元ベース弾きの田舎暮らしは

60歳で田舎にUターン、素人の「米と野菜」作り
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東日本と西日本の「味の差」

2019年10月23日 | 食べ物、飲み物

めったに買わないカップ麺を大量購入。

大型スーパーを訪れたときの店内アナウンスがきっかけです。

「東西の食べ比べをしませんか?」

 

昨日はかみさんの誕生日。

知らない町への近距離ドライブで「美味しいもの」を食べようと出発。

南の岡山・倉敷でなく、また北の米子・境港でもなく、我が町からは東部の真庭市・津山市へ。

 

昼食は真庭市で夫婦大好きな寿司を食べたあと、鏡野町の大型スーパーへ。

広い店内で雑貨を探しているとき流れた店内放送。

「東西のカップ麺の食べ比べをしませんか?格安提供です。」

その放送に反応したかみさんと私。

 

     

 

特設販売スペースに置かれた多数のカップ麺。「どん兵衛」です。

関心を示す人もなく、我々だけが商品を物色。

ゆっくりとカップ麺のラベルを見ながら選べました。

 

かつて転勤族だった私たちに、東西の味付けの差を思い出させました。

東京赴任直後、新宿駅の立ち食いうどんで初めて見た「真っ黒な」うどん出汁。

薄口醤油と濃口醤油の食文化の差です。

 

味付けだけでなく、全国のうどんの多様性も。

秋田の「稲庭うどん」には感動しました。生産者名が入っていることにも。

「腰の強い」讃岐うどんに比べ、「ふにゃふにゃ」博多のうどん。

寒さ対策のラードの「蓋」スープの旭川ラーメンと九州の「こってり」トンコツラーメン。

 

そばも磨き抜いた白い「更科」系と皮ごと砕いた黒い「出雲」系。

正月の餅も、東の「切り餅」と西の「丸餅」。調理法も「焼き」餅と「煮」餅。

東の鮭と西の鰤は「ソウルフード」。朝食の東の「納豆」と西の「生卵」も。

 

     

 

狭い日本でこれほどの差とこだわり。

転勤がなければ、食べ物の東西の差を感じることも無かったでしょう。

 

ただ 度重なる転勤は、家族へ、特に子供たちへの「贖罪」の気持ちを。

長女には、小学校3校、中学校2校、高校2校もの転校を強いたからです。

次女・三女・四女も同じような経験が。

 

引っ越し前、友達と「涙」で別れを惜しむ姿をまじかに見たとき、胸が痛みました。

転校を「強要」した私のエゴで子供たちに、トラウマが刻まれたのではないかと心配も。

一番長かった東京で学校を卒業し、就職したため、全員が東京住まい。

 

東西の食べ比べは、味だけでなく、昔の子育ての時代を思い出させます。

 

 

 画像   昨日買い求めた菊   黄色は元気をくれます

      どん兵衛 六種    きつねうどん、天ぷらそば、カレーうどん 東西二種づつ

     ガンダム       途中の道の駅「久米の里」で見つけた大きなZガンダム

     ごんご(河童)バス  津山で交差点で隣に、河童のことを津山地方では「ごんご」

                                              とい言うらしい

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稲刈りが終わりました。

2019年10月20日 | 農業

先週 稲刈り終了。

近隣の「プロ」が、コンバインを持ち込み、刈ってくれました。

現在 乾燥・モミ摺り中、収量はまだ確定していません。

 

プロ曰く、「一般的に、今年の稲の出来は良くない。」

カメムシ被害により、1等米の比率が、昨年より少ないとか。

県南では「ウンカ」が発生し、田んぼが「ミステリーサークル」状の被害も。

 

米つくりを始めて、今年で10年。

カメムシやウンカの被害は経験なし。稲の倒れるほどの台風被害も。

6月田植え、10月刈り取りは、域内では一番遅い米つくりスケジュール。

 

   

 

素人の米つくりスタート時は、近隣の人たちの「マネ」から。

そのために一カ月遅い「作業工程」の晩稲を選びました。

それが「きぬむすめ」、比較的新しい品種。島根県で開発された種類。

岡山県で、2年連続「うま味ナンバーワンの品種」に選定されました。

 

昨年の農業収支は、15万円の赤字。

コンバインや田植え機などの機械投資をしていないため、労務は「プロ」に依頼。

物納含め18万円を支払います。加えて苗代・肥料代をJAに。

私の農作業は、水管理と草刈り。米つくりをしているとは言えないレベル。

 

