Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

中古機器の購入は完動品を・・・

2015年10月18日 | ピュアオーディオ
昨年2TRオープンデッキを導入して、1年間「正常化」させる為に苦しみました。今振り返ってみると「初めから完動品を購入」していれば、しなくて良かった苦しみだったと思います。テープデッキは1980年代にCDに取って代わられ死蔵されて、メカや電子回路等にトラブルを抱えている物がほとんどだと思います。購入時点でちょっと気を付ければ、要らぬトラブルが防げます。

「安く手に入れる事」ばかり重視して、少々のトラブルは自分で治せると思っていましたが、古い機器では部品の保存期間を当に過ぎていますし、欲しくても手に入りません。半導体関連部品(アンプ等)は実際に製造現場にいて、2年で型番がほとんど入れ替わって行きました。工場の機器を海外移転で外国に出し、その立ち上げにも関わりましたが、その時に思ったのが「この半導体部品が仕舞えたらこの機械も終わりになるのではないか?」と云う事。



今回4TRのオープンデッキTEAC X-10を導入して、穏やかな日々に戻りました。「完動品」との事で購入しました。実際に録音・再生しても何の問題点も感じません。2時間録音して、2時間再生確認をします。1発OKだとこんなにもスムースに行くものか?と喜んでいる自分がいます。今まで何度も同じ事を繰り返して失敗ばかりして、1日仕事が徒労に終わり、ガックリくることの連続でした。

2TR・4TR共に専用機を完動品で揃える事が出来ましたので録音・再生が1発で完了します。もっと高級機の方が良いのかも知れませんが、自分にとってはこれで十分だと思います。欲張らないで少しづつオーディオライフを充実させて行きたいと思います。