昨日、 川崎市川崎区の多摩川河川敷で同区の中学1年、上村(うえむら)遼太さん(13)の刺殺体が見つかった事件で、神奈川県警川崎署捜査本部は、殺人容疑で逮捕状を請求し、リーダーとみられる定時制の高校生(18)ら3人を逮捕しました。
少年はなぜ、助けてと他に救いを求めようとしなかったのか。これは上記の少年ばかりでなく、児童虐待の現場でも言えることです。基本的に助けを他に求めようとしない構造がある。なので「サインがあった」などと、危険な状態にあることを察せよというのでしょう。
以前「助けてと言えない」理由を紹介したことがあります。性別”「女性が男性から援助を受けることは自然であるが.男性から女性への援助要請は、自主自立という男性の性役割観に反する」という伝統的性役割観の影響がる。”
自尊心の問題では“ 援助要請は.自身の問題予防・解決能力の低さを他者に露呈することによって自尊心を脅かすことにもなりかねない”などなどです。
自分の少年時代のことと併せて考えると、助けてと言わないところに自分を見出しているとも言えそうです。つまり人の助けを借りる必要がない主体が自分だという理解です。そうした人間性が身につく背景に「強くあれ」「負けるな」「弱音を吐くな」といった環境があったからでしょう。
それも大切なことですが、安心して弱音を吐ける環境も大事です。そのためには具体的に、弱い人が社会の表面に居て、助け合うことが当たり前である社会になることです。
その弱い人の中に、野宿者なども入ります。ホームレスをさして“あんな風になりたくなかったら、もっと勉強しなさい”などといったり、もっと大きく言えば、「カンバリズム」が助けてと言えない環境をつくっているともいえます。
上村遼太くんは、グループから抜けようと思ったとあります。残念なことです。
少年はなぜ、助けてと他に救いを求めようとしなかったのか。これは上記の少年ばかりでなく、児童虐待の現場でも言えることです。基本的に助けを他に求めようとしない構造がある。なので「サインがあった」などと、危険な状態にあることを察せよというのでしょう。
以前「助けてと言えない」理由を紹介したことがあります。性別”「女性が男性から援助を受けることは自然であるが.男性から女性への援助要請は、自主自立という男性の性役割観に反する」という伝統的性役割観の影響がる。”
自尊心の問題では“ 援助要請は.自身の問題予防・解決能力の低さを他者に露呈することによって自尊心を脅かすことにもなりかねない”などなどです。
自分の少年時代のことと併せて考えると、助けてと言わないところに自分を見出しているとも言えそうです。つまり人の助けを借りる必要がない主体が自分だという理解です。そうした人間性が身につく背景に「強くあれ」「負けるな」「弱音を吐くな」といった環境があったからでしょう。
それも大切なことですが、安心して弱音を吐ける環境も大事です。そのためには具体的に、弱い人が社会の表面に居て、助け合うことが当たり前である社会になることです。
その弱い人の中に、野宿者なども入ります。ホームレスをさして“あんな風になりたくなかったら、もっと勉強しなさい”などといったり、もっと大きく言えば、「カンバリズム」が助けてと言えない環境をつくっているともいえます。
上村遼太くんは、グループから抜けようと思ったとあります。残念なことです。