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仏教を楽しむ

仏教ライフを考える西原祐治のブログです

老犬ホーム

2013年11月30日 | 日記
「老犬ホーム」という施設があるそうです。ネットで見ると次のようにあります。(http://rou-ken.com/rouken_home1/index.html)
大事な愛犬をお預かりいたします。

愛犬との日々の生活の中、犬は人間に比べると、歳をとるスピードはとても早く、言葉が通じない分、愛犬の変化にいち早く気づいてあげる事が必要です。
九州エリアの老犬ホームトップでは、ブリーダー・ペットショップの経験を元に、運動管理・栄養管理はもちろん24時間体制のケアを行っております。トリミングが必要なワンちゃんについては、トリマーによるシャンプーやカットを定期的に行います。
介護士としてだけではなく、ブリーダーとしての経験豊富な知識を有し、飼い主様が出来る限り安心して預けられる環境つくりを心がけています。(以上)

「24時間スタッフ」「寝たきり可能」「病気受入れ」「夜なき受け入れ可能」「病院提携」「ドックラン」「大型犬化」「お迎え(有料)」と、老人ホームの様に、各種サービスがうたわれています。

一昨日の新聞投書欄(読売新聞25.11.28・ふらざ)にも次のような記事がありました。

愛犬の骨といつまでも

愛犬が死んでから、もうすぐ5年になる。喉の病気で手術をしたが、長生きはできなかった。連絡を受けて向かった病院の診察台の上で、静かに横だわっていた姿がいまだに忘れられない。
 なぜ最期を家で過ごさせなかったのだろうと後悔した。そして、ごめんね、ごめんねと謝った。
 楽しかった思い出は数え切れないほどあるはずなのに、申し訳なさと後悔しが思い出せない。長い間、写真を見ることも出来なかったが、この頃やっと見ることが出来るようになった。
 ずっと一緒にいたくて、骨は今も家にあり、毎朝、水をあげている。納骨したほうが良いなどと、いろいろなことを言われる。 でも、かわいがっていたのは私。嫌なことがあった時に話を聞いてくれ、慰めてくれ、助けてくれたのだ。誰に何を言われても、自分の気が済むまで、一緒にいたいと思っている。
 (埼玉県越谷市。市川喜代子54)

以前、犬の進化論を書いたことがあったので、「へー、犬の進化も、ここまで来たか」という感想でした。(続く)
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涙活だって!

2013年11月29日 | 日記
読売新聞夕刊(25.11.28)「こころー健康のページ」に「涙活」の話題がとりあがられてありました。“泣いてストレス解消”とあり、1か月に2~3分だけでも能動的に涙を流すことによって心のデトックスを図る活動で、離婚式プランナー寺井広樹氏が提唱しているようです。

ネットで見ると「泣ける映画・音楽・詩の朗読など毎回テーマを変えて月に1度、「涙活」を開催しています」とあります。

新聞記事には、次のようにあります。

映像などに感動して泣くことについて、東邦大名誉教授の有田秀穂さん(脳生理学)は「他人への共感が引き起こしている」と説明する。他人の喜びや悲しみへの共感から、自律神経の一つで、疲れやストレスを和らげる作用を持つ副交感神経が働いて、涙が出るという。
 有田さんの研究チームは、大人12人に感動できる映像を見てもらいヽ脳の活動量や脈拍を計測した。すると、ほとんどの人で泣き始めの直前に、額の裏側に位置する、共感にかかわる脳の領域が活発に活動した。脈拍は泣き始めると急落し、緊張状態から副交感神経が活発な状態に切り替わった様子がうかがえた。
 パソコンやスマートフォンで頭をずっと使う社会になったことを踏まえ、有田さんは「共感で涙を流すことは、疲れがちな脳を休めるのに有効だ。身内の死や慯の痛みなど自分へのストレスとも無縁」と話す。(以上転載)

寺井広樹氏のホームページによると、「涙活書籍」の紹介や、「泣語(なくご)」という、泣ける話に特化した人情噺のあるという。

また「涙活」の為の逸話を集めたネットもありました。その中から1つおすそ分けです。

小学生のとき、少し足し算、引き算の計算や、会話のテンポが少し遅いA君がいた。
でも、絵が上手な子だった。
彼は、よく空の絵を描いた。
抜けるような色遣いには、子供心に驚嘆した。

担任のN先生は算数の時間、解けないと分かっているのに答えをその子に聞く。
冷や汗をかきながら、指を使って、ええと・ええと・と答えを出そうとする姿を周りの子供は笑う。
N先生は答えが出るまで、しつこく何度も言わせた。
私はN先生が大嫌いだった。

