも驚きます。

赤字に加え、体力降下の高齢者が増え、後継ぎもいないから。

休耕田が目立つ中山間。高額購入のトラクターやコンバインが眠っている現実。

 

   

 

私が米作りを継続できるのも、あと5年くらい?

応援してくれる近隣の農業のプロも高齢化。

ただ 水管理や草刈りが唯一運動不足の解消方法。

草刈り後の青々した田んぼの畔や畑を見ると満足感は格別なもの。

田舎に生きる充実感を感じるひと時です。

 

「お父さん ご飯が美味しい!」と言ってくれる東京の娘たち。

「ありがとう!」と言ってくれる親戚や友人たち。

この一言のために農業を続けていけるのです。

 

画像   稲刈り     近隣の農業のプロに依頼(刈り賃 1反2万円)

     新米      10㎏と5kg の新米 (プレゼント用) 

     焼米      保存食「やっこめ」 元気なころの母親の指導で

             手間がかかるのと炒り方が難しいため今は製造断念

     赤飯      大量の赤飯を作り職場の仲間に配布

             

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初めての高級ブドウ「ウィンク、雄宝(ユーホー)」

2021年10月16日 | 食べ物、飲み物

久しぶりにかみさんと一緒に訪問のブドウ専門の「ファーム」。

母親が懇意にしているブドウ農家。20年来の付き合いです。

オーナーとの「ブドウ談義」は楽しいもの。

コーヒーと共に、見たことのないブドウの房がテーブルに。

 

わが家から車でおよそ1時間。

最後 急坂の狭い道を上ること20分。中国山脈の「天空」。

「ぽつんと一軒家」訪問のテレビ番組を超す危険な道。

 

     

 

このファームの主力は、「桃太郎」(瀬戸ジャイアンツ)。

全国的にブームの「シャインマスカット」でなく「稀少のブドウ」に拘るオーナー。

県の試験場と共に「桃太郎」を作り始めた「開拓者」のオーナー夫婦。

 

今年 出来の良くない「桃太郎」。

大雨と日照りの異常気象が、ブドウの表面に「シミ」を作ったらしい。

病虫害を防ぐ予防のタイミングが外れたのか? 原因不明らしい。

 

     

 

出されたブドウの房の大きさと粒の形と色にびっくり。

濃い紫色で、少し細長い粒、名前は「ウィンク」。

皮ごと食べられるが、少し口に残る感じの食感。糖度は抜群。

もう一種は「ユーホー」。思わず聞き返した名前。

「桃太郎」に似た形と上品な甘さ。噛むと無くなる薄皮。漢字は「雄宝」。

 

家に帰りネットで「ウィンク」と「雄宝」を検索。

山梨で開発・登録されていました。

生産数量が少ないため、ほとんど店頭には並ばないとか。

販売価格はバラつき、相場はあってないようなもの。

シャインや瀬戸ジャイアンツの数倍の価格です。

 

    

 

早速 東京の娘たちに「ウィンク」とシャインを宅配で。

毎年楽しみにしていて、孫たちも大喜びとか。

ただ 初めての「ウィンク」には戸惑ったらしい。

 

ファーム直送の知人たちからは、続々お礼の連絡が。

今年は奮発して大きな房のシャインと桃太郎を送付依頼。

豪華さで驚かそうとの「思惑」が奏功。(笑)

近隣の人や知人には、手配り。みな笑顔です。

 

年に一度の「大盤振る舞い」のブドウの時期。

今年のファームへの支払いは、過去最高。

わが家の冷蔵庫も、ブドウで満杯。ここ数日「贅沢喰い」の食卓です。

 

画像    持ち帰ったブドウ   三苫ファーム (高梁市川上町七地)生産

                 「親・娘・孫 」の家族経営

      ファームの風景    中国山脈の山並みがフラットに見える高地

      ウィンク       最初のネーミングはロザリオ  片親はマスカット

      雄宝        「ユーホー」 片親はシャイン

   ※ ウィンクも雄宝も少し安っぽいネーミング、もっとセンスある名前がいいのでは

            

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「逆ソクラテス」伊坂幸太郎

2021年10月09日 | 本・雑誌

「周回遅れ」の書評です。

長女が送ってくれた本。ようやく読み終えました。

短編集で、その中で一番面白かったのが「逆ソクラテス」。

 

「自分は、何も知らない」ことを知っていると言った哲学者のソクラテス。

対極にあるのが、決めつけや先入観。

子供を成績で判断し、真の能力を見ようとしない先生。

その先生に、「ダメ生徒」と決めつけられた子供の仲間が反撃。

その方法に苦笑しながら、ぐいぐい引き込まれた面白さ。

 

この本を読んで思い出した自分の小学生時代。

クラスは28人、全校生徒144人の小さな田舎の学校でした。

もう今は統合され、廃校に。その校舎あとは、地域のサロン的な場に。

 

     

 

鮮明に覚えているのは、「いじめ」。

数人に押さえつけられ、濡れ雑巾を顔に押し付けられ、唾を吐かれたこと。

仲がいいと思っていた友達からの仕打ちにショック。

吐かれた唾の臭さは今でも覚えています。

 

