アナログと云えば本来は「アナログプレーヤー」を想像されるかも知れませんが、テープデッキのサウンドもアナログサウンドです。CDをオープンデッキに録音して比較試聴をしています。CDからデッキに録音すると「音圧が下がり」ます。これは当然「音質劣化」しているものと推測されます。それでもオープンデッキのサウンドには魅力があります。
一般的なCDレベルの音質なら4TR19㎝で十分互角に聴けます。音のキレの面ではCDに負けますが、音の厚みや立体感等ではオープンデッキの方に軍配が上がります。音のバランスはテープのほうが良いですね。音の柔らかさはCDからは出ない音だと思います。
アナログレコードではカートリッジ・トーンアーム・ターンテーブル・本体・フォノケーブル・昇圧トランス等の機器が必要になります。それぞれに役目があり、またメーカー間差やグレード間差も有ります。現在性能の良いカートリッジ・トーンアーム等を手に入れようとするとオープンデッキの何倍もの金額を必要とします。また置き場所のスペースも大きく、とても現状の部屋には無理があります。お手軽で高音質を求めてオープンデッキになりました。古い30年前のテープを50本ほど持っていた事も理由の一つです。
30年ぶりにオープンデッキを回して見て、懐かしさや思い出が蘇ります。あの時に録音していたものだと思い返したりします。ようやくトラブルレスの機器が揃いましたので、存分に楽しみたいと思います。