仏教を楽しむ

仏教ライフを考える西原祐治のブログです

三浦明利さん41の記事

2024年08月04日 | 正しい絶望のすすめ
『読売新聞』朝刊(2024.8.4)「顔」に、三浦明利さん41の記事が掲載されていました。

ベストアルバムを出した奈良・光明寺住職

奈良県出身。大学在学中に結成したバンド「Moga Hoop」はコンテストでグランプリを獲得。寺では、子供や地域住民らが芸術文化を学べる「光明寺子屋」を開いている。


メジャーデビューから13年。シンガー・ソングライターとして、ペストアルバム「月愛三昧」を出した。住職に就いた際に一度は音楽の夢を諦めた。「ここまで続けさせてもらえた。数え切れない方にありがとうを伝えたい」
 幼少期からピアノを習い、中学2年でギターを始めた。大学時代に結成したバンドが人気を集め、事務所と契約。3枚目のCDリリースを控えた2008年、奈良・吉野の実家「光明寺」を継がなければならなくなった。メンバーは「明利の役割だよ、悩むことない」と背中を押してくれた。演奏用機材は全て人に譲り、音楽ときっぱり離れた。
 2年ほどして緩和ケア施設からボランティアの声がかかった。ごく近い距離で弾き語りを披露し、みんな一緒になって楽しむ貴さを覚えた。「今もすごく喜びを感じながら一回一回の演奏に向き合えている」と話す。
テレビ出演で話題を呼び、11年、すべての人への感謝を朗やかに謳う「ありがとうー私を包む~」でメジャーデビューした。「一度は諦めても、ずっと大好きでいれば何かつながっていくことがあるんだと知りました」
 ベスト盤には、東日本大震災の被災者による詞を用いた楽曲や平和を願う新曲を収録。
僧侶として伝えたいことは表現できたと感じ、今後はラブソングも歌っていきたいという。「お坊さんが歌う恋愛の歌は聴きたくないのではと思って、どれだけ湧き出てきても発表してこなかった。10年以上歌ってきた今ならやってみてもいいのかな」。そう言って優しく笑った。(大阪文化部 池内亜希、写真も)
コメント
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