信子の華ごよみ

自宅の庭に咲いた花々を記録
植物の育成、華のうつろいを観察

フジバカマ

2020年11月10日 | 日記
キク科:Asteraceae ヒヨドリバナ属:Eupatorium 学名:Eupatorium japonicum 和名:フジバカマ 藤袴 英名:Thoroughwort Boneset 原産地:中国、朝鮮半島

モズの高鳴きが聞こえてくるようになりました。
フジバカマはヒヨドリバナ属に分類される多年草、ヒヨドリが鳴く頃に花が咲くことから付けら属名だそうです。また、花の色が藤色を帯び、花弁の形が袴のようであることから、「藤袴」の名が生まれたと言われています。茎の先端に、雄しべが糸のように突き出ている直径5mmほどの小さな花を長さ10cm前後の房状に多数咲かせます。
               

秋を感じるために選ばれた秋の七草。フジバカマもその1つです。
「萩の花 尾花 葛花 瞿麦の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花」『万葉集』
もう秋の七草も咲き終わり、冬の花にバトンタッチです。

藤袴の魅力は花が枯れた後にも! 
枯れて乾燥させるととても良い匂いを生成、桜餅に似た爽やかで甘い匂い・クマリンの香りです。中国では古く芳香剤として利用されました。ドライフラワーにしたり、小さく砕いて袋に入れて匂い袋にしたり、二度楽しめる花です。私も匂い袋を作って持ち歩いてみようかな。

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