Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

明けましておめでとうございます。

2013年01月01日 | 写真・カメラ・林道ツーリング

明けましておめでとうございます。皆様のご多幸を祈念します。

昨年末にようやくJBL3台ホーンシステム(オリンパス、RCA箱、SP-707J)が完成し、自分用の2セットについては、プリアンプもSuperTrail仕様にして「一本のケーブルの思想による伝送」が完成しました。長かった・・・。8年も毎日アーダ・コーダと機器の確認や、対策の試聴をして来ましたので、少々本来の目的(音楽を楽しむ事)から離れていたように思います。

音数や音のバランス、音色、音のヌケ・キレ・ノビ等は、システム全体が合わさって出てきます。どこか一つでもネックの処が有れば、そのネックのところのグレードになってしまいます。全体のシステムアップをすれば、今までの機器やケーブルでも見違えるような表現力を持てるようになります。

私のシステムのサウンドは他所では聴けない音の出方をしていると思います。「音変換ロス対策」や「伝送ロスの極小化」を実施し、アンプ類も管球式にしていますので、多分独特なサウンドになっていると思います。自分の頭の中にある「求める音のイメージ」はマランツ#7の世界に近いと思います。ただマランツ#7を使っていないのは、旧態のサウンドではなく、現在のハイエンドクラスでも通用するサウンドにしたい為で、自作の方向性で実現を探求しました。

「音の実験室」もそろそろ終わりにして「音楽を楽しむ」年にしたいと考えています。昨年までの実験や各種の対策のノウハウを基にして、新しい商品の開発やサービスを考案していきたいと考えています。1月中には事務所を閉鎖して、自宅でインターネット販売のみにシフトして営業を継続していきたいと考えています。今後とも宜しくお願いいたします。


自宅のシステムで目指してるサウンド

2013年01月01日 | ピュアオーディオ

若い頃はオーディオの知識も経済力も無く、「モニターSP」に憧れていました。その為、JBL L-100(このSPを購入した頃は#4311は無かったように思う)、#4343のモニターSPを購入して使っていました。「モニターSP」と聞けばとにかく興味津々で、情報を仕入れて想像をたくましくしていました。

実際に#4343を27年間に渡って使って来て、「モニター的なサウンドは本当に良いサウンドなのだろうか?」と疑念を抱くようになりました。モニターSPを最新のアンプ機器でドライブしたサウンドは「オーディオ的サウンド」で、何か味気ない音にしか思えなくなっていました。

そんな頃、マランツ#7で奏でるサウンドを聴かせて頂き、「芸術的なサウンド」を意識するようになりました。一般的なオーディオマニアのサウンドではなく、「音楽芸術を芸術的な音で聴く」と云う発想を得ています。それを具現化して来たのが自宅のシステム。

事務所のオリンパスシステムは、万人向けに「オーディオ的なサウンド」に仕上げていましたが、自宅のサウンドは個人的に「芸術的なサウンド」を作ってきています。SPシステム自体は殆ど変わりませんが、出てくるサウンドは全くの別物のサウンドになっています。