食べるだけの米を買うほうが、経済的には絶対有利。でも 米を作り続けるには理由が。

自分の田んぼで、無農薬で、安心できる米を食べることができること。

草刈りや水管理をすることが、運動不足を補い健康管理に繋がっていること。

最大の理由が、「目の前で成果」を確認できること。「達成感」を味わえるのです。

 

東京に住む娘たちや知人が「美味しい米」と言ってくれることが最大のモチベーション。

新米を送ることは、娘たちへの元気な親の「メッセージ」です。

 

   

 

米は不出来ながら、栗や柿は大豊作。

昼活動の猿や、夜行性のイノシシたちと競争しながら収穫した栗は豊作。

 

「渋皮煮」のため、皮をむくかみさんが、指を痛め疲れるほどの大量の栗。

大鍋で砂糖で煮込んだ栗を、瓶詰めにして娘たちに宅配。

自家製とは思えない「大きさと味」と娘や孫たちは大喜び。

 

      

 

裏庭の柿も今年は久しぶりの「当たり年」。

「富有柿」の枝が折れそうになるほどの量と大きさ。

カラスと猿と私の三つ巴の「分捕り合戦」がもうすぐ始まります。

 

「実り」に感謝。

 

画像    コンバインで刈り取り  近隣のプロ

      コンバインから移送トラックに

      裏の栗林で収穫の栗   大粒です

      栗の渋皮煮の瓶詰め

 

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我が町は「チベットか桃源郷か?」

2019年10月12日 | ふるさと

昨日 我が町の南に隣接する高梁市の経営者と面談。

外から見る我が町への見方を確認。

うすうす感じていた「評価」を再確認したのです。

 

私の住む新見市は、岡山県の北西に位置し、人口は3万人をきる町。

毎年500人づつ人口が減り、様々な店が廃業に。

 

南側の高梁市も人口は新見市とほぼ同じ。

その高梁から新見を見ても、山に囲まれた辺境の地らしい。

辺境ゆえに、高梁市と比べ県南移住と遠距離通勤がないわが町。

 

かつて、四女の高校通学のため、岡山に3年間住み、そして新見に来たかみさん。

 送別会時、職場の仲間に言われた言葉が、「よく あんな田舎に帰るね?大変だね。」

新見に住んだことのないかみさんは、びっくりしたとか。

 

「住めば都」のことばに最近違和感が。

田舎暮らしも、慣れれば楽しいの意味だと考えてきた私。

でも「都」が基準の慣用句だと最近気づきました。

 

欲しいものが手に入り、交通の便もよく、様々なインフラが整備されている都市部。

その都市部との比較で、自分の住む町が見られていたことに気づきました。

県の南部から、我が町を見たとき「ないものだらけ」と同情の視線。

 

同じように、「都市部にないものが田舎にある」と探していた自分を発見。

田舎に住む理由を敢えて説明する自分がいたのです。

人は「田舎暮らし」の理由は聞いても、「なぜ都市部に住むの?」とは聞かないもの。

 

働く会社を求めて、都市部へ行く若者。

しかし 最近 京阪神や関東に就職する生徒が減ったと高校の就職担当の先生。

県内に住んで欲しいと思う親の心ともう一つの理由を推測すると・・。

 

テレビやSNSで都市部の実情を子供たちが知ってきたから?

都市部に求める「華やかさ」と「収入」、逆に暮らしにくさと孤独感。

どこに住み、終活をどこに求めるのか?

 

     

 

体が不自由になり特養などの施設にお世話になる年齢。

田舎の特養は月10万円、東京の医療付き老人ホームは20万円。

地元の新しくそして明るい10畳以上の個室は、快適です。

これなら、自分の年金で賄える金額。

 

公立大学と産科のある我が町。

高梁市には大学が複数あるものの、産科はなし。

新見市にないのが、子供の入院できる病院とレジャー施設。

子供を育てられる環境と教育施設は必須です。

 

朝カーテンを開け、山の変化を見る毎日。

外に出ると「緑の空気」の匂い、畑に育つ白菜や大根。

生まれ育った田舎で暮らせる「幸せ」を感じます。

 

関東直撃の大型台風。娘や孫たちが心配です。

多くの人達へ被害がないことを祈っています。

 

画像   神楽     秋祭りに舞う「大蛇退治」

     霧のわが家  母屋と離れ

 

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「シャインマスカット」vs「瀬戸ジャイアンツ」美味しいのは?

