Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

今までのオーディオマニアは雑誌で作られたもの

2016年11月07日 | ピュアオーディオ
「音楽」が好きで、好きな時に「音楽」が聴きたくてステレオを買ったのが45年前。18歳でオーディオを始めて、最初は雑誌の影響を受けて、機器の買い替えによる「グレードアップ」をして来たが、期待するほど「音質アップ」はしなかった。「音質アップ」はしたが、投資金額に見合う「音質アップ」では無かったと15年ほど前に気付いた。

何故「期待した音質アップ」をしなかったのか?・・・それは、雑誌で説明されるグレードアップの方法が根本的に間違っていたからだと思った。いくら機器のグレードを上げても「音質」はそう簡単には上がらない。原理・原則が全く違うのではないか?・・・と疑問を持った。

15年前は「ケーブル」に対して「疑心暗鬼」で有った。しかし、色々なケーブルを試していくうちに、「ソース機器から情報がプリアンプに入らない限り増幅もない」と言うごく当たり前の結論になった。当然、プリアンぷからパワーアンプへの情報伝達・パワーアンプからスピーカーへの伝達もしかり。すべてのケーブルで伝送される情報量をアップさせれば、機器のグレードアップよりはるかに高い「音質アップ」が簡単に出来る事を知った。

それから「理想のケーブルは?・・・」を追及して、自分でオンリーワンのケーブルを開発して使う様になった。市販品では私の求める音質を得るには、超高額となるか?もしくは無いのである。先日「送電線」の構造や材質について考察を述べたが、それらを満たす市販品のケーブルは皆無だと思った。ならば、「自作」するしかない。

実際に自分でケーブルを開発して行くと、自分の考えが間違っていない事が判った。ケーブルの自作の延長で「電源ケーブル」も自作したが、電源ケーブルで機器の性能や音質が左右される事が判明。一気に全ケーブルを対象にする事にした。

現在は基本となる1本のケーブルを作成し、それですべてのケーブル(電源ケーブル・ラインケーブル・SPケーブル・SP箱内配線・アンプ内配線他)を作り、ケーブルのグレードアップを10回以上繰り返して来た。

「固定観念」(頭の固い)の強い方では「音質アップ」は難しいのがオーディオだと思う。人と同じことをやっていても人と同じぐらいのサウンドにしかならない。40年も機器の入れ替えだけで「オーディオ遊び」をして来た人をたくさん見て来たが、それは単なる「機器の入れ替え」で「音質アップ」ではないという事。


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