Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

「パワータップ」の作成(12・13セット目)

2010年03月09日 | ピュアオーディオ

本日「100Vパワータップ」を1セット出荷しています。そして本日2セットが完成しました。明日には1セットは長崎県の方に貸し出しに出ます。残る1セットは「RCA箱システム用」に残しました。

今回4セット購入したトランスで残るは「117Vパワータップ」のみになりました。これは「自宅」の「EMT981」用になります。明日完成後、直ぐに自宅に繋ぎたいと考えています。

今までは「試作品」で製作していましたが次は「正規品」になります。パーツの手配をかけないといけません。木箱は専門家に図面を出し2セット製作依頼しています。20日までには入荷すると予定しています。その後「塗装」に出しますので、次の製作は25日くらいからになると思います。

本日100Vトランスを2セット発注をかけました。明日にはコンセントの発注をします。納期的には約1週間かかります。

ようやく「RCA箱システム」用が落ち着きそうです。「パワータップ」を使ったサウンドから「Trail仕様花梨タップ」に交換してサウンドを出していましたが、「格落ち」のサウンドでじっくり聴く気になれませんでしたが、今日の夕方には「惚れ惚れする」サウンドが出ていました。音の深みと音の厚みで「ハッとする」様なサウンドに戻りました。また明日からも鳴らしこみを続けます。


たった前段管1本で変わるもんだ

2010年03月09日 | ピュアオーディオ

昨日の夕方、今回作った「Trail仕様パワーアンプ」のサウンドが一変した。何をしたかと云うと「前段管」を松下製#6267(EF86)からムラード製EF86に交換しただけで有る。

65501_3

上の写真では前段管・ドライバー管・パワー管の3段増幅の様に見えますが、キャップの付いた前段はダミー(配線も真空管もない)ですので、写真に見えている真空管だけになります。

初段が「EF86」、パワー管はGEの#6550(KT88互換球)になります。このアンプは「GE #6550シングルアンプ」になります。もう1台#6550シングルアンプを作る予定ですので区別の為「GE6550シングルアンプ1号」と名付けます。

昨日のブログでも書きましたが「音のヌケ・キレ・音数」が低域や高域のアンプと同じグレードになりました。松尾明トリオのシンバルの音が「ジジジジジ…」となる部分が交換前は「ザザザザザ・・・」と違和感を持って聴こえていました。見てくれ的には松下製の方が新しく奇麗なのですが、サウンド的には5段以上「音質」が違います。

今日は朝から「馴染ませる」為に鳴らし続けています。中域が「グニャグニャ」の時は低域も「ボワン・ボワン・・・」と聴こえていたものが非常に引き締まって軽く弾みます。ようやくこのアンプもモノになった様です。

EF86は今回は4本入荷しました。(うち2本を使用) 他の系統からも3本(NOS品)を発注しています。こちらは予備球になります。

GE#6550の球の存在は35年以上前から知っていましたが使ったのは今回が初めてです。力強く、音の厚みも有り、透明感も有ります。KT88と互換性が有りますので差し替えて楽しむ事が出来ます。今回採用した理由は、上述サウンド面でも特徴も有りますが価格が安く、入手も容易だからです。

有名なGEC KT88は4~5万円/本しますがGE 6550は1万円/本くらいで入手できます。音質もKT88と遜色有りません。今回8本入手しました。