仏教を楽しむ

仏教ライフを考える西原祐治のブログです

植物の知恵

2015年05月18日 | 日記
昨日は結婚披露宴出席のため、法務に引き続く、駅前に車を留め置き東京へ。早朝、車と取りに行きラジオ放送を聴いていると、アナウンサーが麦踏みの便りを紹介されていました。

ラジオ放送を聴きながら、先般紹介した、イネ科植物の分けつの話、成長点が穂先ではなく下にあるので、イネは分けつして成長する話を思い出しました。

麦もまた、成長点が根元にあるので、麦踏が有効となるのだろうと思いながら、ネットで見ると、下記のようにありました。

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1424691854

>麦は踏まれたらより強くなると聞きました

私はこの点に注目して回答させていただきましょう
単刀直入にいうと本当
これは「エチレン」という植物ホルモンを働かせる事によって行われます
余談ですが
最近のもやし、むかしのものに比べて随分太くたくましくなったように思いませんか?
これ、エチレンを人工的に与えてやっているからです
エチレンは栄養素ではなく、一種のホルモンとして働きます(ガスのホルモンは珍しい、人間のホルモンの多くはたんぱく質かステロイドだ)
これ、植物が生長するとき、伸びてゆく先に邪魔なものがあったときに面白い作用を起こします
植物が芽を出そうとしたとき、上に石がありました
このとき、石にぶつかって僅かに植物が傷つきます
すると、傷口からエチレンが放出され、植物はコレを感知、なんと茎が太くなって、石を押しのけようと働くのです

つまり、エチレンは植物の茎を太くする作用があるということです(逆に、背は伸びなくなる)
ムギを踏むことにより、傷が付く→エチレン発生→茎が太くなる ということ
太くなった茎は風で倒れにくく、さらに分枝も多く出てきます
それで、強い麦になるのです(以下省略)

成長点が根元にあるだけではなく、エチレンというホルモンを生成して、強くなるとのこと。植物の知恵でしゅか。
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