農業じゆう人

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ガソリンスタンド

2018年10月12日 12時38分36秒 | 世間
   昨日、久しぶりに秩父市より西の方にある小鹿野町へ出かけてみた。
   西武秩父駅から西武観光バスに乗り小鹿野町へ、そこで町営バスに乗り継ぎ両神へ・・。
   何回か峠を越えるたびに山々を見上げたが、まだ紅葉には早いようだった。
   それより驚いたのは、今までは何カ所かあった「ガソリンスタンド」がなくなっていた。
   地元の皆さんに聞くと、最近はガソリンスタンド無くなって困っていると話していた。
   給油探しに、遠くまで行くことが増えた!と嘆いていました。

   そういえば、先日田舎へ行ったとき、ついでに近くの兄の家へもお邪魔しようと甥っ子に
    車で送ってもらったら、その時もガソリンスタンドが少なくなっていると言っていた。
   チョッとだけ隣町などに出掛けた時などは、給油先探しにまごつくことが増えたという。

   甥っ子曰く、当てにしていたスタンドへ行ってみると閉店の貼り紙が・・。
   高速道路で「次の給油所は150㌔先です」という掲示を見て慌てたこともあるという。

   石油流通に詳しい東洋大の“小嶌教授”によると、国内のガソリンスタンドはこの四半
    世紀で実に半減したという。  最盛期の1994年には6万軒を超えていたのが、
    今や3万軒に減少。 廃業は年に1千軒のペースに達したそうだ。 聞いて驚いた。
   「マイカー離れでガソリン需要が落ち込んだ。老朽化した地下タンクの改修が義務づけ
    られて、経営を断念す経営者が増えたんだそうです」
   今後、電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)が普及すれば、従来通りのガソリン
   頼みの商法では立ちゆかなくなると指摘しています。

   かつてスタンドは各国の若者があこがれる最先端の職業だった、と教授は言う。
   1964年公開の仏映画「シェルブールの雨傘」でも、別れの哀しみが港町の給油所を
    舞台に描かれる。 「日本で給油所が急増したのも同じ60年代でした」

   災害のたび、スタンドには長蛇の列ができます。 飲料や食料と同じように燃料を確保
    できないと誰しも不安になります。「4時間も行列して給油した」「今でも燃料計が
     半分を指すと怖くなる」という。 緊急時はもちろん、平常時の暮らしも給油所に
    支えられている。  離島や山間部では近年、給油拠点をどう維持するか試行錯誤が
    続いているそうです。  それに加えて米国の大統領が自国本位の考えを世界各国に
     押しつけで産油国に影響を与えようとしているためガソリンが高騰している。

   そんないろいろなの事情や影響もあって「津々浦々にあって当たり前」という長年の
    ガソリンスタンド観が揺さぶられる時代になっているようです。

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