年末年始の需要期に、旅行や外食消費が新型コロナウイルス過前を上回る傾向が出ている。
旅行費用は過去最高になる見通しで、JR東海は東海道新幹線で過去最多の本数を運行する。
居酒屋の12月の予約件数は19年比で上回る。 物価高でも「リベンジ消費」が下支え
しているが、堅調な消費の維持には、持続的な賃上げが欠かせない。
JTBは5日、2023年度の年末年始(23日~
24年1月3日)の旅行動向見通しを発表した。
国内旅行は1人あたりの費用が4万1000円と2
2年度から4000円増えて過去最高となる。
旅行者は4%増の2800万人とコロナ禍前の19
年度と比べて96%の水準に回復する見通しだ。
5月に新型コロナの感染症法上の分類が「5類」に
変わり、訪日客の増加も相まって宿泊料金は高騰す
る。それでも久しぶりに旅行を楽しみたい消費者心
理もあり、高価格プランの需要は強いという。
楽天グループの旅行予約サービス「楽天トラベル」では23日~24年1月8日の星付き
ホテルなど「高級宿」の予約件数が19年同期比約5割増だ。 西武・プリンスホテル
ズワールドワイドが運営する「ザ・プリンス ヴィラ軽井沢」では、1棟建てタイプが3
世代家族に人気なんだそうだ。 年末年始は1棟20万円を超える日もあるが、ななん
とほぼ満室だという!!
JR東海は今年度の年末年始期間(23年12月28日~24年1月4日)に1日平均では過去最多
となる434本の東海道新幹線を運行する。 約20年ぶりに全席指定となる「のぞみ」
も同287本で最多となる見込みだ。 新幹線利用は観光を中心に想定を上回って推移
しており、旺盛な需要に応える。
一方で海外旅行は回復が遅れているという。 JTBによると、年末年始の旅行者数は22
年度比2.6倍の58万人。 19年度比では70%の水準だそうだ。 円安のほか、航空
運賃の上昇や座席不足が原因のようだ。 全日本空輸(ANA)は年末年始の国際線の便数
は1381便と前年同期比で34%増えるが、19年同期比65%の水準だそうだ。
エイチ・アイ・エス(HIS)によると、年末年始の予約はソウルや台北など近場のアジア圏
が上位に並んでいるという。 担当者は「格安航空会社(LCC)が就航する観光地の需要
が高い」と話している。
SMBC日興証券の"牧野チーフエコノミスト"によると、コロナ禍で積み上がった余剰貯蓄
は6月時点で1世帯あたり77万円。 昨年末から7万円ほど減り、足元でさらに減少し
ているようだ。 牧野氏は「消費意欲の高い商品やサービスには余剰貯蓄を取り崩して消
費している」と話している。
ソニーフィナンシャルグループの"宮嶋シニアエコノミスト"は、来年にかけて「リベンジ」
要素が薄くなり、「徐々に所時環境の環境の改善の重要性が高まる」とみているそうだ。
皆さん結構なご身分で羨ましい限りです。 年金生活者にとっては「旅」などは無理な話。
せめて近場をふらっと出歩くことくらいが唯一の楽しみです。
旅行費用は過去最高になる見通しで、JR東海は東海道新幹線で過去最多の本数を運行する。
居酒屋の12月の予約件数は19年比で上回る。 物価高でも「リベンジ消費」が下支え
しているが、堅調な消費の維持には、持続的な賃上げが欠かせない。
JTBは5日、2023年度の年末年始(23日~
24年1月3日)の旅行動向見通しを発表した。
国内旅行は1人あたりの費用が4万1000円と2
2年度から4000円増えて過去最高となる。
旅行者は4%増の2800万人とコロナ禍前の19
年度と比べて96%の水準に回復する見通しだ。
5月に新型コロナの感染症法上の分類が「5類」に
変わり、訪日客の増加も相まって宿泊料金は高騰す
る。それでも久しぶりに旅行を楽しみたい消費者心
理もあり、高価格プランの需要は強いという。
楽天グループの旅行予約サービス「楽天トラベル」では23日~24年1月8日の星付き
ホテルなど「高級宿」の予約件数が19年同期比約5割増だ。 西武・プリンスホテル
ズワールドワイドが運営する「ザ・プリンス ヴィラ軽井沢」では、1棟建てタイプが3
世代家族に人気なんだそうだ。 年末年始は1棟20万円を超える日もあるが、ななん
とほぼ満室だという!!
JR東海は今年度の年末年始期間(23年12月28日~24年1月4日)に1日平均では過去最多
となる434本の東海道新幹線を運行する。 約20年ぶりに全席指定となる「のぞみ」
も同287本で最多となる見込みだ。 新幹線利用は観光を中心に想定を上回って推移
しており、旺盛な需要に応える。
一方で海外旅行は回復が遅れているという。 JTBによると、年末年始の旅行者数は22
年度比2.6倍の58万人。 19年度比では70%の水準だそうだ。 円安のほか、航空
運賃の上昇や座席不足が原因のようだ。 全日本空輸(ANA)は年末年始の国際線の便数
は1381便と前年同期比で34%増えるが、19年同期比65%の水準だそうだ。
エイチ・アイ・エス(HIS)によると、年末年始の予約はソウルや台北など近場のアジア圏
が上位に並んでいるという。 担当者は「格安航空会社(LCC)が就航する観光地の需要
が高い」と話している。
SMBC日興証券の"牧野チーフエコノミスト"によると、コロナ禍で積み上がった余剰貯蓄
は6月時点で1世帯あたり77万円。 昨年末から7万円ほど減り、足元でさらに減少し
ているようだ。 牧野氏は「消費意欲の高い商品やサービスには余剰貯蓄を取り崩して消
費している」と話している。
ソニーフィナンシャルグループの"宮嶋シニアエコノミスト"は、来年にかけて「リベンジ」
要素が薄くなり、「徐々に所時環境の環境の改善の重要性が高まる」とみているそうだ。
皆さん結構なご身分で羨ましい限りです。 年金生活者にとっては「旅」などは無理な話。
せめて近場をふらっと出歩くことくらいが唯一の楽しみです。