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仏教ライフを考える西原祐治のブログです

日本全国ゴミ清掃員とゴミのちょっといい話②

2024年08月16日 | 日記
『日本全国ゴミ清掃員とゴミのちょっといい話』(滝沢秀一著)からの転載です。

美しすぎるゴミ工場

広島市街から車で20分ほどの場所に美しすぎてまるで美術館のようなゴミ処理場があるらしい。もう一度言うけど、美しすぎるゴミ処理場だ。ゴミ十処理場=美しすぎる。こんな計算成り立つわけがない。だってゴミなんだよ。けれどこのゴミ処理場は観光地になるほど、美しいらしい。しかもゴミ処理場とは呼ばず、カッコイイ呼び名がついているらしい。一体、どんなゴミ処理場なんだろヤ

広島環境局中工場という清掃工場がイカしているらしい。僕も実はネットでしか見たことがないので、機会があれば実際、足を運びたい。携帯の画面の中では近未来的な映像が映し出されている。アニメの中にいるようだった。エヅアングリオンのネルフの中?と携帯の画面に向かってつぶやいていた。
 シルバーで統一された内観は隅から隅までデザインされており、それは内観だけではなく、外の世界と調和もするように配置されているという。中工場から一直線のその先には平和公園があり、その反対側には、海が一望できる。
 海を見ることができるデッキは船の先端がイメージされており、航海に出ているような感覚が、清掃工場にいながら体験できる。休日に子供を連れてのんびりするのもよし、デートで使うのもよしと今、言っているが、これは観光名所の話ではなく清掃工場の中の話である。
 清掃工場の外観、および内観は、無機質すぎるほど無機質なので、逆に人の手が隅から隅まで行き渡っていると思わせるこのデザインは、世界的に有名な谷口吉生さんが設計したもので、谷口さんはニューヨーク近代美術館や葛西臨海水族園を手がけ、数々の作品を世に送り出しているという。なのでただ単に無機質にしてカッコイイ雰囲気を出しているのではなく、周辺の地理、地形と調和するよう配慮され、海の雄大さもデザインのひとつとして利用されて、元々あった平和公園も含めて地域的な一体感がある。

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