2019年10月09日 | 好きなこと、もの

 

果物の美味しい秋。先日 届いた大量のブドウ。

シャインマスカットと瀬戸ジャイアンツ(桃太郎)。

30種類の高級ブドウを生産するファームから直送です。

 

母親の時代から、付き合うブドウ専門の農園。

このファームへの道は、危険を伴うほどの狭く急な坂道。

標高差つまり「寒暖差」が美味しいブドウの出来る理由の一つ。

 

温度差に加え大切なのは、土作り。

化学肥料でなく、有機栽培が「えぐみ」を抑えます。

もう一つ、このファームの主人曰く「大切なのはロケーション」。

 

皮のまま食べられるマスカットは、皮が薄いほうが食べ易いのは当然。

大陸の極寒の乾燥地で、外気の湿気を吸収するために自ら皮を薄くした品種が原種です。

一定方向からの風でなく、四方から風が吹く地が最適とのファームの栽培の「ノウハウ」。

 

     

 

こだわり続けたブドウ作りのメインの品種が「瀬戸ジャイアンツ」、通称「桃太郎」。

最近 県を挙げて推奨しているのが「シャインマスカット」。

食べ比べてその特徴が大きく異なります。

 

糖度が高いのはシャイン。人気の理由が、その甘さ。

シャインより糖度が低い「桃太郎」。あっさり系の甘さです。

桃太郎が優れているのが皮の薄さ。

口に入れ噛んだ時の「破裂感」がうま味の「予感」。

続く甘みは、自然で天然系。

 

噛み続けると、少し皮の残余感があるのが、シャイン。

桃太郎は、皮が細かく砕かれて無くなる食感。

食べ始めのインパクトはシャインがリード、たくさん食べられるのは桃太郎。

多分 好みの分かれるそれぞれの特徴です。

 

     

 

大量購入のぶどうを娘や孫、知人・近隣に配ります。

遠隔地へはファームから直送。最近運賃が値上がりし、ファームも困惑。

「ほんもの」のぶどうの美味しさを味わってもらうため、年に一度の「大盤振る舞い」。

 

多くの人の「満足感」をファームに伝えることが私の喜びです。

 

画像    ぶどう農園「みとまファーム」から届いたぶどう

      桃太郎

      みとまファームへの道   山脈の頂上付近

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「にわかラグビーファン」vs「50年前の営業ファン」

2019年10月06日 | こだわり

昨日は、朝から落ち着かない日。

ラグビーのサモア戦が楽しみだったからです。

結果 感動的な結末。ハッピーな夜でした。

 

ここ数週間 ラグビーの面白さに目覚めた私。もちろん「にわか」ファンです。

対照的に40~50年前の「青春時代との再会」も。

 

先日 ウィークデイにかみさんと広島県福山市に買い物ツアー。

山陰や倉敷・岡山ではなく、広島県の備後地方への買い物の新規ルートの開拓。

そこで思いがけない「再会」です。

 

     

 

ナビに目的地のスーパーを入れ、到着した途端 目に入ったスーパー横の古い建物。

昔 お世話になった販売店さんが残っていました。看板は昔のまま。

新入社員時代に、社会人として、営業マンとして様々なことを教わった会社。

 

何にも知らなかった時、親身に教えてもらった知識や接遇態度。

夜遅くまで顧客の要望に応える中小企業の実態を知りました。

こつこつと積み重ねる営業スタイル。

 

会社存続の努力は、ラグビーの毎日のスクラム練習と共通です。

地味ながら継続することで成果を得るのはスポーツも商売も同じ。

その会社への懐かしさと感謝を感じました。

あらためて お礼に来なくてはと痛感した一日。

 

     

 

福山での昼食は、スーパー1Fの鰹専門店の「たたき」定食。

ワラで焼いた鰹と一人前づつ釜で炊いたご飯は最高でした。

数年前に訪れた高知の「ひろめ市場」を思い出しました。

 

帰途 遠回りして、お菓子のアウトレットにも立ち寄り、大量購入。

ケーキの切れ端や、シュークリームは激安。お買い得の店です。

ただ 店員さんの接遇と商品の扱い方は雑で、少しがっかり。

お菓子への愛情を感じられない店のスタッフ、残念です。

 

ワールドカップのラグビーの日本の活躍は、素晴らしい成果。

そのために努力を続けたことに敬意を表します。

サッカー以外に、こんなに感動するスポーツに出会えたことに感謝です。

 

画像   鰹専門店の店内

     昔 お世話になった販売店 「神殿(こうどの)商会」

       「神と殿」の会社名がユニークです。経営者の苗字。

     釜めしの釜  

 

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