クラスもいつしか代わり、私たちが小学6年生になる前、N先生は違う学校へ転任することになったので、
全校集会で先生のお別れ会をやることになった。
生徒代表でお別れの言葉を言う人が必要になった。
先生に一番世話をやかせたのだから、A君が言え、と言い出したお馬鹿さんがいた。
お別れ会で一人立たされて、どもる姿を期待したのだ。

私は、A君の言葉を忘れない。

「ぼくを、普通の子と一緒に勉強させてくれて、ありがとうございました」

A君の感謝の言葉は10分以上にも及ぶ。
水彩絵の具の色の使い方を教えてくれたこと。
放課後つきっきりでそろばんを勉強させてくれたこと。
その間、おしゃべりをする子供はいませんでした。
N先生がぶるぶる震えながら、嗚咽をくいしばる声が、体育館に響いただけでした。(以上)
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東京圏の特殊性

2013年11月28日 | 都市開教
先日(25.11.27)と前々日と、都市開教寺院の一面を紹介しました。今朝のウオーキング、書庫にあった1991年東京教区僧侶研修会の録音、「都市史から見た都市開教の諸問題」と題する中央大学教授(本願寺派寺院住職)である斯波照雄氏講義を聴きながらの、ながら歩きでした。

斯波照雄教授は、『商業と市場・都市の歴史的変遷と現状 (中央大学企業研究所研究叢書)他の出版がありますが、都市の経済活動について研究されている方です。

いわく、「東京圏の特殊性があり、その特殊性を踏まえて都市開教の総論を、そして各論、それを踏まえての方法論を展開しなければならない」と話を進められています。

記憶しているところをざっと紹介すれば、東京の人口増加の主な流動者は、関東各県や東北の人が多く、その地域の浄土真宗寺院の占有率は5%で、浄土真宗門徒以外の人が多い。

東京都日野市の場合、30年間の定住者が10%で、出入りが激しく、寺院への帰属意識が薄く、(法事等で)門徒が寺院を選ぶ状況にある。

東京圏は単身世帯が多い。

先生のご寺院は、調布にあり、墓地が機縁となっている関係で、転居しても帰属意識はあり、門徒は首都圏各地に点在していている。こうした中でどう布教を展開していくか等々、90分の講義でした。
確かに東京圏の特殊性があり、それを踏まえた都市開教の展開が必要です。寺院への帰属意識がない状況下では、前述した2ヶ寺のように、都市における1つのコミュニティーとしての活動が望まれます。そのコミュニティーに核となるのが“安心”です。「安心できる場」「安心できる人間関係」「安心できる教え」「安心できる情報」など、そうした安心を提供する場として、寺院が育っていけばよいと思われます。
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都市開教寺院②

2013年11月27日 | 都市開教
昨日(25.11.26)、都市開教寺院の一面を紹介しましたが、第2弾で、実感の天真寺(千葉県松戸市)です。天真寺は昭和48年(?)設立では、40周年を迎える寺院です。ホームページから転載します。

門信徒会

浄土真宗のみ教えを心の拠り処とする仲間が天真寺門信徒会です。入会後の強制・義務は一切ありません。
[配布物]毎月「月刊てんしん」「御堂さん」
[年会費]3000円(一戸)

仏教壮年会

仏教書の輪読会、天真寺ふれあい農園の運営、キッズクラブの企画・運営などしています。門信徒ならどなたでも入会できます。
[年会費]なし

仏教婦人会

お経や仏教讃歌の練習、手芸、老人ホームでのボランティア活動などをしています。
[会費]なし

天真寺キッズクラブ

天真寺ふれあい農園での野菜作りを通して、土にふれていのちの大切さを学びます。夏は、取れたて野菜でバーベキューを楽しむ子ども祭り。その他にも、遊びの達人が登場したり・・・自然の中で遊ぶことを大切にしてます。


毎月の活動

みんなの日曜礼拝

雅楽教室―雅楽の楽器(笙・篳篥・龍笛)のお稽古をしています。

踊り教室― 誰でもできるやさしい新舞踊。心身の健康のために。

クリスタルボウルヨガークリスタルボウルの音色を聞きながらのヨガ教室

ヨガ教室―インド直伝のヨガ教室

天真寺ふれあい農園―門信徒みんなの農園。参加者募集中!!!

