いよいよオリンパスシステムの運びだしの順番が来ました。手塩にかけて作り上げたシステムですので愛着があります。
米国のオーディオ黄金時代のオールドJBLのユニットを使って、箱、ユニットを全く別々に購入して組み上げました。新しい発想で「音変換ロス」対策もしています。#375を使った事のある方なら理解出来るでしょうが、「音圧を感じさせない」サウンドに仕上げていますので、#375で苦しんだ方にはびっくりするくらいの優しい柔らかいサウンドになっています。それでいてキレ・ヌケ・ノビの有るサウンドで、出るべき時にはしっかりと出てきます。ウーハー一発なのにWウーハーの様な低音が出ます。ユニットを厳選して使っていますので、LE15Aなのに「粘らない低音」でD130の様な音の出方をします。
最終的にたどり着いたアンプシステム。お金さえかければ・・・なんて事では解決しない問題が沢山有る事を教えてくれました。低域にはレビンソンNo431(200W/ch)、中高域は手製の管球アンプ(SuperTrail仕様)。コンプレッションドライバーの性能を引き出すには、小出力で質の高いアンプでないと上手く鳴らない様でした。
電源ラインの充実も非常に重要で、システム全体の質感のグレードが左右され、音数、奥行き感の再現に大きく効いて来ます。CDPのセッティングでも音のキレやヌケ・ノビが様変わりします。A730用に榧材の彫り込み仕様のベースを作成し使用していました。まだまだノウハウは山の様に詰まっています。
これから持っていく先は「自宅2階」の7畳間洋室になります。すべてが同じ様にはいかないと思います。マルチアンプシステムをネットワークシステムに作り替える予定です。2階ですので総重量を減らして置かないといけません。また重低音は封印しないといけませんのでウーハーユニットを軽いものに交換を予定しています。自宅を作る計画も持っていますので、それまでは維持管理しておくだけのシステムになります。
現在の自宅ではSP-707Jシステムが有ります。そのサウンドはオリンパスシステムに匹敵する音質を持っていますので、音楽を楽しむ分には困りません。