嫌な先生は一人もなく、6年までの担任の顔と名前は記憶。

1年生の時、病欠の先生をみんなで訪問し、川向こうに大声で呼びかけたこと。

2年生の時、カエルで担任に悲鳴をあげさせたこと。床を踏み抜いた先生のこと。

大学時代、オーケストラの仲間と「学校訪問演奏会」で再会し、感激したこと。

 

大人になっての人生の厳しさとは異なるものの、小学校時代にも「社会」は存在。

「逃げられない学校」時代に受けた先生との確執はトラウマになることも。

幸い自分にはそんな先生はいなかったが。

数学の先生を見返すために、夏休み数学だけを勉強し、秋に試験で「脱皮」した高校2年生。

「ビッグイベント」は、授業中に他クラスの生徒と廊下で殴り合いで謹慎処分の高3の春。

 

この本で一番衝撃を受けたのが、「僕は、そうは思わない」の子供の一言。

今思えば、この言葉が言えずに、殻を破れなかった自分の人生。

サラリーマン時代、しがらみや上司・得意先への気兼ね、嫌われたくなくて・・。

 

     

 

小学生の子供を持つ長女が贈ってくれた短編集。

詳しいことは言わなかったが、面白さを感じて父親に送ってくれた本。

転勤族で小学校を3校も経験した長女。愚痴は言わなかったが、悩んだこともあったはず。

 

本の効用は、過去の自分の体験を想起させること。

そして、今からの生き方に指針も。

もっと本を読まなければと反省です。

 

画像   「逆ソクラテス」   集英社発刊

      備中神楽      秋祭りに近隣の神社で奉納

                餅撒きが子供たちに人気

      コーンパン     長女の大好物

                このパンを買いに家族で北海道に

 

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「一寸先は光?」

2021年10月03日 | 自己啓発

「あなたを待っている会社が必ずある!」。

就職相談者に話す言葉の一つです。

UターンやIターンの転職で、不安を抱える人に私のアドバイスの一つ。

 

30代の終わり近くに出向し、田舎の小さな会社に勤務していた私。

「頭でっかち」で実力の伴わない自分を認めたくないころ。

小さな問屋で、流通の末端の営業を指示されました。

 

一番嫌だった「営業」。

「売上目標」未達が続き、常に転職を考えていた時代です。

その時代に、出会った素晴らしい人とその考え方。

実践心理学の「成功哲学」をマスターし、会社経営をしていた人。

 

数年間学んだ「自己啓発の教え」の中に、「一寸先は光!」が。

アメリカ西部開拓時代、金鉱を掘り当てた人の話です。

倒産会社の古い採掘機械を購入し、わずか数メートル掘って金鉱に。

前経営者がもう少し掘っていれば、億万長者になったという「寓話」。

 

   

 

定年退職後、ふるさとにUターンし、就職活動。

一番採用されたかった仕事に応募するも、見事に「不採用」。

落胆しながらも求職活動を継続。

しかし 60歳という年齢では、書類選考で「不採用」の連続。

 

そんな中、突然舞い込んだのが通っていたハローワークの「就職相談員」の求人。

応募締め切りギリギリのタイミングでした。

「明日 ハローワークに来てくれれば、採用の可能性が・・」と所長からの電話。

 

おかげで「就職相談員」は天職と思える仕事人生。

その後も、ハローワークの相談員から、地元新見市の相談員に。

サラリーマン50年勤続に繋がりました。

 

     

 

毎日 新規事業所訪問や、地元の有力者、新規求職者とほぼ「一見」の面談。

営業マン時代の習性で、初対面でも「深い会話」に。

自分の「失敗例」の披歴が関心をひき、「成功例」が共感を呼ぶ確信が。

 

午前の「相談」と事務処理、午後の外出。今でもVIP以外はアポなし訪問。

「空振り」のないように、訪問予定の会社や自宅の衛星写真の拡大コピーおよそ50軒。

すべて ストリートビューで確認。景色や高低差は衛星写真と異なるから。

 

数回の訪問でも会えない人は多数。

近くを通り、在宅確認をするのは車。見慣れない車があれば必ず訪問。

窓やカーテンが空いている場合も。

「やっとお会いできましたね!」の言葉をかけると「え!何?」と反応。

特殊詐欺と間違われて、名刺や名鑑をじっと見つめられることも。

 

     

 

新しい会社や素晴らしい人と出会える「光」を求める高齢者の私。

「もっと働いてください」とのかみさんの叱咤に応えるためにも・・。(笑)

 

画像   クマ牧場     北海道出張時立ち寄り

             餌を求めて人間に媚びるクマが少し憐れです

     福島のそば   福島の問屋の専務のおごり

             そば粉はほとんど北海道

     ミナトミライ  作曲家保科先生の演奏の追っかけで横浜へ

             しゃれた町一番は横浜

     しめ縄作り   神社の鳥居に奉納の大しめ縄作り

             大当番の我が家で集落の手作り 12年前

             今は既製品に

         

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