主要教団の信者数の推移が、以前紹介(28.8.25)した『宗教とこころの新時代』に掲載されていました。この表は、本の中の「9.成熟社会における宗教のゆくえー宗教復興か世俗化か」(芳賀学)の章に掲載されていたものです。
この章には、各種世論調査の統計の紹介があり、その数字だけ転載していきます。
読売新聞社による世論調査の結果である(読売新聞世論査部編2002)
自分自身が宗教を信じているかどうかを問われて、「信じている」と答えた人たちの比率。
89年には28.0%であったが、それから五年後94年には26.1%と低下し、一連のオウム真理教事件発覚後の95年には20.3%にまで落ち込んだ。この数値は、98年には20.5%と低いレベルにとどまったものの2000年代に入ると、22.8%(00年)、21.5五%(01年)、22.9%[05年]とやや盛り返し、08年には26.1%と94年と同レベルにまで回復した。このデータを見ると、日本社会において宗教は21世紀に入ってその勢力を再度増しているように思われる。(以上)
「宗教的なもの」に対する意識変化
「日本人の意識」調査におて、「宗教とか信仰とかに関係すると思われることがら」として七つの中で信じているものを答えてもらった結果(複数回答、単位%)の経年変化を表したものである(NHK放送文化研究所編2015)。この調査は、NHK放送文化研究所が全国の16歳以上の国民を対象に73年から5年ごとに実施しているものであり、もっとも信頼のおける調査このデータの一つである。
NHK放送文化研究所の分析では。世代や年齢などによって項目ごとに意識に違いがあることも明らかにされている。たとえば、「仏」と「神」の肯定率は上の世代ほど高い傾向があり、1900年代生まれの世代では「仏」または「神」のいずれかを肯定する比率が8割に達するのに対して、70年代後半以降生まれの世代では2割から2割強に過ぎない。一方、、「奇跡」「お守り・お札の力」「あの世」の三項目に関しては、若年層・中年層・高年層に分けた場合、若い層ほど肯定率が高く、近年。その傾向が顕著になっている(以上)
「神仏と名何か」という文化そのものが、若い世代には伝わっていないのでしょう。若い世代には、仏とは何かというところから、語る必要があります。
一年間、有難うございました。
この章には、各種世論調査の統計の紹介があり、その数字だけ転載していきます。
読売新聞社による世論調査の結果である(読売新聞世論査部編2002)
自分自身が宗教を信じているかどうかを問われて、「信じている」と答えた人たちの比率。
89年には28.0%であったが、それから五年後94年には26.1%と低下し、一連のオウム真理教事件発覚後の95年には20.3%にまで落ち込んだ。この数値は、98年には20.5%と低いレベルにとどまったものの2000年代に入ると、22.8%(00年)、21.5五%(01年)、22.9%[05年]とやや盛り返し、08年には26.1%と94年と同レベルにまで回復した。このデータを見ると、日本社会において宗教は21世紀に入ってその勢力を再度増しているように思われる。(以上)
「宗教的なもの」に対する意識変化
「日本人の意識」調査におて、「宗教とか信仰とかに関係すると思われることがら」として七つの中で信じているものを答えてもらった結果(複数回答、単位%)の経年変化を表したものである(NHK放送文化研究所編2015)。この調査は、NHK放送文化研究所が全国の16歳以上の国民を対象に73年から5年ごとに実施しているものであり、もっとも信頼のおける調査このデータの一つである。
NHK放送文化研究所の分析では。世代や年齢などによって項目ごとに意識に違いがあることも明らかにされている。たとえば、「仏」と「神」の肯定率は上の世代ほど高い傾向があり、1900年代生まれの世代では「仏」または「神」のいずれかを肯定する比率が8割に達するのに対して、70年代後半以降生まれの世代では2割から2割強に過ぎない。一方、、「奇跡」「お守り・お札の力」「あの世」の三項目に関しては、若年層・中年層・高年層に分けた場合、若い層ほど肯定率が高く、近年。その傾向が顕著になっている(以上)
「神仏と名何か」という文化そのものが、若い世代には伝わっていないのでしょう。若い世代には、仏とは何かというところから、語る必要があります。
一年間、有難うございました。