グランドゴルフーゲームを楽しみながら体を動かしましょう。

お抹茶を楽しむ会―美味しいお菓子とお抹茶をいただきます

写経教室―心を静めて、自分と向き合う時間です

ボラン寺―、「お寺でボランティア」のこと。
お寺に集まる人たちを中心に、ボランティアをしたりしていただいたり、「できる人が、できることを」という思いを大切に活動をしています。 これからも助け合い・支え合いの場を増やし、「ボラン寺」の輪を広げていきたいと思っています。

その他

【復興応援企画】
天ちゃん募金

【加入者名】天ちゃん募金
【銀行名】ゆうちょ銀行
【郵便振替】00270-5-82663
*東日本大震災支援の場合は、
 通信欄に「東日本大震災」とご記入下さい。

【復興応援企画】
チャリティー雅楽演奏会@福島

2011年から福島県矢吹町にてチャリティ雅楽演奏会を開催。
今年も、2013年8月18日(日)矢吹町文化センターにて開演予定。

【復興応援企画】
天真寺オリジナルコーヒー

天真寺珈琲 らんまんブレンド
オーガニックでフェアトレードの珈琲です。フェアトレードは、生産者、販売者、そして珈琲を味わう人を笑顔にします。みんなが笑顔になる世界を思いながら一杯の珈琲を味わって下さい。収益は、震災復興のために役立てます。
[料金]100gパック1000円(税込)

【復興応援企画】
復興応援CD

たくさんある仏教讃歌の中でポップなものを集めた一枚です。新曲・天ちゃんの歌も。収益は、震災復興のために役立てます。[料金]1枚1000円(税込)
ペットボトルのキャップを集めよう

ペットボトルのキャップを集めるボランティア。
キャップ800個で、途上国の子どもにワクチンを一つ届けられます。小さな行動でも世界の子どもと地球の未来を作ります。
[回収報告]第一回 第二回 第三回 第四回 第五回

書き損じハガキ、使用済み切手

書き損じのハガキ、使用済みの切手を回収します。
※使用済み切手は、1キロあたり650円がコレクターさんの買い取り価格。50円の書き損じハガキは、45円の募金になります
あそか園ボランティア

江東区錦糸町にある特別養護老人ホーム「あそか園」にてボランティア活動。アソカ園は関東大震災後に西本願寺が開設した救護所がはじまりです。
福島県産野菜・加工品

みんなの楽市が開催される時、アーユス仏教国際協力ネットワークのご協力を頂き、福島県産の野菜や加工品、世界各地のフェアトレード商品を販売しております。

(以上)興味のある方は、「天真寺」で検索してみてください。
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阿弥陀寺が展示会

2013年11月26日 | 都市開教
宗教業界新聞『中外日報』(25.11.19号)に、都市開教寺院の紹介が出ていました。活動の1つのパターンとして転載します。前代住職も、現住職もよく知っている方です。(以下転載)

―門徒ら集い10年に阿弥陀寺が展示会―
 勧学で大東文化大教授として活躍した故五十嵐明宝氏が初代住職を務めた東京都多摩市の阿弥陀寺は10月29~31日、市内のギャラリーで門徒らの10年にわたるサークル活動や社会貢献活動を発表する展示会を開いた。明宝住職は「開かれた寺」を目指していたが、志半ばで平成13年に急逝。妻の五十嵐眞澄さんが住職となって地域住民や門徒とさまざまな活動を展開してきた。現在その活動・サークルの数は15にも及ぶ。
 各サークルが10年間かけ制作した作品を一堂に展示。着物の端切れで作った幾つもの地蔵菩薩が(大乗の)船に乗り、粘土で制作した阿弥陀如来のいる極楽浄土へと向かう様子などを表現。
 陶器で茶道具を作った茶道部の永渕宗信さん(80)は「法話などで教えを聞くことも大事だが、門徒や近所の人が膝と膝を突き合わせる中で大事なものが見えてくる」。眞澄住職は「その人その人に歴史のある10年。先代が亡くなって十三回忌だが、その思いが花開いたと思う」と多くの人との出会いを喜んでいた。各サークルは連携組織を持ち、寺院と門徒が一体となった「お助け班」を組織。日常の支え合いから、近くに家族のいない会員が倒れた場合の緊急事態に対応できる態勢を整える。展示会場には「お助け班」の活動やその組織を生かし東日本大震災で救援物資をいち早く送ったことなどを紹介するブースも設けられた。(以上)

女性住職の特性が生かされ、極め込まやなか活動に敬意を表します。
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